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2006年8月30日 (水)

稽古場バラシ!

今日で「プライベート・ライヴズ」の稽古は終わりなんですが。
早い・・・
もう稽古終わりですか。
次は、劇場入りですよ。

今年も夏がなかった・・・
いや、あったと言えばありました。
駅から稽古場への灼熱地獄は、
確かに真夏でした。

でも、それだけかよ。
海~とか、
山~とか、
リゾート~とか、
ひと夏の恋~とか、
そんなものは、なしかよ。
稽古のみかよ。

稽古のみなのかよ!

と、何度自分に問いかけてみても、
稽古のみ、
です。
まあいいか、稽古楽しかったし。

なんか知らないが、
昨夜は、ほとんど寝られないまま、
4時頃からなんだかんだやってたんですが、
(基本的には、Number永久保存版を読んでいた)
稽古場に来てみたら、
葛山しんちゃんが、爽やかな顔で、
「昨夜は考えてたら全然寝られませんでした」
と言ってました。
全然寝られなくて、そんな爽やかな顔かよ。
どこの星の人だ、葛山しんちゃん。

あと、演出・山田も、
「なんか、5時頃起きてしまいました」
と言ってました。
まあ、演出・山田の場合は、
寝るのが早くて起きるのも早い。
ただ単に年寄りなだけだと思います。
六時間寝たって言ってたし。

で、稽古場での通しもラストです。
12時半から通しです。
マチネより早い通し開始時間だ。

でも、すでに一日2回通しもやったし、
衣裳あり通しもやったし、
未知なことが随分なくなったためか、
肩の力がいい感じに抜けてて、
飯島的には、一番楽しく観られました。

寝ませんでしたよ、勿論。
眠くもならなかったし。
全然、素晴らしく楽しい。
私は、ですけどね。

お客様も楽しいといいんですけど。
お客様にも楽しんでいただけますように。
とにかく、私が楽しいのは、もう十分なので、
お客様が、楽しくご覧いただけますように。
今、念を送ってるのは、これのみです。
「そんなに飯島が、観ろ観ろとうるさく言うなら、
観てやろうじゃねえか」と思ってくださっているお客様に向けて、
念を送ってます。
あと「今は、別に観たくないし」
と思っていらっしゃるお客様に向けては、
「観たいという気持ちになってください~」
という念を送ってます。

だって、何しろ、
芝居をやる上で、
何が一番重要で、最も大切で、絶対にはずせない要素かというと、
それは、勿論、
お客様
だからです。
観てくださる方がいない芝居は、芝居じゃないです。
お客様に観て頂かないと、
「プライベート・ライヴズ」は芝居として、
成立しません。

お願いです。
一人でも多くの・・・
とは、贅沢かもしれませんから、
もう、お一人でいいです。
お客様が、お一人様なら、そのお一人様のために、
全力で芝居やります。
(本番は私はすることないですけど、他のスタッフキャストがやります)
お客様がお一人もいらっしゃらない、
なんてステージが、
どうか、ありませんように!

よろしくお願いいたします!!

で、稽古場撤収。

撤収しようと思ったら、
私、異様に荷物多いですよ。

なんだ、これ!?

来る時、すでにバッグ2つだったんですけどね。
それに、加えて、
稽古場に置きっぱなしにしてた、
パソコンが何しろ重いし、
「PRIVATE LIVES」英語版をはじめとして、
今まで書いた分、全部稿を、
何かあった時のために置いておいたし、
あと、稽古場靴もあるし、
さらにそのうえ、
稽古場で稽古着着る必要ないのに持ってきてる稽古着もあるし、
それらを全部、持ったら、

「何者だ、おまえ!?」

って感じになっちゃいました。

さらに説明を加えると、

「全財産をバッグとか紙袋とかにつめて、
持って歩いて移動している人」

に、限りなく近いです。

ていうか、それ、そのまんまだ。

うんざりです。
帰りたくないです。
でも、稽古場バラシが始まっていて、
すぐ帰れ、今帰れ、さっさと自分の荷物は片付けて帰れ!
な空気が充満してます。

了解しました。
帰ります。

じゃ、劇場で。

このページをお読みくださっている、
ごく少数だと思われますが、
奇特で貴重な皆様、
その中で、さらに奇特な
「観に行ってやろう」と思って下さっている、皆様!
(複数形にしても大丈夫か? 
お二人様くらいはいるだろうから、複数形で大丈夫だよな)

劇場で、お会いしましょう。

いや、私と会ってくださいとかそんなことは言いません。
「プライベート・ライヴズ」
という芝居と、出会ってください。

じゃ、お疲れ様でした。

荷物、重い・・・・

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2006年8月29日 (火)

衣裳が稽古場に来ました!!

今日は、衣裳ありの通しがありました。
なので、当然衣裳が稽古場にやってきました。

これがまた、出来上がりが、
もう言葉もないほど、目も眩むほど、
ゴージャスで素敵なんですよ!!!!!!
(!が足りないですよ、これくらいじゃあ)

いいなあ・・・
これを着られるなんて。
どれもこれも、飯島が着られるようなもんじゃないし、
着てみたとしても、逆立ちしたって、
どうしたって決して似合うことがありえない衣裳ばかりだからです。
いいなあ、うらやましいなあ、
とは、思うけど、
飯島だって、現実はわかってます。
見てるだけです。
ゴージャスな衣裳は、見るもので、
私が着るものじゃないです。

でも、見てるだけでも、素敵です。
なんて素敵な衣裳たち!

私は、自分の洋服を買うことには、
ほぼ興味もモチベーションもないのですが、
素晴らしい衣裳を見るのは、
とても好きです。

プロデューサーの山家さんの証言によると、
衣裳の仮縫いとかを見ている飯島は、
なんか、何をしてる時よりも嬉しそうな満面の笑みだそうです。
その時の飯島は、声を掛けても気づかないほどだそうです。

だって、衣裳も、
それを着ている役者さんたちも凄く素敵なんですよ、実際!

久世のんちゃんのイヴニングドレスは、
もうため息出ます。
それを身に着けたのんちゃん、
なんて、シックでエレガントなんだろう・・・(再びため息)

葛山しんちゃんは、
言うまでもないですが、
想像以上に、カッコイイです。
なんかもう、何を着ても決まるんですよ。
そんな人、世の中にいるんだあ・・・
いるんですよね。
衣裳も、しんちゃんに着て頂けて、
本望だと思います。
こうなると、ときめくとか惚れるとかいう段階じゃないです。
憧れです。
憧れるしかないです。

王子西様がですね、
これが案外、
って、案外ってのは、失敬ですけど、
衣裳着ると、ハイソな雰囲気になってるんですよ。
上品なんですよ。
チャーミングなんですよ。
衣裳のおかげか?
いや、やはり、王子だから、
ハイソにもなれるのか。
なにせ王子だもんなあ。

衣ちゃんも、
いつもの衣ちゃんとは完全別人に変身の可愛いドレスですよ。
でも、喋ったり動いたりすると地が出て、
がっかりします。
いえ、衣裳にはがっかりしません。
キュートです。
歩くと裾の流れが、すごく素敵なんですよ。
衣ちゃんじゃなくて、衣裳の動きを見ちゃいましたよ。

詩梨ちゃんの、メイドさん衣裳じゃない方の、
普段着のワンピースも、
詩梨ちゃんだけ、ハイソな人じゃなくて、
庶民なんですが、
それでも、すっごく可愛い。
時代が1940年代初めの設定ですが、
今着てても可愛い。
むしろ、襟とか袖とかのデザインが、
今のものより、圧倒的に可愛いですよ。
いいなあ、40年代の古き良き時代のデザイン。

もうため息つきっぱなしですよ。
顔がにやけます。
私が作った衣裳でもないし、
私が着る衣裳でもないけど、
でも、私が参加した芝居に出てくる衣裳ですから、
何もしてなくても、
私が自慢してもいいと思います。

えーっと、だから、稽古はあんまり覚えてないんですが。

出演者の皆さんが、
衣裳を着て芝居してたので、
衣裳ありの通しがあったと思います。

衣裳があると、役者さんのお芝居は、
いきなり違ってくることが多いです。
これで、劇場に入って、
照明とかちゃんと入ってくると、
さらに違ってきます。
本番モードということも勿論ありますが、
衣裳着ただけで、ノリが格段に良くなります。

昨日、2回通しをやっちゃったので、
役者さんたちも、不安がひとつ解消されたのか、
もう、多少のことがあってもビビッたりしないと、
腹が据わったのか。
今日の通しは、
衣裳あり、という新しい要素はありましたが、
またもさらに、面白かったです。

このまま、本番ではもっと面白くなれ~!
(念を送っています。
もう、私は念を送る以外にやれることないです)

舞台スタッフの加藤さんが、
小学生の時からサッカーやってらして、
小学生当時は、皇帝フランツ・ベッケンバウワーの大ファンで、
ベッケンバウワーのユニフォーム持ってるってことが判明しました。
私は、小学生当時ファンだったのは、
オランダの伝説のキャプテン、ヨハン・クライフです。
加藤さんは、オランダサッカーはあまり好きじゃないそうです。
が、明日は、加藤さんオンリーに向け、
バルサのユニフォームを、稽古場着にすることにしました。
バルセロナのホームユニフォームは、
あきらかにバルセロナ!で、かなり恥ずかしいので、
サードのユニフォームを着ます。
大体、ホームは持ってないし。

帰宅して爆睡するかと思ったら、
今日はなぜか眠れません。
衣裳で、テンションあがったからかもしれません。
なんか、ほとんど寝てないまま、
4時には、横になっていられなくなって、
完全に起きてしまいました。

・・・仕事しろという神様のお告げだろうか。

でも、
Number永久保存版中田英寿を読んでいました。

今日の通し、寝るかも。
稽古、最終日だっていうのに。
寝たら、ごめんなさい。
今から謝っておきます。

じゃ、最後の稽古に行ってきます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

飯島が所属する自転車キンクリーツカンパニーのサイトでも、
一応、私が、なんかコラムのようなものを書いているのですが、
そちらも今日新しいのが載りました。

やはり、
「プライベート・ライヴズ」についてしか、
書くことはないのですが、
稽古場のこととか、ほとんどすべて、
ここに書いてしまってるので、
悩みぬいた末に、
演出・山田観察日記のまとめレポートを書きました。
罵倒とか悪口とか突っ込みは、ここでさんざんやってしまったので、
それはないです。
ないはずです。
・・・ちょとは突っ込んだり罵倒したりしたかも・・・・

だから、演出・山田に興味がない方は、
あまり面白くないと思うので、
無理にとは言いません。
なにせ、原稿を受け取ったうちの制作が、
あまりの長文に、
読んでる途中で、寝たそうです。
誰も読まなくても、読んだ誰かが寝てもいいですが、
自分のとこのスタッフが寝るのは、どうだろう。
長文だろうが、内容が興味なかろうが、
とりあえず、読んでくれ。

なので、
すごーく暇だったら、とりあえず、読んでみてください。
こちらです。

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2006年8月28日 (月)

1日に通しが2回、ですと。

早めに家を出ることができたので、
稽古場に行く前に紀伊國屋に寄りました。
芝居観るためじゃなく、
本見るためです。

失敗でした。
駄目だ・・・欲しい本がどんどん目に入ってきて、
このままでは買ってしまう。

私は、1980円の洋服を買うのにも、
すごく考えます。
服とかバッグとか装身具の衝動買いというのは、
ないです。
1980円の服を買うのに、
一回家に帰って考えながら、一晩寝て、
それでも欲しいと思ったら買います。
ユニクロの580円のシャツとかでもそうです。
洋服で五桁のものなど、三ヶ月くらい考えます。
三ヶ月考えるのは、案外いいです。
三ヶ月考えると、バーゲンになってたりするからです。

でも、これが本だと衝動買いばっかりです。
「これもこれもこれもこれも、読みたい。
あ、新刊が出てる。これもだ。
お、このマンガも新しい巻が出てたのか。
よし買う」
五桁になってしまうことがけっこうあります。
服の四桁は一晩考えるのに、
本の五桁は平気の平左です。
お金がいきなり増えたわけでは、勿論ありません。
金はない。
でも、買ってしまいます。

駄目だ。家賃も払えてないのに、
本を買ってしまっては駄目だ!
本があっても家がなくては、
本棚がないぞ!

それに第一重いじゃないか。
稽古場に行くのに、
見物してるだけで何の仕事もないのに、
理由は知らないが、二つもバッグ持ってる私は、
これ以上のものは持って帰りたくない。
しかも、何冊だか判らない本なんて。

そうだ。
買ってはいけない。
早く出るんだ。
何か買ってしまわないうちに、紀伊國屋書店を出るのだ!
さっさと出ろ!
今出ないと大変なことになるぞ!

よし!出られた!
成功だ。自制心が強いな、私。

あ、これ何だ?
なぜいつのまにかこんなものがバッグの中に入っているのだ。
「Numbere永久保存版中田英寿」
なんであるんだよ、読んだことないのに、
駄目じゃん!
自制心ないじゃん!

万引きじゃないですよ。
万引きなら、まだいいです。
いや、よくないです。
万引きは犯罪です。
お金払って買っちゃった!

Numberの中田英寿特集だとすると、
今しか買えないだろうと思ったのか、
無意識のうちに買ってました。
なぜ、これを買ったのだ、飯島。
半分以上、中田英寿さんのお写真ばっかだ。
当たり前だ。特集なんだから。
サッカーしてるところならまだしも、
かっこいい服着て、かっこつけた顔してる写真とか、
どっかに旅行に行った時の写真とかも多い。
別に、旅行を楽しんでる中田英寿さんの写真は見たいわけじゃない。

稽古場に行ったら、
「早いですね」と言われました。
そうです。早いんです。
本の衝動買いを防ぐためです。
でも、Number中田英寿は買ってしまいました・・・・

そういや、水沼さんが監督になったなあ。
勝ってよかったですね。
別に、マリノスのファンじゃないですけど。

ここだけの話ですけど、
26日の土曜日は、
甲府に、
ヴァンフォーレvsジュビロ戦を見に行く予定だったんです。
勿論、稽古サボって、
「仕事があります」って嘘ついて。
日本代表戦だと、さすがに最近は、
サボると稽古場にもバレる感がありますが、
ヴァンフォーレ・ジュビロなら、気づかれまい。

でも、なんと一回目の通しだったので、
さすがにそれはできませんでした。
初通しサボって、ヴァンフォーレ・ジュビロはない。

前に悪魔の親玉・渥美さんが、いらした時に、
「今度来るのは、26日です」
と聞いた時に嫌な予感がしてはいたんです。
渥美さんが来るということは、
ここには確実に、通しがあるぞ。
だとすると、ヴァンフォーレ・ジュビロは諦めざるを得ないな・・・と。

悪魔の親玉・渥美さん、ご本人に向かって、
「あの、私、26日は、
甲府にサッカー観に行こうと思ってたんですよ」
と訴えると、
悪魔の親玉・渥美さんは、
「行けばいいじゃないですか」
と仰った。
笑顔で、皮肉なしの本物の爽やかな悪魔の笑顔で。

いや、通しがあるのに、
さすがに、
いくら、稽古場にいてもいなくてもいい飯島でも、
初の通しをサボって、
ヴァンフォーレ・ジュビロ戦を観るのはどうだろう。
バレなくても、誰も非難しなくても、
小心者なので、自分で自分を責めてしまって、
罪悪感で、ヘコんでしまいます。

というわけで、
ヴァンフォーレ・ジュビロ戦には行かないで、
通しを見ました。
まあ、レバノン料理も食べられたし、
いいか。

で、今日の稽古ですが、

通し、2回。

通し、2回。

通し、2回。

何度読んでも、予定表にそう書いてあります。

ということは、
通しが2回あるということです。
予定だけど、多分あります。

通し2回は、
役者さんは勿論、舞台スタッフも死にます。
私は観てるだけだから、多分、半死くらいでしょう。

本番には、マチネ・ソワレの2回公演がありますから、
稽古の段階で、一日2回をやっておくのは、
非常に良いことです。
体力がどの程度消耗するから、ペース配分をどうすればいいかとか、
2回ある時に、やっておかなくてはならない段取りの確認とか、
そういうことが、
稽古場でできるのは、
すごく素晴らしいことです。
贅沢とさえ言えます。

けど、通し2回かよ。
観てるだけだけど、
やはり、私といえど、緊張はするわけで、
観てるだけでも、疲れるわけで、
けっこう、疲れたりする年齢なわけで・・・

通し、2回かよ。

ま、いいや、私以外の人の方が大変なんだ。
役者さんが2回なのは勿論、
転換だって、2回だし、すげえ大変です。
そうだ、私なんか全然大変じゃないぞ。
頑張ろう。
いや、私は、見ながら、念を送ることしかしてないですけど。
でもって、私の念は、送ってもあまり効果ない念ですけど。

私の念の消耗はさておいて、
2回目の通しも、
芝居がボロボロになったりすることなく、
面白かったです。

葛山しんちゃんとか、

あ、書き忘れてましたが、
しんちゃんは、葛山信吾ヘアから、
エリオットヘアになってます。
すごくいいです。ときめきます。
飯島がときめいていてどうする。

で、葛山しんちゃんとかは、
一回目、喧嘩シーンで大暴れして、
またも、どっかのネジが飛んだのか、
完全に、ワイルド・セクシー・エリオットに変化したのか、
二回目は、冒頭から、調子いいし。
いちゃいちゃシーンとかキスシーンとかも、
一回目より、濃厚だし。
もっとやってくれ。

久世のんちゃんも、
2回目の時は、
いつものきりっとした笑顔の合間に、
ふにゃ~っとした笑顔になってて、
可愛いんですよ。
ふにゃ~っとした無防備な笑顔。
髪の毛結んで、ふにゃ~っとした笑顔ののんちゃんを見たら、
私は、なんか、
「あら、久世アマンダって、百合の花みたいな人だ」
と思いました。
なんで、百合の花なのかは判らないです。
でも、百合の花みたいな笑顔です。
久世アマンダに惚れる人は多いでしょうけど、
それは、百合の花みたいだからだと思います。
惚れるぞ。
飯島が惚れていてどうする。

王子西様は、
2回目の通しにどうなるかと思ってたら、
ほら、やっぱ、小芝居を姑息にも変えてくるし。
いや、好きです、私は。
あと、ただの油断かもしれないけど、
なんか、最後の方で、ぐずぐずビクターになるとこは、
ほんと、ぐずぐずで、駄目男感が漂ってて、
演技かと思ってしまいました。
演技なのか?
役者さんに向かって、演技なのかって、かなり失礼だ。
演技ですよね。
演技だと思います。
演技だと思いたいです。

シビル衣ちゃんはねー、
2回目も同じですよ。
元気だなあ。
泣き声、一回目よりデカクなってるし。
うるさい。
若いなあ。

詩梨ちゃんも2回目でも、
調子悪くならないし。
出てるシーンが、他の人と比べて少ないというのはありますが、
頑張れ、詩梨ちゃん、
舞台あらしになってくれ。

通し2回やってよかったと思います。
でも、帰った途端に寝てましたけど。
起きたら、夜中の2時だ。
なぜこんな意味ない時間に起床する。

・・・・仕事でもしろという神様のお告げか?

聞き流しておこう、神様のお告げは。

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2006年8月26日 (土)

初通し!

本日、「プライベート・ライヴズ」稽古場は、
初めての通しでした。
通しというのは、
芝居を最初から最後まで、
一気呵成にやりきることです。

初めての通しは、私でも物凄く緊張します。
別に出てるわけじゃないく、
見てるだけですが、
それでも緊張します。
何しろ、この芝居の全体像が、
初めて目の前にたち現れるのです。

今まで、それぞれの場面を、
分けて稽古していた時は、
完全に呑気な観客の私ですが、
この初の通しで、もし万が一、
「これは芝居として成立していない」
とか言うことになったりなんかしたら、
大変なことです。
稽古を見ている限りは、
そんなことはありえないのですが、
それでも心配です。
取り越し苦労と判っていても不安です。
台本に問題があるから芝居になってない、
という可能性もないことないからです。
しかも、ほんとに台本が駄目ってのが、
問題の原因だとしたら、
今からは根本解決はできないですし。
ないことないことが、頭をよぎって恐怖で満杯になります。
いや、あることあることかもしれない・・・

さらにそのうえ、
通しを見てる間は、私には何もできません。
キャストとほかのスタッフの皆様に任せるしかないんです。
「お願いだから、芝居になっていてください。
さらに贅沢な悩みですけど、
できるなら、面白い芝居であってください」
と、念を送ることしかできません。

話は全然変わりますが、
壊れていたら完全にヘコむので、
触らないようにしていた、
フリーズしたDVDに、
勇気を持って電源入れてみたところ、
普通に動きました。
やった!

これは、
パルコプロデューサーの祖父江さんが、
私のパソコンとDVDが直るように、
念を送って下さったおかげです。
祖父江さん、ありがとうございます。

で、通しですが、
いつも稽古場にいるスタッフ以外にも、
装置、照明、音響、衣裳、ヘアメイクのご一同と、
そして、
悪魔の親玉・渥美さん、
とか、
たくさんの人々がいらしたので、
稽古場ですけど、初通しですけど、
なんか大勢の観客がいます。

あ、
ノエル・カワードさんは、いらっしゃいませんでした。
日本語でやってるし、仕方ないか。

さあ、通しが始まるぞ。

すげえ緊張します。
そして、何もできない私。

やっぱ、祈るしかないです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

通しは無事終了しました。
私は、面白かったです。
私が面白ければ、まずは、いいです。
あとは、演出・山田と役者さんたちが、
さらに面白くしてくれることでしょう。

あー、ほっとした。

通し無事終了を祝うために、
また、お食事会がありました。

今日のお食事会は、レバノン料理でした。
現在のレバノン情勢と世界平和について語り合う、
アカデミックなお食事会です。
さらにベリーダンスショーを鑑賞できるという、
非常にレベルの高い、アカデミックなお食事会です。
ベリーダンス付きレストランに決定したのは、
お食事会永久幹事の西様です。
レバノン料理ってどんな料理だか知らないけど、
ベリーダンスショー付きが決め手になったようです。

レバノン料理ってなんだか全然知らなかったのですが、
「レバノン料理って、トルコ料理の親戚みたいなもんか?」
とか話してたら、
レバノン料理店主ジョーが、いきなりすっ飛んできて、
「レバノン料理、特徴は、なにしろ、ヘルシー!
ヘルシーな証拠に、オリーブオイルとレモンジュースしか使いません!
サラダ油絶対に使いません!
野菜たくさんです!
ヘルシーです!
レバノン料理、ヘルシーでおいしーです!
なので、世界的に有名です!!
お見知りおきください!!!」
と丁寧な物腰と口調ながら、
なんで世界的に有名なレバノン料理知らねえんだよ!
という怒りをこめて、ご説明くださったので、
大変よく理解できました。
ありがとうございました、店主ジョー。

西様の愛する葛山しんちゃんは、
よんどころない用事で、参加できなかったのですが、
同じくらい西様が愛している久世のんちゃんは、
お食事会の間、またも西様をかまってくれてたので、
西様、嬉しかったと思います。

のんちゃんが、
またまた、新たな西様のあだ名を考えてついて、
命名しました。
その名は、
「キャラメル王子」
です。

キャラメルボックスさんの王子様なので、キャラメル王子です。
主眼は、「王子」です。
のんちゃんは、
西様は、おとぎ話の絵本とか昔の少女マンガに出てくる
王子様のコスプレが似合うと確信してるそうです。
真っ白のタイツと、
赤いビロードのちょーちんブルマみたいな王子様の衣裳が、
絶対にぴったりだと思っていて、
その姿の西様のイメージが、
頭の中にはっきりとあるのだそうです。
稽古の初日に「西様」と命名した時も、
すでに、そのイメージがあったのかもしれません。

なので、西様には、
「王子」という呼び名も増えました。

王子西様は、
アラックというレバノン蒸留酒をお頼みになり、
「余の口には合わない酒である」
と仰せになりながら、
飲んでおられました。
お口に合わないアラックの次には、
「えっちなラムセス」
というカクテルをお飲みになられました。

おそらく、稽古で、セクシーな演技を見せる、
しんちゃんのんちゃんに対抗しようと、
王子はお考えになったことと思われますが、
「えっちなラムセス」におなりになってどうなさろうというのでしょうか。
おそれながら申し上げます。
「えっちなラムセス」は、方向が違うと思われますが、
いかがなものでしょうか、王子。
いえ、王子が「是が非でも余はえっちなラムセスである」と仰るのでしたら、
私に、異存があろうはずがございません。
「えっちなラムセス」でけっこうでございます。
王子は「えっちなラムセス」であらせらせます。

お帰りの際、
口笛を吹くとどこからともなくやってくる、
王子の愛馬の白馬フィリップが、
夏休み中だったらしく、
代わりに自転車にまたがり、
「さらばじゃ、皆の者」と仰せになると、
王子は、颯爽とお帰りになりました。

明日は日曜で、稽古休みです。
私は爆睡する予定です。

|

2006年8月25日 (金)

仕事ですから

朝、稽古場日誌書きながら、
葛山しんちゃんのテレビ見ました。
生放送なので、
すごく頑張って喋っていたと思います。
長考してる場合じゃないですよね。
放っておくと、爽やかになってしまう人なので、
朝でも爽やかでした。
ふつー、朝は爽やかなのか?
朝は、どろどろですけど、私は。
私のことはどうでもいいですか。

しんちゃんのお写真が紹介されてましたが、
海辺で、しんちゃんとしんちゃんお嬢様が遊んでる写真、
すっごくいい写真でした。
なんか、涙出そうになっちゃいました。
いいなあ。幸せそうだなあ。
「葛山しんちゃんの生放送を見て思ったこと」
の感想文を終わります。

で、朝からお仕事のしんちゃんが早かったためもあり、
稽古はいつもより早く開始になりました。

今日は、一幕二幕三幕、
つまり、全部やる、です。
最初から最後まで見られるぞー!やったー!
役者さん、スタッフの皆様は大変ですけど。

しんちゃんは、一所懸命に芝居してると、
なんか、顔真っ赤になります。
怒ったりする場面では、マジ赤くなります。
今回は、東京は青山円形劇場で、舞台と客席が近いから、
そんなことまで、すっかり見えます。

キスするとこもあります。
ラブラブの恋人同士って設定ですから。
その場面は、
いきなり、私は、一番近い席で見てます。
なんだ、それ。
仕事なのか。
仕事のふりした覗き趣味なのか。
仕事です。
仕事です。
ほんと仕事です。
ほんとは、ちーとも見たくないです。
あーあ、明日も見るのか、嫌だなあ。
仕事って、辛いことばかりです。

これから、キスするって私は知ってるんですが、
なぜなら、私は台本を読んでいるし、
稽古も見てるからですが、
それでも、しんちゃんのんちゃんのキスの瞬間を見てしまうと、
ドキっとしてしまいます。
ドキっていうか、心臓バクバクです。
本番には、もっとドキドキするキスシーンになってると思います。
どぎまぎして、もう直視できないくらいなことになってると思います。
それでも私は最前列で見ます。
本番に、キスシーンだけ、最前列で見てる馬鹿がいたら、
それは私です。
でも、仕事ですから。

のんちゃんもしんちゃんも、
ほんとセクシーだ。
「日本人は、キスシーンが、外国人とかに比べると、
あんまりうまくない」
とかいう思い込みがあったんですが、
いや、なんのなんの。
とんでもないことですよ。
すごい素敵でドキドキものですよ。
見てる私は、心臓口から飛び出すですよ。
稽古場で、心臓口から飛び出すようなものが見られるなんて、
なんて素敵♪

飯島は、完全に見てるだけの人で、
当事者じゃないけどな。
それでも、ドキドキしたって、いいじゃないか。
悪いかよ。
仕事です。
仕事なんです。
ものすごく仕事なんです。
徹底的に仕事なんです。
終始一貫仕事なんです。
徹頭徹尾仕事なんです。
仕事って、ほんと大変です。

西様は、キスシーンのインパクトに負けてはいけないと思ったか・・・
でも、西様にもキスシーンはありますよ。
あるんですよ。これがあるんです。
なぜあるんだろう。
台本に書いてあるからか。
で、しんちゃんのんちゃんのキスシーンのインパクトに、
負けてはいけないと思ったのか、
なんか、姑息な小細工な小芝居が、
心なしか増えてるし、
しかも、濃くなってるような気がします。
これ、いい意味で、です。褒め言葉です。
私は、姑息な小芝居、ものすごく好きです。
私が好きでも、意味ないか。
それに、これ、見物してるだけの私の感想だし。
じゃあ、もっと言ってもいいか。
もっとやれ、西様。
私は駄目出しするのは仕事じゃないです。
野次るのが仕事です。
苦労が絶えない仕事です。

芝居を最初から最後まで、続けてやってみると、
あの悪魔の親玉・渥美さん指導の大喧嘩シーンでは、
もうちょっとで死ぬかってほど、息も絶え絶えになってる、
しんちゃんのんちゃんがいます。
でも、息あがってるしんちゃんのんちゃんも、
これが、また、色っぽい。
私は、なんか、見る観点違うか?
いや、仕事仕事。
これも仕事。
ただ毎日見物してるだけなのが、仕事。
仕事じゃなきゃ、やってられませんよ。
ほんと仕事って、甘いもんじゃないです。

あとは、衣ちゃんと一緒に、
稽古場でお菓子を食べて、
お喋りするのが、私の仕事です。
なんかお菓子がいっぱいあるから、
味見して、
稽古場お菓子ベスト10を作らなくてはなりません。
こんなこと仕事じゃなきゃ、やりませんよ。
仕事って理不尽だなあ。

じゃ、仕事に行きます。
辛いことばかりの稽古場ですが、
仕事だから仕方ないです。
仕事なんだから、我慢しようっと。
同情はいりません。

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2006年8月24日 (木)

ぷんすかのんちゃん、可愛かったです

またも朝まで、
やったことのない歌詞作りをしていた。
知ってたけど、私に歌詞作りの才能はない。
いや、才能とまでは言わん。
とりあえず、なんか歌詞みたいなものができる知恵とかコツとかを、
ちょっとだけ、今だけでいいから恵んで下さい、神様。

やったことないことに挑戦するのは、
素晴らしいことだし、
この歳になっても、
新しいことができるのは、
ワクワクするが、
それは、時間と気持ちに余裕がある時にしていただきたい。

私以外の世界中の人は、
何の関係もないことだが、
真夜中に歌詞作りで悩んでて、
大発見してしまった。
まさにユリイカ!な気持ちだった。
ユリイカ言ったの誰だっけ。
風呂の水が溢れた人か?
別に誰でもいいが。

「なぜ、私がつけたい歌詞がつけられないんだろう」
と、丑三つ時に悩んでたら、
天啓がひらめいた。

私が歌詞を作ろうとしてる曲、
それは、タンゴだったのだ!!!!!!

それは、選曲家・山田が、
選曲した時から、実は知ってたのだが、
歌詞つける段になって、
さらに思うようにつけたい言葉が、
曲につけられないという段になってから、
あらためて気づいた。

これは、タンゴだ。

だからどうしたと、
世界中の人がお思いになるだろうが、
タンゴって、
チャ、チャ、チャ、チャ、とか。
チャチャッチャ、とか・・・
なんだよ。
なんだか、判らねえな。
音符かなんかで書けよ、飯島。
とにかく、ですよ。
なんか、タンゴを思い浮かべてみてください。

私は日本人なので、
多分、基本、
七五とかで、つい歌詞を考えてしまうんだと思う。
だけど、なんだか、
タンゴは、3とか4なんですよ、
音符の刻みが、
ていうか、リズムがか?
音楽家じゃないから、全然判らないけど。
とにかく、3とか4なんですよ。
七五とかで歌詞考えてると、
字余りになって、
次のフレーズまで、言葉がはみ出て気持ち悪いんですよ。

3か、4なんだぁ~・・・・

と気づいたのが、朝の五時だかなんだかですよ。
誰か教えろ。
誰にも訊いてないから、
早く気づけ、飯島なんですが。

そっから、私がつけたかった、
なんだか壮大な(と自分はイメージしてた)
ストーリーを、
三文字か四文字の言葉で、
作り直しですよ。
結局、歌詞は、
なんか、アホみたいな、言葉遣いになっちゃった。

だって、
だって、タンゴなんだもん。

なぜタンゴなんだ。
なんでタンゴである必要があるんだ。
またも悪の元凶は、
演出&選曲家の山田だ山田だ山田だよ~!

で、山田への憎しみをこめて、
歌詞を作ってみました。
歌うのは、
久世姐さんですけど。
よろしくお願いします、久世姐さん。

で、今日の稽古ですが、

稽古前に、
詩梨ちゃんの衣裳の仮縫いを見ましたよ。
可愛い~。
すげえ、可愛い~。
詩梨ちゃん、お人形さんみたい。
素敵な衣裳だ。
こういう時に、役者さんていいなあと思う。
台詞とか段取りは、覚えたくないけど。

まずは、毎日恒例。
悪魔の親玉・渥美さんがたいへんなことにしてしまった、
大喧嘩シーンの稽古です。

演出助手の麻衣ちゃんが、
ストップウオッチで計ってます。
「5秒縮まりました!」
稽古場中、拍手。

5秒縮まるのが、なぜ拍手なのか。

それは、悪魔の親玉・渥美さんが、
「これ、本番は倍速ね」
といい置いて、去って行ってしまったからだ。

倍速・・・・

これを倍速・・・・

やっぱ、悪魔だ。渥美さん。
だから、五秒短縮が重要なんです。
悪魔の親玉に喜んで頂くためです。
いや、お客様もその方がお楽しみ頂けると思いますが。
いやいや、お客様に喜んで頂くのが優先です。勿論。
でも、なんか、すごいことだ・・・

そして、
三幕稽古でした。

私は、先週の金曜は別の仕事で、
土曜は、風邪と思い込んだ知恵熱で、
日曜は、稽古休みで、
月曜は、インタビュー原稿を家で書いてて、
水曜は、また別の仕事だったので、
三幕、久々見ました。

自画自賛というか、我田引水というか、
まあ、今、稽古場で仕事してるのは、
役者さんと、
私以外の初日が近づいてきて、忙しいスタッフの皆さんと、
あと、演出・山田なので、
私は、ただ阿呆のように見物してるだけですが、
でもね、
ほんと、面白いですよ。
当然ですけどね、
当然なことですがあえて言うけど、
先週見た三幕よりずっとずっと進化してます。
愉快なことが増えている~♪
楽しい~♪ 私は、ですが。
役者さんは大変だ。

そして、今日も久世のんちゃん持って帰りたい。
三幕ののんちゃんは、
ずーっとぷんすかしてるのですが、
ぷんすかのんちゃん、可愛いですよ。
「私は、なんか怖いと思われることが多い」
とご本人は残念そうに言ってるのんちゃんですが、
ぷんすかは、可愛い。
ぷんすかのんちゃん、すげえ可愛いぞ♪

で、
ぷんすかのんちゃんを、
演出・山田もお気に召したのか、

・・・なんか、呼び捨てで敬語って、
文章めちゃめちゃだな、飯島。
歌詞がつけられないのも当然だ。
ていうか、根本的なことを考えてしまうが、
じゃあなんで、台本なんか書いているのだ。
駄目だ。考えちゃいけない!
今そういうことに、疑問を持ってはいけない。
頭から消し去っておこう。

で、
ぷんすかのんちゃんを、
演出・山田もお気に召したのか、
けっこう早く稽古が終わりました。

あ、
明日から、一幕から全部やる日々が始まるから、
皆、覚悟しておけよってことか。
私は、いいけど、皆さん、頑張ってください。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

そして、これをアップしようとしているのは、
8月25日、午前9時過ぎですが、

これを、書くの中断して、
葛山しんちゃんが、
朝も早うから、
テレビに生出演なさったのを、
拝見しておりました。

そして、葛山さん、
私は昨日、事前に宣言しましたよね、

「葛山さん、かんだら、実況しますからね」

って。

で、案の定、ちょっとかんだし。
いや、視聴者の皆様は、誰も気にしないと思います。
絶対気にしてません。
ほぼどうでもいいことです。
でも、
今回の芝居という観点から見ると、
一番かんではいけない言葉を、ちょいかみましたね。

「ハートのロイヤルストレートフラッシュ」

ちゃんと言ってください。

(葛山しんちゃんが、
テレビに出ながら、
自分からネタをふってくれたので、
書くことができました。
お気遣いありがとう、葛山しんちゃん)

じゃ、稽古に行きます。

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2006年8月22日 (火)

稽古場に来ると、やっぱ面白いものが見られます!

西様のブログを見に行ってみたら、
今、日本で一番、人気と権威がある大物演出家・山田が、
馬鹿丸出しの写真を載せていた。

堂々と。

・・・これは、

・・・・・・・あまりにも、

・・・・・・・・・・・馬鹿過ぎる。

飯島も、確かに大馬鹿者・山田を想像してましたが、
想像をはるかに超えて、
底なし大馬鹿丸出し野郎になってます。

本物の馬鹿だ。
100%馬鹿だ。
ピュア馬鹿だ。
添加物なしの馬鹿だ。
受け狙いとか、笑いを取るとか、
そういう範疇でなく、
真の偉大なる大馬鹿者です。

山田和也個人としては問題ないかもしれないが、
そして「プライベート・ライヴズ」の現場的にも、
勿論、何の問題もないですけれど。
あの、老婆心ながら・・・
山田さん、
あなたは、これから「風と共に去りぬ」だとか、
そういう名作・大作を演出するわけですよね?

それで、あれは、どうか。

演出家・山田和也が、
帝劇とかに帰れるのか、
他人事だけど、ちょっと心配だ。

あの写真は、
「堂々たる大物演出家・山田の図」っていう演出なのだろうか。
演出したの誰だ。
山田か。
演出・山田は、
芝居の演出は敏腕だが。
自分自身の演出については、勘違いも甚だしい。
どうせなら、帽子もかぶってくれ。
赤いバラの花一輪とか口にくわえてくれ。
ブランデーグラスとか、手にしてくれ。
あるいは、なんか洋書とかを小脇に抱えたりしてみろ。
そしたら、あきらかに
「大馬鹿演出家というのは、世をしのぶ仮の姿です」
とはっきり判ると思いますが、
あの写真では、
「これは、山田和也、マジなプロフィール写真かも」と、
判断されるかもしれない微妙な馬鹿だ。
微妙な大馬鹿かな。
やるならもっと派手にやってください。
いや、そんなこと書いて煽っては駄目だ。
調子に乗るじゃないか、山田が。
それにしても、あの腕時計はあきらかに衣裳と合ってません。
12行くらい前に、
小脇って書こうとしたら、
怖きって変換された。
まさに、怖き。
山田和也、怖き。

山田さん、
あれは、どういう設定での写真ですか。
誰が、あの顔とポーズの演出しましたか。
自分か・・・・
山田のためにではなく、
日本演劇界と、
特に東宝さんの演劇のために、
私は心痛めます。
こんな演出家で世の中に通用しますか?いいんですか?
一体、どういうキャラですか。
まあ、演出家なんだから、本人のキャラはどうでもいいですね。
演出さえしてくれれば。

自分自身の演出以外の、本職の芝居の演出は、
稽古場で、実際、毎日やってくれてるから、
私は別に、かまわないです。

今日は、どうしても稽古場に行く必要があったので、
「風邪かもしれない状態」で、皆様にご心配を掛けたのと、
インタビュー原稿が遅くなったお詫びをしなくてはならないので、
葡萄をお詫びとして持参しながら、
小さくなって、目立たないように、そっと稽古場に入ってみました。
葡萄じゃ、騙されないか。

で、
プロデューサーのお二人と速攻打ち合わせして、
「なるべく早く書け。本来なら今より前に書いておけ」
の原稿を必死で書きました。
間に合いましたか、プロデューサー山家さん。

皆さん、私の体調を気遣ってくださる・・・
ありがとう・・・優しいなあ・・・みんな・・・
土曜の夜には、爆睡の果てに、
今まで以上に健康になってました。
風邪じゃなかったし。
知恵熱だったし。
なんか知らんが、
演出・山田までもが、珍しく私の席の近くにきて、
「大丈夫ですか?無理しないでくださいね」
と猫なで声で言う。
何の魂胆があるのだろう。

あ!
しまった!

インタビュー原稿にかまけてて、
一幕で久世姐さんが歌う歌の歌詞が、
後回しになってました。
そうか、
あれは、山田的ジェントルを装ったプレッシャーなのか。
だけど、
常日頃、あらゆる関係者から、
もっとあからさまな「いいから死んでも早く書け」圧力を受けながら、
耐えるどころか、
知らないふりしてる飯島なので、
そんな、真意の判りにくいプレッシャーでは、
プレッシャーとは思えません。
プレッシャーに駄目出ししてどうする、飯島。

確かに、すっかり忘れてたってことを、今、思い出したんですけどね。

演出・山田の中途半端なプレッシャーは置いといて、
久世さんごめんなさい。
今すぐやります。

今日は、
一幕通しを久々に見ました。
これが面白いんですよ、前見た時よりさらに。
それぞれの人間関係も、
ややこしさが倍増して、おかしいし。
感情の種類やリアクションとかも、
私が書いた時点では、想像の範囲にはまったく存在しなかった、
「予想外」が次々発見できるし。
出演してる皆さんが「今、その場で、思ってしまったこと」も、
そこにもここにもたくさんあるし。
楽しめることが、どんどん生まれてきてます。

先週末までの稽古で、
三幕最後までとにかく何がなんでも当たって、
今週、一幕に戻ってみると、
芝居はこうなるのか・・・なるほど。

待てよ。
これも山田の計算通りだってのか?
役者さんの力か?
両方だな。
飯島は、今、ただの観客ですが。

でねでね、
今日一番ラブリーだったのはね、
久世さんです。
のんちゃん、ほんととってもキュートです。
こんな可愛いのんちゃん、初めて見ました。
のんちゃんは、
放っておくと頭良く見えちゃうんですけど。
そして、のんちゃんは、実際、頭いいんですけど。
今日は、
「自分は頭いいと思ってる可愛いお馬鹿」に見えました。
すっげえチャーミング♪
確かに「のんちゃん、持って帰りたい」
・・・いや、よくよく冷静になって考えてみると、
久世さんを持って帰るのは一苦労だ。
そして、実際持って帰って、
いざ、家にのんちゃんがいる状態になってみたら、
かなり緊張すると思います。

そして、
しんちゃんは、ワイルド入ってきました!
ワイルドです!
探し求めてきた、ワイルドです!!
本人も、ちょっと前まで、
「ワイルドなんて、想像できません。
僕がワイルドになるためには、一体、何したらいいですか!?」
と不安げに悩んでいたが、
稽古帰りに、どっか知らないワイルド特訓道場で、
ワイルド千本ノックでもしたのか。
今日は、かなりワイルドに加えて、
さらにそのうえ、かなり馬鹿みたいだし、
しんちゃんの中の、ワイルドお馬鹿エリオットが目覚めてきました。

一幕の立ち稽古最初の頃は、
しんちゃんは、普段のジェントルが前面に出てたけど、
今日は「基本がワイルド」です。
真面目度、ジェントル度より、
ワイルド度が、勝ってきました。

・・・・・・・・・・

あ、待てよ。
口に出して言いたくもないけど、
これが、またも、
演出・山田の計算通りだとは絶対に思いたくない。
でも、山田は、
「いや、役者さんたちがすごいんですよ」
って、絶対に口では言う。
確かに、役者さんたち、皆、凄いです。
どんどん素敵になってます。
それは、事実です。確かです。

でも、演出・山田が、
心の中で密かに、
「僕の計算通りに進んでいる。判ってはいたけどね」
とほくそ笑んでいるかと思うと、
それだけで腹が立つ。

で、皆さんが頑張ってる中、
私の今日の仕事は、

作詞です。

作詞って何だ。

詞を作ることか?
多分そうだろう。
全然、やったことないです。
やったことないことやらせるな。

私に命じたのは、勿論、演出・山田だ。
作詞って、
まず何から考えたらいいのだ。

帰宅して、夜の真夜中に、
ヘッドホンつけて、
曲聴いたり、キーボードで音取ったりしながら、
自分の書いた、まだ出来損ないの歌詞を、
深刻な顔で歌ってる飯島は、
相当怖いものだと思います。
泥棒さんが覗いていたとしたら、確実に怖くて逃げ出したでしょう。

で、実は、朝になっても、
まだ出来上がってないから、
稽古前までに、
何とか仕上げます。
朝から、また歌うか、自分。
近所迷惑だ。

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2006年8月21日 (月)

甲子園決勝戦その2の日でした

すごいことになってましたね、甲子園。
日曜に、決勝戦その1をつけながら仕事したら、
いつのまにか、大変なことになってて、
で、ここだけの話ですけど、
仕事なんかそっちのけで、
延長10回以降の「0」が並んだバックスクリーンに、
カメラがズームしていくたびに、
他人事ながら、涙出そうになってました。
完全にNHKの中継班の皆さんの術中にハマってた飯島です。
まあ、他人事だから涙出そうになるんですよね。
自分事だったら、泣いてる場合じゃないです。
野球しろ、ですから。

それにしても、
15回178球投げ切るなんて、どういうことですか。
あの選手たちは、
完全に、人間ができている・・・
すでに、もう、高校生にして、です。
お勉強なんかしなくてもいいですって感じです。
たとえ、テストの点数とか悪くても、
たとえ、何の公式も知らなかったとしても、
(いや、知ってるとは思いますけど)
私なんかより上等な人間なんだろうって気がします。

ものすごい人数の部員がいるとは思ってたけど、
早実とか、
レギュラー組以外に、二軍どころか、
その他、何チームもあるらしいじゃないですか。
下の方のチームになってしまったら、
普通人は腐りますよ。

私なんか、高校の時、演劇部でしたが、
しかも、コンクールとかでいい成績を取るとか、
そんな名門な部活じゃなかったですが、
それでも、キャスティングから外れたりすると、
ぶんむくれて腐ってました。
でも、高校生くらいなら、ふつーそんなもんですよね。
腐って当たり前じゃないかな。

それなのに、下の方のチームからも、
必ずレギュラーに上がってくる選手がいるって・・・
(これは弟からの又聞きなんですけど)
それって、
レギュラーから一番遠いチームになっても、
腐らない奴がけっこういるってことじゃないですか。
私が、レギュラー遥か彼方チームだったら、
甲子園絶対無理と思って、即辞めます。

レギュラーがすごいのは、勿論大したもんですけど、
名門早実とはいえ、
レギュラー組なんかすっげえ遠すぎて見えないチームでも、
腐らないってのが、凄いです。
どーやったら、腐らないでいられるんだろう。
オバサンは、こんな歳ですが、
さっぱり判りません。
ずっと腐ってるから、判らないのか? 私。
飯島のような人間にだけは、
なるな。

もし、自分の子供があんな立派な高校生だったら、
自慢だとも思うけど、
「なんでおまえはそんなに立派なんだ!」って、
私の方が、ヤキモチ焼いて、腐っちゃうと思います。
ほんとに、根っから腐りきった人間だな、飯島。

で、今日は、
決勝戦その2は見られない予定だったのですが、
パンフに載せるインタビュー原稿が上がらなかったので、
家で、その作業をしてました。
勿論、テレビつけてました。
やっぱ腐り果てているぞ、飯島。

いや、当然の話ですが、
甲子園決勝戦その2に、
没頭してる場合じゃないです。
今書け、すぐ書け、一刻も早く一秒でも早く書け、
です。

まず、久世のんちゃんインタビューからまとめました。
久世さんの原稿だけは、
何とか稽古開始くらいの時間に間に合いました。
久世さんのインタビューをまとめるのは、
比較的簡単だからです。
なぜなら、
久世さんは、
言ってることを、そのまんま打っただけで、
きちんとした筋の通った文章になっちゃうからです。
話が脱線したり、
「・・・で、えーと何の話でしたっけ?」
ってなったりしないからです。
素晴らしいです。
ありがたいです。

でも、そこから先が大変だったんですよ。

葛山しんちゃんは、
ロングインタビュー分くらいの素材がありました。
すげえ喋ってるぞ、しんちゃん。
インタビューした日は、
しんちゃん、取材がほかに二つだかあって、
その上、勿論稽古もあった後のインタビューだったから、
ヘトヘトしんちゃんなはずなのに、
すご~くたくさんの色々な話をしてくれました。

インタビューの中でも、
「僕は、会話ができる人じゃないと駄目です」
と言ってましたが、
疲れているのに、しんちゃん、喋る喋る。
そして、けっこう面白い。
そして、けっこう男気だ。
疲れてたから、タガが外れたか、
どっかのネジが飛んじゃったのかで、
いっぱい喋ってくれたのかもしれません。

字数制限があるから、
何を載せたらいいのか、
物凄く悩むですよ。
私の手元には、
私しか読まない、葛山しんちゃんロングインタビューがあります。
出し惜しみじゃなくて、
字数制限があるんです!

勿体ねえ~・・・

ダラダラ書くのは、平気だけど、
短くまとめろが一番大変なんですってば!

次の衣ちゃんは、前に公開しましたけど、
内容は、以下の三行です。

飯島「今回の『プライベート・ライヴズ』はどうですか?」
ともさと「がんばります」
飯島「ありがとうございました」

これじゃ、さすがに1ページは駄目ですと言われたから、
延々と続く、
ともさと衣の内容のないやかましい話を、
いや、これは話ではない。
ただのわめき声と叫び声と笑い声を、
何度も聞き直して、
内容を搾り出しました。
これはこれで大変でした。

次の西様ですけど、
これがまた、
壮大長編大河青春恋愛物語で、
小4の時から始まって、
現在までの恋愛人生を、
ずぅ~~~~~っと、
語ってくださいました。
西様が。

もはや、
ロングインタビューというよりは、
本一冊です。
ここから1ページにしろってマジですか。
無理です。
まあ、最初から、1ページだって聞いてはいましたけど。
でも無理です。

笑いあり涙あり驚きありって、
こう書くと、
それだけで終わっちゃいますけど。
ほんと、爆笑だし、
涙出そうないい話あるし、
そんな人間いるのかよ!なんです。

西様は、面白いお方だと思ってはいましたけど、
事実、すげえ面白い。
勿体ない。
私の手元に残ったメモやラフや下書きも
これも皆、日の目を見ないのかぁ・・・

西様のファンの方は、当然ですが、
西様のファンじゃなくても、面白いです。
ああ、ほんとに勿体ない。

あまりに膨大な西様恋物語を、
まとめ切ることができなくて、
「稽古時間中に送るのは、とても間に合いません」
と、泣きの電話を入れると、
「・・・仕方ありませんから、明日の朝一でいいです」
と、
優しいプロデューサーの山家さんが、
優しいトーンの中に、
ちょっと「これだから、物書きは・・・」
という、
どこか諦めと呆れのトーンをにじませながら、
許可してくれました。

で、何とか西様インタビューを仕上げ、
それから、
爆笑詩梨ちゃんのインタビューです。

詩梨ちゃんのインタビューは、
字になると判らないですが、
これは、
インタビューというより、
即興芝居でした。
詩梨ちゃんの理想のデートと理想の男女交際を、
聞き出すために、
いつのまにか、
私が詩梨ちゃんの彼氏役をやって、
二人で掛け合い恋愛会話、
をやってました。
勿論、
第三者が聞いたら、
掛け合い漫才ですけど。

掛け合い恋愛シミュレーション漫才を、
自分がやってるの自分で聞くのは、
ほんと馬鹿みたいでした。
ていうか、怖い。

詩梨ちゃん、
片想いの彼氏とデートできた暁には、
あの「詩梨の理想のデート」だけは、
やめておけ。
警告しましたからね。

やっと、インタビュー原稿のまとめが終わりました。

・・・・あれ?
で?
甲子園どうなりましたか?・・・・判らない・・・

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2006年8月19日 (土)

おやすみ、します・・・じゃなくて、むだんでおやすみしました

かぜをひいたようなきがするので、
きょうは、けいこはおやすみさせてください。

ていうか、
いままでねてました。
いま、なんじですか。
あ、よるの8じはんすぎですね。
げねつざいをのんだら、ばくすいしてしまいました。

けいこばのぷろでゅーさーのやまやさーん、
いいじま、かぜひいたみたいで、
いままでねてました。
ごめんなさーい。
おそすぎましたか。
8じはんすぎ、っていうと、けいこはおわっていますね。
おわってからいってもおそいけど、
きょうは、けいこを、おやすみしま、した。
かこけい、になりますが。

・・・・・またねます。

あ・・・忘れてた!

今日は、稽古場で、パンフレットに載せる稽古場写真が撮られる日でした。

この日のために、
今までは、2シーズン前の日本代表ユニフォームを稽古着にしていたのですが、
最新の(といってもワールドカップの時のですが)、
日本代表のレプリカジャージ、13700円を、
三ヶ月かけて積み立てして、
購入したのに・・・
家賃滞納三ヶ月目の月末を目前にして、
この酷暑だってのに、
今月末には、初日を待たずに、
今いる部屋を追い出されて、
家なき脚本書きになりそうな悪い予感におびえてる私ですが、
どんなにお金に困っても、
ワールドカップが終わっても、
今日の晴れの日のためにと思って、
日本代表ジャージ買う用貯金には手をつけず、
万全の準備をしてきたというのに・・・
駄目押しに、
なぜ今さらそれを買うのか「SAMURAI JAPAN」タオルマフラーも、
買っておいたというのに・・・・

一昨日、プロデューサーの山家さんから、
「飯島さん、
日本代表ユニフォームは、馬鹿みたいなので、絶対にやめてください」
と釘をさされていたが、
そんなことは、知ったことではない。
写ってしまえば、こっちの勝ちです。
だって、ワールドカップの時でさえ、もってなかった最新ユニフォームですよ。
今日着ないでいつ着るのですか!

と思ったら、風邪みたいですよ。
この世界で、最も稽古場にいてはいけない人は、
風邪菌をもった脚本書きです。
だって、脚本はもうできているのだから、
もともと、別に稽古場にはいなくてもいいんです。
普段なら、いなくてもいいけど、別にいてもかまわんのですが、
その人が風邪菌を持っている可能性があるとなると、
話は別です。
風邪菌を持ったもう用のない脚本家は、稽古場にいるなというか、
稽古場から最も遠いところにいろ、です。
完全隔離です。封じ込めです。

飯島、日本代表ジャージとともに、自滅。

仕方がないから、
サムライジャパン・タオルマフラーを首に巻き、
代表ジャージを着て、病院に行きました。
何しに病院に来たのか、応援したいなら、国立かどっかに行け、
と、周りの患者の皆さんは、迷惑顔ですが、
自己実現のためなら、
待合室で代表ジャージでも、大威張りです。

で、診断の結果、
何のせいかはよく判らないが、確かに声は枯れている。
そして、熱はある。
が、風邪ではない、ということが判りました。

医師の談話
「声が枯れてるのは、煙草の吸いすぎです。
熱はわからないけど、多分、知恵熱です。
何かすごく考えたりしましたか?」
はい、今日、稽古場に着ていく服を、考えました。
この日本代表ジャージです!
「そんなことに頭使って熱出さないようにね」
すみませんでした。

風邪じゃなくて、煙草の吸いすぎと、
今日の衣裳の考えすぎでした。
考えるまでもなく、日本代表ジャージに決めてはいたのですが、
それをどうやって、プロデューサーの山家さんの目を盗んで、
着たらいいのかを、
夜遅くまで一生懸命考えてました。
それで、熱が出て、欠席ですか。
本末転倒ここにありです。

風邪菌も持ってないのに、稽古場写真に写れなくて、
代表ジャージも晴れの場に出そこないました・・・・

すげえ、へこむ。

風の噂に聞いたところによると、
見てませんから、何とも言えませんが、
演出・山田は、麻のスーツを着てきたそうです。
何を考えているのだ。
おまえは主役ではない。
いや、舞台の主役ではないが、
稽古場の主役ではあるかもしれないな・・・確かに・・・
えーと・・・じゃあ、いいのかな・・・
それにしても、麻のスーツはどうかな。
見てないから、何も言えないし、
風の噂だから、ガセネタかもしれませんけどね。

ひょっとすると、帽子もかぶったんじゃないだろうな、演出・山田。
かぶったのか?
いや、見てないから、これは想像に過ぎないんですけどね。
かぶってくれてたら、本物の馬鹿だったのに・・・
見られなくてほんと残念です。

そうか、演出・山田が3日前から悩んでいたのは、
演出プランではなくて、
今日の衣裳だったのか!
くそぉ・・・負けた!
いや、飯島は自滅です。
戦う前から、飯島敗れたりでした。

今日は、日本代表ジャージを着たまま、
ふて寝します。
さっき、起きたばかりですが、意地でも寝ます。
明日は稽古休みだし。

読み返してみたら、ここのところ、
いいじま、へこみっぱなしですね。
踏んだり蹴ったりくんの真骨頂ですね。
へこんでは、持ち直しの繰り返しですよね。
くじけませんよ、おんなのこです。
へこみきったら、はなしにきますね。
あれ、これは、JASRAC的にまずい長さですか。
ちょっと替え歌にしてみました。
JASRAC的には歌詞変えたら、大丈夫かな。
セーフ? セーフですか? 
JASRACに聞け。
あとから、請求が来たら、かなりヤバイです。
ここを読んでる人はごく少数だと思いますが、
請求は見てる人数とかの問題じゃないですよねえ。
ほぼ歌詞じゃなくなったし、せーふか?
歌詞歌詞とかわざわざ言わないで、
黙ってれば判らなかったのに・・・
じゃあ、最初から書くなよって、こんなこと考えてるので知恵熱ですよ。
ほんとに寝ます。

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2006年8月17日 (木)

帰ったら、ロスタイム

8月16日の午後9時過ぎの模様から記述します。

家に帰って、今テレビをつけたら、いきなり結果が判ってしまう、
とか思いながらも、
ついついテレビをつけてしまったら、後半ロスタイムでした。
やっぱりなあ・・・・2分見ました。
「イビチャはようやく終わったというような顔をしている」
と実況アナウンサーが言ってるのですが、
私には、イビチャの表情の区別がつかないので、
就任会見と同じ顔のように見えます。
これが、イビチャの「ようやく終わった」という顔ですか。
だとすると、苦しい試合だったってことですかね。
田中達也選手、今日はどうでしたか・・・誰も答えてくれない。

今朝から電源が入らなかったパソコンですが、
電源入れてみたら、
・・・ああ・・・
勝手に直ってたりしてません。電源、入りません。
「北脇」さん、今確かめてみましたが、コンセントは抜けてませんでした。
コンセント抜けてただけなら良かったのに・・・
「深央」さんもウィルコムですか。あ、ほんとにウィルコムだ。メールで原稿を書いて、それを送信すれば、パケ代はメール送信分だけってことですか? 
そおだったのかあ・・・
ご心配ありがとうございました。メールくださった皆様。
駄目です。

速攻作れる晩ご飯、
スパゲティゆでて、作り置きして冷凍しといたミートソースをチンして、
レタスとトマトだけの質素なサラダを作って、
・・・レタスは手でちぎって、トマトはプチトマトだったので、洗っただけ。
これを作ったというのか、作ってません。
で、ご飯食べて、
洗濯機回して、
真夜中過ぎて、8月17日になって、
駄目もとで、また電源入れてみたら、
・・・・・・入りましたぁ!!
暑かったせいかなあ。
昼間、うちにいないから、冷房つけてなくて、
パソコン、暑くてやる気がなくなったかもしれません。
パソコン、皆、暑いんだから、我慢しろ。

DVDは触ってません。
壊れてるのか、復旧してるのか、
もう確かめないことにしました。

パソコンさえ、動けば、とりあえず、こっちのものだ。
頑張れ、FMV。
ともにこの夏を乗り切ろう、
パソコン使う時は、絶対冷房つけるから、それでいいですか?

そして朝が来て、8月17日です。
家を出る時は、とても晴れていたので、傘とか全然考えないで稽古場に来たら、
なんか、今にも雨が降りそうな雲がいっぱいいます。
え?雨どころじゃなくて、台風が来てるんですか。
先に言え。
いや、これに関しては、天気予報を見てから出ろ、私です。

稽古は三幕最後までです。
三幕最後までというのは、この芝居の最後までということです。
最後かあ、最後までかあ・・・やったあ・・・

稽古を見ながら、
インタビュー原稿をまとめているので、
目の前では、
エリオット(葛山しんちゃん)とアマンダ(久世のんちゃん)と、
ビクター(西様)とシビル(衣ちゃん)が、
もめてる様子で、
時々、ルイーズ(詩梨ちゃん)が、
さらに状況を悪化させてるみたいなのですが、
私の耳に聞こえてくるのは、
衣ちゃんの、
「うっそ、マジですかあ~!?
私、これ、マズイですよ、駄目ですよ~!
マジ、ヤバイですよお~!!
ほんと、絶対に絶対にヤバイですよ~!
私、本性バレてるって感じですかぁ~!?
それって、かなりマズイですよねぇ~?
うっそ、え~!? 駄目ですってばぁ~!!」
と、すごくやかましく、ヤバくも何ともないことを延々と喋ってる声です。
原稿に起こしてみたら、内容のあることは、三行でした。
これはもう公開も非公開もないです。
いますぐ公開です。
三行はこれです。

飯島「今回の『プライベート・ライヴズ』はどうですか?」
ともさと「がんばります」
飯島「ありがとうございました」

この三行です。
しかも、飯島がうち二行を喋ってます。
これで、ともさと衣インタビュー堂々1ページです。
活字をものすごくデカくするしか手はありません。

ともさと衣インタビュー原稿あがりです。

業務連絡です。
山家さん、インタビュー原稿は、今、まだまとめてる最中です。
あがり次第、送ります。
待っててください。
あ、ともさと衣さんのインタビューは、
上記の三行ですので、
面倒だから、ここから、コピーしてください。
よろしくお願いします。
じゃ、ほかの皆さんのインタビュー原稿書きます。

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2006年8月16日 (水)

踏んだり蹴ったり君、登場

下の大騒ぎな文章を入力しきって、
じゃあもう不本意だけど、稽古場に行こう!
なにはともあれ、
イビチャジャパン・イエメン戦の録画予約だけはしておこうと思ったら、
DVDがです。
DVDレコーダーがです。

・・・フリーズしました。

DVDレコーダーって、フリーズするんだぁ・・・
SONYのスゴ録なんですけどね。
電源入れると、情報を読み込んでいますって画面に出るんですが、
15分くらい情報を読み込み続けてます。
おかしいなあ。何をそんなに熱心に読み込んでいるのだ、DVD!
と思って、
一回電源切ろうと思ったら、
切れないんですよ、電源が。
リモコンの電池切れかと思って、本体の電源スイッチを押してもですね。
切れないんですよ、電源が。

これは、あきらかにフリーズです。
情報を読み込んでいます、じゃなくて、
情報を読み込んでいるふりをしています、です。
DVDフリーズは初めてです。
これは、再起動のしようがないです。

もう仕方がないので、コンセントから引き抜きましたよ。
で、プラグを差し込んで、電源スイッチを押したら、
一瞬、WELCOMEが出たんですけど、
あ、電源落ちた・・・・
今の一瞬のWELCOMEは何ですか。
嘘ですか。
嘘つかないでください。

現実を直視したくはないですけど、
HDDがやられましたか・・・・?

・・・・・・・・・これは、ヘコむ。

マジやられたし。

買った時に、店員さんに、
「HDDやられたら、DVDは終わりです。
修理もできますが、修理するよりは、これは買い換えた方が絶対にお得です、
と、その時に私は言うことでしょう」
とすでに、その時点で予言されてたんです。

まず買い換える金などない。
そして、次には、
今日のイビチャ・イエメンが予約録画できないってことです。
(ジャパンはどこに行った。オシムもな)
さらに、金の問題ではすまないのは、
この前のワールドカップの録画分を皿に落としてないまま、
HDDがやられたってことですよおおおおおお!!!!!!!

待ってくれ。
BSの再放送、日本戦全部終わってしまったか?
あの再放送は見ることはないだろうと思ってたから、
放送スケジュールが全然判らないんですよ。
決勝トーナメントはまだですか!?
そして、再放送では絶対にオンエアされないであろう、
ガットゥーゾ、パンツ脱いでるんじゃねえ!が、
永遠に失われたという現実に、今私は直面しているのだ。

マジすか。マジすよね・・・

呆然としたまま、稽古場に到着したら、
私が入った途端に、
プロデューサーのデスクの島の皆さんが、
一斉に振り向いた。
「飯島さん! 大丈夫ですか?」

あまり、大丈夫じゃないですが・・・
でもまあ、問題は、今夜のイビチャイエメンと
ガットゥーゾ、パンツ脱いでるんじゃねえ!なので、
まず、イビチャイエメンは、キックオフは夜だから、
これから、誰かに頼めばまだ間に合うと思いますので、
あと、残された問題は、
ガットゥーゾ、パンツ脱いでるんじゃねえ!ですかね。
私にとっては、ガットゥーゾ、パンツ脱いでるんじゃねえ!は、
すっごく大事ですが、
サッカー的にはそれほど大きな意味はありませんし。
ジズーの頭突きは、再放送にも映るでしょうから、問題ないですが。
そんなに心配して頂いて、本当にありがとうございます・・・え?

は?
パソコン?
パソコンですか?
パソコンがどうかしましたか?

忘れていた・・・・

そうだ。
パソコンの電源が入らなくなっていたんだっけ・・・・
「プライベート・ライヴズ」制作現場的には、
イビチャもガットゥーゾもどうなってもいいんですが、
パンフレットの原稿だとか、
そういうものは、なくなってはならないものでした。
しかも、それは今日あれ!な原稿でした。
イビチャ予約不能とガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!消失の衝撃に、
原稿のことなんか忘れてた。
まずかった。
でも、原稿は書けばまたあるけど、
ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!は、
書けないんですよ!?
また書けばいいものなんか、なんの価値もないですよ。

・・・・はい、今すぐ書きます。

が、ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!消失は、
それにしても痛手です。
すぐさま「プライベート・ライヴズ」が、どうのなんてことは、
考えられるわけがないんですが・・・

が、
それは言えない。
さすがに言えない。
ここでそれを言ってはいけない・・・

と、演出・山田が、
「飯島さん、どうにもならないことが、起こってしまうことってあるんですよ」
と、声を掛けてきた。
どうした、山田。
ここはいつもの山田なら、
「書き直しこそが脚本家の仕事なんだから、
ただ、さっさと書き直せばいいだけじゃないですか」
と丁寧語で、
心底ムカつくことを言う場面だ。
違う、これは山田じゃない・・・

「本当は何があったんですか? 誰にも言いませんから、話してください」

怪訝に思いながらも、私は、
本当に辛いのは、原稿を書き直すことではなく、
ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!消失であることを、
山田に、切々と訴えていた。
ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!が、
永遠に失われてしまった喪失感から立ち直るすべを知らない、
私の今の心情について、
山田は、親身な表情でずーっと聞いている。

そもそも、山田はガットゥーゾが誰だか知らないはずだ。
それでも、
「ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!がなくなるなんて、
それは、あまりにも悲劇だ・・・」
という顔をしている。
もらい泣きさえしそうだ。
嘘だ。これはあからさまに演技だ。
が、痛手を負っている人間には、それは優しさに見える。
なんか、山田和也、優しいぞ。
へこんでいるので、山田が優しい人のように思えてきたぞ。
騙されるな、私!

ああ・・・・・そうか!
これが、稽古場に不穏な空気を絶対に作り出さないという・・・

あの、演劇界の、伝説の・・・
山田和也の「水も漏らさぬ演出」

ではなくて、

山田和也の「水が漏れた場合は、
漏れたところを、とりあえず、手で押さえておきますから、
あとは、演出部がガムテでも貼って、補修しておいてください演出」の真髄か。

どんな演出って、そんな演出ですよ。
水も漏らさぬ演出より、
対処方法が具体的で指示が判りやすいでしょう?
そういう演出なんですよ!

現場に何かトラブルがおきそうになると、
演出・山田は、いち早く察知して、
とにかく何とかして、
現場が止まらないようにする。
誰かが落ち込んでいたりとか、人間関係にヒビが入りそうになったりすると、
どんな手を使ってでも回復を図る。
その手腕はすごい。

山田は、飯島が、
「パソコンが立ち上がらないし、原稿は書き直さなくてはならないし」
ということ以外に、
もっと大きな痛手を抱えているのを、あっという間に見抜いたのだ。
そうなると、山田の行動は、早い。
知らないガットゥーゾを知ってるふりすることなんか、
朝飯前だ。
それどころか、今すぐにでも、
NHKに直談判して、ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!を、
DVDに落として、取り寄せるということさえしそうな勢いだ。
いや、やる。
山田なら、やる。

その証拠に、
舞台監督・舛田さんが、
「俺がなんでパンツ脱いでるんじゃねえだか何だか知らねえものを、バイクで取りに行かなきゃならないんだよ。それって明らかに芝居と関係ねえじゃん。ふざけんじゃねえよ。そうじゃなくても、やること間に合ってないんだよ。しかも新たに仕事どんどん増えてるし。だから、何がパンツ脱いでんだよ。女じゃねえなら、パンツ脱いでも面白くねえだろ。今日は停電じゃねえから、信号が赤とかになってるし。赤だったら、さすがの俺でもバイク止めなきゃいけねえんだよ。そんなにパンツ脱いでるとこが見たいなら、俺がパンツ脱ぐから、それでいいだろ。ギャラは払えよ。こっちも慈善事業じゃねえんだから」
とか言いながら、すでにメットかぶっている。
それはマズい。

「いえ、山田さん、そこまでして頂かなくてけっこうですから」

NHKにバイク飛ばされては、
さすがの私も困るので、
ガットゥーゾのパンツ脱いでるんじゃねえ!は置いといて、
原稿を書くことにした。

ようやく稽古だ。

・・・・ここまでなげえ・・・・

今日も、葛山しんちゃんと久世のんちゃんの、
悪魔の親玉・渥美さんが遺していった負の遺産の、
返しからだ。

悪魔の親玉・渥美さんの悪魔の所業については、
今はまだここにあります。
悪魔の親玉・渥美さんが、これに気づいたら、
多分、消されてしまうと思うので、
読むなら、今のうちです。

そして、昨日からようやく稽古が始まった詩梨ちゃんの見せ場です。
ここのメインの詩梨ちゃんと、
あとついでに、西様と衣ちゃんの稽古をしてる間に、
しんちゃんのんちゃんは、ここまで、出続けて、
「もう一言の台詞も、
一個のきっかけも入りません・・・」
という状況なのだが、
休んでいる場合ではなくて、
次の台詞を入れなくてはならない。
もう、昨日の段取りなんか、忘れててもおかしくないのに、
ここから先の台詞を入れてるのだから、
それはもう大変なことです。

イエメン戦のキックオフと、
ほぼ同時に、稽古が終わりました。
ほーら、これが山田真実の姿です。
これでもかというくらい底意地の悪いやり口です。
これから、帰るでしょ?
帰途で、試合が終わるでしょ?
駅から家まで歩いてる間に、
結果を喋ってる通りすがりの人の言葉を聞いちゃうんですよ。
2-0か・・・・
ああもう!腹が立つ!

今日は、パンフレット用のインタビューの最後の一人、
葛山しんちゃんのインタビューです。
しんちゃんから、世間に知れてはならない秘密を、
飯島が勝手に聞き出さないように、
しんちゃんの事務所の、
ハットリ・シンちゃんが、デスクの脇に、
座っています。

Hattorisinnchan この人が、ハットリ・シンちゃんです。
しんちゃんの事務所のシンちゃんです。
区別がつくように、
ハットリ・シンちゃんはカタカナ表記です。
稽古場の前室の机で、
邪魔にならないように気配を消して仕事してるのですが、シンちゃんの意志に反して、存在感がデカいです。
愛媛で野球に打ち込んでいたのに、
何があったのか東京に出てきた18歳です。
未確認ですが、別の情報によると、48歳で18歳の息子がいるとういう説もありますが、どっちが真実なのかは、確認されてません。

頭がいっぱいいっぱいの葛山しんちゃんに、
一応質問してみると、
「え・・・それは難しいですね。ちょっと考えさせてください。いいですか?・・・」
と言ったまま、長考に入ってしまった。
黙るな。録音してるんですけど。止めますか?
そんな難しい質問じゃないだろう。
誠実に質問に答えようと、稽古でもうへとへとのしんちゃんは、
頭を回そうとするのですが、どうも回ってないみたいです。
もう、いいから、いくらでもゆっくり考えてください。

で、
葛山しんちゃんが、長考に入ってしまったのを、
何とかフォローしようと、
ハットリ・シンちゃんが、
答えを一所懸命考えている。
いや、ハットリ・シンちゃん、
あなたの答えは、別に必要ないんですけど。

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携帯から入れるの初めてなのでどうなってるのか、確認できないんですけど、すみません

さっきから物凄く焦っている飯島早苗です。焦りの程度としては昨日以上に焦っています。寝過ごしたどころじゃないです。今、パンフレットのインタビュー等、家で作業しなくてはならないことが案外多い状態です。昨夜も、一昨日の夜と同じように、夜かなり遅くまでというか、朝かなり早くまで作業をしていました。
やはり、今私の作業のほとんどはパソコンがないとできないものになってます。いや、やろうと思えばできます。3DのCGを作るとかじゃなくて、書くということなので、書くものと書かれるもの、筆記用具・・・書くということができるものなら何でも、鉛筆でもいいし、いざとなったらアイブローペンシルでもいいから、とにかく書くものと、ノートでもチラシの裏でも壁でも、何でもいいから書かれるものがあれば、いざとなったら何とかなります。
やろうと思えばできるんですが、いざ、パソコンが立ち上がらないと、実際にはかなりお手上げです。なぜなら、昨夜やった作業が全部立ち上がらないパソコンの中に閉じ込められているからです。
朝起きて、パソコン立ち上げようとしたら、立ち上がりません。フリーズだか、ハングアップだか、正しい言葉はどれなのか判らないですが、作業中にパソコンが固まったのなら、最後の手段としては、電源を切って、電源入れればたいていの場合何とかなります。しかし、その電源がまず入らないんですが。二日遅れの時差停電が来たのかと思いましたが、テレビはついてるから電気はきているんです。が、電源入れてもパソコンが立ち上がらないです。
これは・・・・・
パソコン、自主、お盆休みですか。
それはないですよ。それはあんまりです。
昨夜遅くというか、今朝早くまでやった作業は、お盆休み明けまで閉じ込められるわけですか。
え。どうしよう。どうしたらいいんだろう。思考停止。まず電源入れ、パソコン。何したらいいんだろう。あとは祈るしかないです。ぱそ根、電源はいれ~、はいれ~、はいってください~、入りたまえ~、動きたまえ~。駄目みたいです。
もうなんか、昨日から踏んだり蹴ったりなんですけど、私。
14日の稽古場日誌をテキストに下書きしてあったんだけど、それを貼り付ければいいやと思ってたんですが、まずそれがアップできないし。
そして、昨日の稽古場日誌は、どうやって書いたらいいのか判らないし、手書きですか。それをどうやってあげますか。
そして今、この文章をどうやってあげてるかなんですけど、携帯から書いてます。
最初はどれが改行なのかということがわかりませんでした。改行してるかな大丈夫かな。そして、次に携帯で入れると、3Dとかアルファベットを入れるのに、いちいち半角英数字に切り替えなくてはならないことが判明しました。面倒です。じゃあ、3Dとか入れるな。3Dってこの文章になくてもいいし、別の単語でも問題ないのに、なぜ意固地になって入れようとするかな。面倒なんですよ、ほんとに3Dって入れるのは。
私の携帯は、そもそも携帯じゃなくて、PHSです。関係ないですが、西川さんもPHSです。私は、ライトメールが送れる人に初めて出会いました。なぜ私がPHSかというと、盗まれて今は手元にないノートパソコンで、外からメールとか送る時に、PHSの方が通信が安定するからです。だいたい、あんまり携帯で通話しないし。だけど、西様は、なぜPHSなのか。知らないけど。だから、iモードとか、また半角英数字ですよ。でもDoCoMoは出るんですよ。普通の入力で変換しても。不思議だなあ。ウイルコムなのに、DoCoMoが出ます。DoCoMoDoCoMoどんどん変換できます。半角英数字にしなくても。
何の話でしたっけ。iモードじゃないので、なんかブラウザがオペラで、パソコンで見るのと同じ画面がそのまま見られるんですが、それはいいけど、画面の大きさは携帯のままです。今自分がWEBサイト、これは変換できる。本来ならここに(をつけたいんですが、(をつけるには、入力を記号に切り替える必要があるんです。これがまた面倒で、(はなるべく使わないようにしたい。今もいちいち記号を出してから、(です。じゃあ、使うな。本来使いたかったとこに使いなさい。
何の話しだったかというと、携帯の画面だと、今自分がWEBサイトのどこにいて、どこににどう何を自分が打ち込んでいて、どうなってるか確認できないんです。あ、フルスクリーンじゃなくて、ケイタイモードにすればいいのかな。しまった。違う。じゃない。今まで入れた文章が、ケイタイモードにしたら、全部消えたんですが。えー、マジですか。どこに行きましたか。さっき書いた文章は、保存しろでしたか。先に言え。
そしてここまで全部書き直しですよ、最初から。
保存しろ、まず保存だ。そして保存は、どこですか。見つからないんですが。
パソコンは相変わらず立ち上がりません。そして、これパケット代はいくらになっているのか、最初に書いた文章が消えたし、今もここまでパソコンより入力に時間かかってるから、もうずっとつなぎっぱなしです。携帯からは、メールしかしないので、パケット定額とかやっていないんです。これいくらになってますですか!?
ほんともう踏んだり蹴ったりで、稽古に行く気持ちがなくなります。あ、オシムジャパンで稽古をサボるつもりだったんだ。いや、待て。稽古場に行かないと、私の手元にはパソコンがない。これで家にいて、オシムジャパンイエメン戦を見たら・・・なか黒は、記号になるので、もう入れません。中黒って・・これです。入れてるし。えーと、オシムジャパン・イエメン戦を見たら、一日にやったことは、本当に日本イエメン戦観戦だけになってしまう。まず、稽古場に行けだ。
こうなると、もはやパソコンのお盆休みじゃなくて、呪いです。
この呪いは誰の呪いかというと、一昨日の稽古場日誌が下書きのまま閉じ込められて、そこに書いてあるので、今は読んでくださってる方には、何のことか判らないと思いますが、悪魔の親方・渥美さんの呪いだと思います。また中グロだ。
悪魔の親玉渥美さんが「渥美さんは本物の生きたリアル悪魔です」と書いた稽古場日誌をアップするのを、妨害してます。 
悪魔に勝てるわけがない。
その悪魔の所業を記した稽古場日誌は、 ここです! 今は ここ にあります。悪魔の親玉が気づかないうちに早く読んでください。悪魔の親玉に気づかれたら、落ちると思うので早いとこ読んでください。
業務連絡です。
山家さん、パンフレット用の原稿がパソコンに閉じ込められているので、稽古場に行って新たに書き直します。すみません。じゃあ、稽古場に行きます。

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2006年8月15日 (火)

寝過ごしました

夜遅くまでっていうか、朝早くまでっていうか、何だかんだ、やることがあって、寝るのが遅くなったっていうか、朝早くになっちゃったら、ちょっと寝過ごしました。
昨日の稽古場日誌書いてたら、遅刻します。
なので、昨日の稽古場日誌はあとからあがってきます。
今日は、遅刻するわけにいかないんです。
稽古前に、西様のインタビュー取らないと。
それより何より、明日は、オシムジャパン、イエメン戦なわけで、これは、アジアカップ予選なわけで、当然、明日の稽古はサボることが決まってるわけで、だとすると、今日は遅刻するわけにいかないわけで。
えーっと、まず何したらいいんだ?
慌てるな、まだ遅刻じゃない。
えーっと、まず煙草吸うか。
あ、煙草がない。
そうだ。値上がり前にちょっとだけ最後の抵抗で買いだめした、煙草がなくなったんだ。
まず煙草買え?違うな。頭が回らないぞ。頭を回すために、煙草・・・がないし!まず煙草を買いにいけ?違うな。何すればいいんだ?
頭に棘が生えたせいで、頭、回らなくなってますし。
あ「鹿島サポーター」さん、頭の棘についてのご意見ありがとうございました。
私も実際見てないんですよ、自分の頭の棘。つむじのすぐ左側にあって、どうしてもどうやっても合わせ鏡にしても見えないんですよ。左の角が生えるには、ミザンセーヌ的に正しい生え位置なんですよね。ミザンセーヌって何だよ。知らないですよ。えーと、お盆明けで病院のお休みが終わったら、病院行って、「この頭の棘、とってください」と頼んでみます。それまで頭に棘が生えてます。で、何したらいいんだっけ?頭の棘抜くんだったかな?
抜けないし、抜こうとすると痛いし。
まず何をしろ? 煙草どこですか。煙草ないし。まず煙草買いに行けか?違うな。全然頭回らないですよ。頭の棘のせいかなあ・・・まあいいや、明日サボるんだから、今日もサボるか。とにかく、明日はサボって、オシムジャパンの日ってことだけ判ってれば、何とかなるか。何とかなるよな。何とかなるってば。

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2006年8月14日 (月)

大停電の東京に悪魔が降り立ちました

朝起きて、テレビつけたら、
「東京23区は、大停電中です!!」と、
大災害が起こったように、アナウンサーが伝えてます。
東京23区は、麻痺して、大混乱だそうです。
エレベーターに閉じ込められた人とか、
停止した上に、冷房が切れたゆりかもめに閉じ込められた人もいたみたいです。
あんなところで、ゆりかもめに閉じ込められたくないです。
30秒ですっごい気温になると思います。

大変だなあ。東京23区は・・・・

・・・・・テレビが見られる私の家は、23区じゃないのか。
23区ですが。
23区に、入れてもらえてないのか。
まあいいや。

稽古場に行けるのか?
行けないじゃん。電車止まってるらしいし。
それ以前に、稽古中止か。
だって、あの稽古場で、冷房が止まったら、人は死にます。
わざわざ、稽古場に死にに行きたくないです。
これは、中止だなあ。
休みだ。
二日続けて稽古休みだ!
と小躍りしながら、
一応確認のため、稽古場の制作補・長沢にメールしたら、
「稽古場、復旧してます。平常です」
と返信がきた。
平常かよ。
麻痺しろ。

今日はなんか、いろいろな先生方が、大挙して来襲します。

稽古場に行ったら、フランス語の先生がいらっしゃいました。
まあ、なんてお美しい先生。
そして、フランス語しゃべってるし。
多分、フランス語だと思います。わからないけど。

詩梨ちゃんがようやく先生に本物のフランス語を習うことができた。
これで台詞が入れられる。
先生が、何て言ってるのか、
私には全然判らない。
私が書いた、台詞なのに。
フランス語の部分は、カタカナで書きましたけどね。
ボンジュールとかって。
でも、一言も聞き取れません。
すげえなフランス語。言葉なのか? ほんとに。

二幕の葛山しんちゃんと久世のんちゃんのシーンが、
まだまだまだまだまだまだまだ稽古してるので、
その間に、
パンフレット用のインタビュー取材です。
インタビューするのは、飯島です。
悪いですか。

まず、詩梨ちゃんにインタビューです。
中身は、パンフレットに載るものなので、
ここでは非公開です。
稽古場のこと聞いても、私は全部見てるので、
基本的に、個人的なことを集中攻撃だ。
テーマは恋愛だと、プロデューサー指示が出てるので、
正々堂々と、恋話を聞くことができる。
これは楽しい。
全部、パンフレットに載るわけじゃないけど、
面白いことは、パンフレットに載せなくてはいけないので、
えーと・・・パンフレットに載せられないことは・・・・・
今は、どれが使われるのか判らないので、
・・・やはり、全面非公開です・・・ね?
ね?って誰に尋ねているのだ。

しんちゃんのんちゃんの大喧嘩のシーンのために、
渥美博大先生が到着しました。
すごいことが起こると思います。

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

わあ・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

うそ・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

まじかよ・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

なんだ、それ・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんと言ったらいいか、言葉になりません。
筆舌に尽くし難いというのは、
まさにこのことです。
目の前で、起こっていることが、
信じられません。
恐ろしいです。
人間のやることとは思えません。
目の前に繰り広げられている光景は、
これは、悪魔の所業です・・・・・
こんなことを、人間が人間にやらせるなんてことは、
あり得ません。
こんなことをやらせることができるなんて、
人間じゃない。
悪魔だ。悪魔です。ここに本物の悪魔がいます。

誰がどう悪魔かって?
いや、見ればわかります。
ていうか、見ないと判りません。
もう言葉で書けるもんじゃないです。

しんちゃんのんちゃんだけじゃなくて、
稽古場にいる全員が,
容赦なく、地獄に叩き込まれて、半死半生になった頃、
ようやく一回目の小休止だ。

私は、なけなしの勇気を振り絞って、渥美さんに近づいて、
小声で、一応言うだけ言ってみた。

「悪魔がいまーす・・・ここに本物の悪魔がいまーす。
生きた悪魔の親玉がいまーす。
リアルな鬼がいまーす・・・・・・」

勿論、このお盆の大停電の東京に、
地獄から地上に出現した本物の悪魔、リアルな鬼は、
渥美さんしかいません。
本物の悪魔に向かって「本物の悪魔」と言うなんて、
ものすごい勇気が必要です。
よく考えてみると、
そんな無駄な勇気を出す必要はどこにもないんですけどね。
言わないと、自分が人間じゃなくなるような気がしたものですから・・・・

すると、本物の悪魔・渥美さんは、
「芝居がよくなるのなら、鬼にでもなんでもなりますよ」
と仰せになる。
言ってることはまっとうだ。
が、やってることは非道だ。

「大体、こんな優しい顔した悪魔がいますか?」
だと。
確かに、渥美さんは、終始一貫して笑顔だ。

が、

笑顔のまま、平気で非道な行いができることこそ、
悪魔の証拠じゃないでしょうか。
ねえ、そうですよね、人間の心を持った皆さん。

悪魔というのは、
自分で人は殺さない。
人間同士を殺し合わせる。
まさに、悪魔。
悪魔そのものですよ、渥美さん、あなたは。

指示の出し方が大体凄いです。
「葛山さん、そこ、ストーンと立ち上がってきて、
そこへ、膝蹴りがドーン、ね」
問題は、膝蹴りではない。
この時点で、
葛山さんは、ストーンと立ち上がれるような状態ではなくなっている。
半死半生というよりは、むしろ死に近い状況にある葛山さんに向かって、
「ストーンと立ち上がってきて」
って、しれっと言うし。
あり得ない。
人間には言えない。
しかも、そこに膝蹴りがドーン、です。
渥美さんの言うドーンな膝蹴りっていうのは、
それは、普通の膝蹴りじゃないです。
もう、マジで入ったら、ボクサーでも死ぬような膝蹴りです。
あってはならないことです。
ていうか、人間には思いつけない。
悪魔だから、そんなことが思いつけるんだと思います。

でも、死に近い状態にあるのに、
しんちゃん、ストーンと立ち上がってきますし。
なぜ、ストーンと立ち上がれるのだ。
あれえ?
もしかして、しんちゃん、瀕死じゃなくて、
もう、一回死んだかも。
死んで蘇ってきたのかも。
かもっていうか、間違いない。
だから、しんちゃんは、すでに悪魔の仲間です。
ていうか、悪魔の一番弟子です。
本物の悪魔・渥美さんの言ったことは、
「はい」
と言ってさわやかにやり遂げます。
女性の久世さん相手に、
普通の人間だったら、逡巡するところですが、
一切の迷いがないです。
すごい行いになってます。
でもって、笑顔は悪魔の渥美さんだけかと思ってたら、
気づいたら、しんちゃんも、満面の笑顔だ。
やっぱ、悪魔の一番弟子だった。

悪魔の一番弟子なので、
しんちゃんは、悪魔の親玉・渥美さんに喜んでいただけるように、
最大限に残忍なことを普通にやります。
それどころか足してます。

わぁ・・・・悪魔がいます、だったのに、
悪魔たちがいます、になってるぅ・・・・・

なんか、頭の芯が痺れてきました。

普通の人間は、
人間性を保っていられないです。
私も、だんだん、悪魔の下僕になってきた感があります。
最初のうちは、
悪だ。ここで行われていることは悪そのものだ。信じられない・・・
と思ってたはずなのに、
やれ。もっとやってやれ。もっとやってしまえぇ・・・・
と思っている自分がいつのまにかいます。

普通の人間なら、なおさら、悪魔の下僕になった方が楽です。

そうかあ、悪魔は、
こうやって人間を仲間にしてくんだなあ・・・・・

と、人間の意識があったのは、そこまでで、あとはもう完全に悪魔の下僕でした、私。
よく、覚えてないけど、すっげえ楽しかった。

悪魔の親玉・渥美さんは、
「お疲れ様。また明日!」
と笑顔でお帰りになった。

明日も悪魔が来る。

うれしいな・・・

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2006年8月13日 (日)

禁断の部屋

稽古休みなので、
今日が千秋楽で、しかもチケット完売してるのに、
無理を申し上げて、
「しあわせのつぼ」(福島三郎さん脚本・演出)を、観せて頂ました。
プロデューサーの市村さん、栗間さん、本当にありがとうございます。
ごめんなさい。
演出・山田が「日曜が休みだ。なぜなら自分が子供と遊ぶからだ」
と、駄々こねたせいです。

山路和弘さんと池上リョヲマさんが演じたマネージャーさんたち、素敵でした。
おいしい役で、しかも、山路さんも池上さんも、おいしいところを取りこぼしてないし、
さらに、自分で足してる感じさえするし。
笑いました。

依田朋子さんは、外見が何しろ素晴らしいです。
本人に、
「依田、体が細くて、胴が長くてよかったね。すごく面白い姿形でした」
と言ったら、
崩れ落ちていた。
褒めたんですけど、わかってもらえなかったようだ。

で、福島さんの楽屋に、ご挨拶に行きました。
福島さん、鏡前でパソコン広げてるし。

「楽屋で、書こうと思ったんですが、
全然書けなかったんです」
と仰る。
「そうですよね。書けませんよ。
私も、稽古場にパソコン借りてきて(自分のは盗まれたから、ない)、
ほかの仕事しようとしてるけど、何も進みません」
と私も言う。

そこへ、錦鯉柄のアロハを粋に着こなした、
中島淳彦さんが入っていらっしゃる。

「お疲れ様です!
徹夜で書いて、さっきあげてから観に来ました!」

見たこともないような、さわやかな顔でそう仰る。

福島さんが、リスペクトの目になって、
「中島大先輩、カッコいいっす。
一生、ついていきます!!」
と言う。
「飯島も一生ついていきます。今、福島さんと二人で、
全然書けねえって話をしていたんです」

中島オジ貴は、
「無駄なこと、やっちゃいかん!
書けないものは書けないんじゃ!
ない袖は振れないんじゃい!!
意味ないことすな、アホくさい!!」
と豪快に笑って仰せになる。

福島ニイサンは、
「そうっすよね。それが道理ってもんすよね!」
と男に惚れた男の目で、
中島オジ貴を見上げている。

飯島も、
「勉強になります!それが筋ってもんすよね!」

全然、筋じゃない。
ていうかむしろ、非道だ。
「いつ書けるんですか?いつ頃、どんなものが、どんな風にあがってくるんですか?」
と日ごろから問い詰められ、
何も答えられない者たちが、集まって愚痴っているだけだ。

だが、中島オジ貴が仰ると、
それが道理のような気がしてくるから不思議だ。

なんて開放感に溢れた空間なんだ!!

至福の気分で、煙草吸ってる、脚本書き三人衆。

一生、ここにいたいです・・・

いや、駄目だ駄目だ!
こんなところに、長居は無用だ。
ここにいたら、人間としては、すごくしあわせだが、
本書きとしては、
完全に間違った人になってしまう。
ハマっちゃいけない。
麻薬の空間です。
先に待っているのは、本物の地獄だけです。

中島オジ貴に会うたびに、
豪快な気分になれるので、ほんとありがたいです。
カッコよかったです、オジ貴!
豪快な、締め切り守れない本書きには、
滅多に出会えないですから。

でも、中島オジ貴が一番先に帰っていった。
大人だ。
ていうか、福島ニイサンは、これから打ち上げだ。
残ってて当たり前だ。
早く帰れ、飯島。

お疲れ様でした!!

東京は、本日千秋楽でしたが、
「しあわせのつぼ」
大阪公演  シアター・ドラマシティ 8月29日
名古屋公演 名古屋市青少年文化センター(アートピアホール) 8月30日~31日
新潟公演  新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)劇場  9月2日
福岡公演  メルパルクホールFUKUOKA 9月4日

で、公演があるそうです。

中島オジ貴は、帰って爆睡だろうな。
さ、私も帰って、明日の稽古まで爆睡だ!!

頭皮に生えてしまった棘のせいか、
なんか頭痛がするんですけど、
誰か、頭に生えた棘の取り方教えてください!

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2006年8月12日 (土)

頭に棘が生えたのだが・・・

なんかね、
頭に棘が生えてきたんですよ。

一ヶ月くらい前に、
髪の毛をとかしてたら、
ブラシが何かに当たって痛いなあ・・・と思ったんです。
触ってみると、
なんか、にきびというか、吹き出物が、
頭皮にできてたんです。
髪の毛の中に、にきびかよと思ったけど、
そのまま忘れてたんですが・・・

今朝、頭を触ると違和感が・・・・
同じところに、なんか丸い物体が、
しかも、なんか硬いんですけど。
もう、にきびって感じじゃないです。

なんかの硬い芽か、棘が生えてきてるって感じなんです。

頭から、棘が生えてきましたぁ~・・・・

これ、角の芽ですか?
これから、これ、角に成長するんでしょうか。
頭に角が生えている。

私は、小心者で、温厚で、
怒ったことがない人生を送ってます。

なのに、なぜ頭からほんとに角が生えるかなあ。

いや、これは、まだ、角じゃない。
角の芽・・・でもないぞ。
棘だ。
棘が生えちゃいました。
早くなくならないかなあ。
頭に角、じゃない、棘が生えてるなんて、
マジ、カッコ悪いっすよお!

ていうか、困る。

と思いながら、打ち合わせに出かけました。
と、打ち合わせの途中で、
西様からメールが入りました。

「西川です。故あって僕は行けなくなりました。
衣ちゃんに電話してください」

ですと。
風邪ですか!?
西様、風邪ですか!?
喉は大丈夫ですか!?
と慌ててメールを返したら、

「大丈夫です。いたって元気です。
みんなとチヂミとマッコリによろしくお伝えください」

と、返事が来ました。
ゆっくり休んでください。西様。

そして、打ち合わせが終わった私が、
衣ちゃんに電話してみると、
「ただ今電話に出られません」
と言われました。
衣ちゃんの電話番号しか知らないし。
いけないんですけど、飯島。
また、山田の陰謀かよ。
覚えてろよ、山田。

制作補の長沢に泣きのメール入れたら、
詩梨ちゃんの電話番号教えてくれました。
これもつながらなかったら、
完全に山田の謀略だ。

つながった。
職安通りらしい。
飯島、移動。
稽古にも行ってないのに。
お食事会だけ出席。

行った時には、もうかなり肉がないんですけど。
山田が
「飯島さん、お腹すいてる?」
と、形ばかり気を使ってくれたふりをしやがったが、
「すいてます。朝から何も食べてません」
と言ったら、
「残ってるもの全部食べていいから」
と言いやがる。
残ったもの全部かよ。
それはかたじけない話だ。
山田、最近、露骨に意地悪です。

葛山しんちゃん、なんかもうすでに真っ赤だ。
今日は、車じゃないらしい。

マッコリ隊長・衣ちゃんが、
マッコリをついでくれる。
飲む。
旨い。
「おいしい!マズイ!」
と思わず言ったら、
「おいしいのかよ、まずいのかよ!」
と山田に言われた。
山田に突っ込まれるなんて、なんという不覚。

いや、おいしい!ので、
これは、どんどん飲めちゃうので、
まずい!
を、すごく略してしまいました。

マッコリ隊長・衣ちゃんは言う。
「大丈夫ですよぉ~。
マッコリですよぉ~?
こんなのビールより、全然低いですよぉ~!
ていうか、アルコールじゃないですよぉ~!
二日酔いもあんまりしないし~!
どんどんいっちゃってくださ~い!」
いや、二日酔いする可能性のあるものは、
アルコールだと思うが。

もうね、そこからはひたすらマッコリ酒盛り大会ですよ。

しんちゃん、化けの皮が一、二枚はがれました。
久世さんは、大喜びです。
しんちゃん、あと二、三枚、化けの皮、はがしてみませんか?
衣ちゃんは、
すでにもう化けの皮が、はがれ落ちきっているのに、
そこから、またバージョンアップしてます。
これ以上のパワーアップは頼むからやめろ。
久世さんに向かって、
「久世さんが、美しい優しい鬼に見えます~」
と言ってる。
久世さんは、美しく微笑んでる。今は、まだ。

マッコリ、低アルコールじゃないんじゃないかな、
だんだん、書いていいことと悪いことの区別がつかなくなってきました。
ていうか、
書いてはいけないと思われることしか覚えられません。
「書いてはいけないことしか記憶できないよお!
書いちゃったら、どうしよう!
まいっか。
皆さんの事務所の偉い方から、
NG出たら、削除すれば」
と言ったら、久世さんに、
「飯島先生! 事務所からNG出た時点で駄目!それから削除は遅いのよ!!」
と、叱られました。
確かに、美しい優しい鬼に見えるぞぉ~・・・・

なので、ここからは、自主規制。
もう書かない。
ここまででもまずいのか?
いいや、どっかからNG来てから、削除しますので。
もう、思考停止だ。

明日休みだし。

☆メールありがとうございました。

「北脇」さん、何通もメールくださって本当にありがとう。
ウザいもんですか、頂けば頂けるほど、そりゃうれしいです。
メールくださった方は、ここを読んでいてくださるんだなあ、
と判りますから。
「結論は『山田さんは子供だ』」には、大賛成です。
でも、その前に書いてくださったことは、違います。
山田のことまで気遣ってくださってありがとう。

ほかにも、山田の気持ちまでご想像くださって、
山田を気遣ってくださった方が何人かいました。
いいんです。山田は放っておいて。
山田は、子供ですが、プロです。
痩せても枯れても、ギャグが貧しくても、帝劇演出家です。
現場に波風を立てるようなことはしません。
ていうか、飯島のこと、シカトだし。

イギリスからメール頂きました!!
しかも、ウエストエンドで「プライベートライヴズ」観た方から!!
「たごうひろみ」様、ほんとありがとうございます。
しかも、飯島のわがままを聞いてくださって、重ね重ねありがとう!!
かっこいいですか? 私。
かっこいいんですよ。
かっこいいんじゃないかなあ、私って。
と思いながら、書いてました。
そこがカッコ悪いんですけどね。

「はぎはぎ」さんもありがとうございます。
どうかな、山田、読んでないと思います。
少なくとも、全部読んではいません。
ここだけの話ですけど、
山田、私が精魂傾けて、体調を崩して、全身全霊を込めて書いた、
「プライベート・ライヴズ」の

準備稿を読んでないです。

本当に本当なんです。
事実なんですよ。

衣ちゃんが、
「飯島さんのブログ初めて読みました。
本当に、稽古場で起こった私の知ってることが書いてある~って、
思いました」
と昨日言ってましたが、
本当に本当のことしか書いてないです。
作りなしです。

それにしても、演出家が、準備稿読まないなんて、ありですか。
なしですよ。
マジかよ、ありかよ、読んでないのかよ、どうするんだよ、
どうやってOK出すんだよ・・・と思ってたら、

「ノエル・カワードの台本にすでに演出のすべてが書かれているので、
どんな日本語を使おうが、演出としては何の問題もない」

と言ったそうです。
プロデューサー祖父江さんと山家さんが、
やや、困惑しながらも、
「だから、読まなくても大丈夫なんだそうです・・・」
と私に言いました。

そりゃ、「ミー&マイ・ガール」と「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の
準備中で、演出・山田は、絶好調に多忙な時でしたよ。
でも、プロデューサーも、
「準備稿を演出家が読まないのは、どうなのかなあ。ありなのかなあ」
と、疑問に思っていたようです。
あきらかに「普通はなしですよね」という顔でした。
まあいいや、帝劇二ヶ月連続明けの前には、
ありもなしもないか。

準備稿を読まない演出家は、

本書きのブログなんか読んでない!!

と思います。

皆様、メールありがとうございます。
頂けば、頂くほど、
「俺って人気者なんじゃないの?」
と錯覚することができて、嬉しいです。

☆山田和也様のブログ「SHOW GOES ON!!

山田様のブログにコメント投稿ができるようになったらしいですね。
山田様のブログにコメント書きに行ってみます。
飯島じゃないフリして。
人格変えてみようっと。

「和也様、こんにちは♪
和也様の大ファンで、すっごく楽しみにしてます♫
和也様、すっごく素敵です。(^^♪
本番も是非、見たいですけど、
ナイスなお髭の和也様に会えるなら、稽古場に行ってみたいで~す(*^_^*)
18歳、マジ子より」

どうですか、キャラ違いますか。
バレませんか。バレませんよね、相手は山田だし。

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2006年8月11日 (金)

しんちゃん、いっぱいいっぱいの、その先へ・・・

今日から、二幕の立ち稽古が始まった。

二幕はとにかく、ほとんど葛山さんと久世さんのシーンだ。
しんちゃん今日も始まる前から死にそうな顔だ。
生きろ。

私は、今日はできるだけ、演出・山田から、一番遠い席に座ってた。
山田の側によりたくない。
こんな時、円形劇場は便利だ。

稽古中、演出席のない演出・山田が、
ぐるぐる舞台の周りを動いている。
おまえは、クレーンカメラかよ。
お客様は、固定カメラになりますが。

私が座ってる席の後ろを通りかかり、
「この席、ストレス?」
と、演出・山田が、訊いてくる。
円形だから、たまに、芝居を後ろから見ることになる時もある。
その時、見えない部分があって、見てて不満があるかという意味の質問です。
帝劇演出家の専門用語らしいです。
・・・帝劇にストレスなんてあるのか?

「いいえ、何も不満はないです。素晴らしいものが見られます」
と答える。
それはほんとだ。
その時に、芝居的には、正面になってる席からは見えない、
すげえ面白いものが見られる席だ。

山田が、近づいてくることだけが、
ストレスなんですけど。

とにかく、一生、しんちゃんのんちゃん稽古のみ!
だから今日もしんちゃんは、
いっぱいいっぱいです。
ていうか、もう、いっぱいいっぱい以上みたいです。
台詞が入っているかどうかすごく不安な顔です。
台詞が耳からこぼれ落ちないように、静かに歩いてます。

背中を向けて、外の景色を見ながら、
愛の言葉をつぶやくるエリオット(葛山しんちゃん)に、
アマンダ(久世のんちゃん)が、後ろから近づいて、
しんちゃんの肩にもたれる場面なんですが・・・

物憂げに、遠くを見てるしんちゃんに、
久世さんが、近づくと、
すげえ、かっこいいポーズと顔のしんちゃんは、
愛の言葉をいう代わりに、
いきなり、くしゃみしました。
久世さんは、もう床に倒れ伏して笑ってます。

カッコいい顔で、カッコいいポーズを決めて、
背中を向けた超カッコいい芝居中のしんちゃんに、
愛の言葉のかわりに、
いきなり「へくちん」とか、
くしゃみカマされたら、
久世さんも笑い死ぬしかありません。

ていうか、稽古場中が、笑い死にです。

しんちゃんだけが困った顔で、
「すみませんすみません。ほんとすみません」
と必死に、全方向謝罪している。
稽古が5分くらい、
しんちゃんのくしゃみが引き起こした、
皆の笑い待ちで、止まる。

しんちゃんは謝り続けてるが、時折、
「へくちん」と可愛いくしゃみも出る。
そのたびに、笑い待ちが延長されていく。

結果、ロスタイム15分になる。
その「へくちん」は遅延行為だ、しんちゃん。
故意じゃなくてもな。

しんちゃんのんちゃんが、
二人でソファに座って、ただただ、いちゃつくというシーンでは、
しんちゃん、いっぱいいっぱいのラインを超えてしまいました。

なんかもう、いろんなことを一度にしようとしては、
結果何もできなくて、
久世さんにすがるような目を向けてフリーズしてます。
(あんな至近距離で、葛山さんに、
すがるような目で見られて、平然としてる久世さんもすごいが)
台詞を言い、久世さんといちゃつきながら、
次の段取りに移ろうとするが、
そんなことは、今のしんちゃんには、まだ一度にできない。
至近距離で、久世さんにすがるような目を向けたまま、
完全静止です。

で、こんなに顔近いのにフリーズしてては、駄目だと気づき、
とりあえず、体勢を変えようとしたら、
自分の右足が自分の左足にからまってしまって、
(長いからな)
結果、久世さんのお膝の上に、しんちゃんの頭が落下してしまう。
久世さんに、
「ごめんなさい」と謝ろうとして、
謝ってる場合じゃなくて、
台詞を言う場合だったと素早く気づいくのだが、
結果、
「ごめんなさい」のトーンで、
「僕も大人になった」とか言ってる。
大人じゃない。
子供だ。

で、一言台詞を言ってすぐに、
久世さんを抱きしめなくてはいけないのだが、
足がからまったままなので、
抱きしめようとしたら、
今度は、頭が久世さんの肩に激突してしまった。
「ごめんない!」と叫んで、跳ね起きるが、
長い足はまだ絡まったままなので、
最終的には、ソファから落ちていく。
「ごめんなさい・・・」と床の上でもがきながら、まだ謝っている。

まず、足をほどけ。

演出・山田が、
「かわいい~! しんちゃん、かわいい~!
しんちゃん、持って帰りた~い! しんちゃん、かわいい~!!」
と言っている。
それは駄目出しじゃない。
山田個人の感想だ。
が、珍しく山田が本当の気持ちを言っている。

足がからまったまま、
今度はしんちゃん、
演出・山田に「すみません」と謝る。
山田はにこやかに
「いいんですよ~。面白いですから。
それより何より、しんちゃん、可愛いですから」

しんちゃん、山田を悩殺だ。
山田を悩殺して、どうするつもりだ、しんちゃん。

いいから、まず足をほどけ。

・・・やっと、休憩になった。

山田が、
「明日飲みに行きましょうって、西様、言い出してくれないんですか」
と言っている。
西様は、稽古がないが、
ブログの稽古場レポートを書くために、
一同を観察しに来ている。
でも、ただボーっとしてたかもしれない。

その証拠に、西様は、何が話題になってるのか、判ってない。
「は?・・・え?・・・何がですか?
飲みに行くんですか?・・・僕も行きたいな・・・え?・・・言い出す?
誰が言い出したんですか?・・・僕が?・・・言い出してませ・・・
あ、言い出せって話なんですか?・・・なんで、僕があえて言い出せ・・・
ああ・・・そうですね。出番はまだ・・・でも、台詞が・・・え?
・・・そうか、確かに稽古はしてないけ・・・でも、別に僕・・・え?・・・
皆さん、飲みに行きましょう」
西様を話の輪に加えるためには、
もう一回同じことを最初から話さなくてはならない。

まだ次に出てくるまでちょっと間がある、
西様と衣ちゃんが、
幹事さんということになった。

詩梨ちゃんは忙しい。
フラ語の勉強中だ。
フランス語のあとには、ポルトガル語を習得しなくてはならないし。
なぜだかは、不明だが、
演出命令だから、
ポルトガル語を勉強するしかない。

なので、西様と衣ちゃんが幹事だ。
  
私は、明日は、オシムジャパンでも反町ジャパンでもなく、
・・・Jリーグはあるけど・・・
マジで、仕事だ。
ほんとに仕事だ。
稽古に来ない。
お食事会にいけない。

「明日は、稽古が順調に進んでるご褒美に、
ものすごく、おいしいもの食べましょう!」
山田は心底嬉しそうだ。
私が行かないのが、そんなに嬉しいか。
おそらく、帝劇を演出した者しか入れないようなお店に、
ものすごく美味しいものを食べに行ってしまうんだろう。

悔しくなんかねえよ。

衣ちゃんが前に東京乾電池のベンガルさんに、
連れていって頂いたという、
おいしい韓国料理のお店に行くことになる。
が、衣ちゃんは、それがどこにあったのかわからない。
「ベンガルさんに、訊いてみれば」と久世姐が言うが、
「は?・・・え・・・それは・・・」
と、衣ちゃんは必死でベンガルさんに電話するのを拒んでいる。
「あの時のおいしいお店はどこですか?」
とベンガルさんに訊くために電話するのは、
大変なことらしい。

衣ちゃんは、
自転車に乗って、
店をロケハンしに行ってしまった。
ベンガルさんにお電話をするよりも、
自分で行く方が楽らしい。

ロケハン衣ちゃんから、
「明日は店が混んでて、予約ができません」と西様に、泣きの電話が入る。
「・・・えー?・・・困ったねえ・・・困ったんだよねえ・・・
僕も困ってるんだよぉ・・・それは、どうしようかぁ・・・
混んでるのなら、入れないよねえ・・・・えーと・・・
どうしたらいいんだろう・・・・え?・・・衣ちゃん、そんなこといいよ・・・
しなくていいよ。だって、大変じゃん・・・え?・・・
そうだよねえ・・・そうかあ・・・そうしようか・・・どうしようか」
結局、どうするんだ。早く決めてやれ。
衣ちゃんは外で、ロケハン中だ!

きっと、山田が、
帝劇のミュージカルを二ヶ月続けて、演出した者しか入れないような、
ものすごいセレブな店とかに、
皆さんを連れて行ったりするんだろうな。
でもって、何料理か知らないけど、
シェフが挨拶に来て、
「帝劇演出家の山田様とご一同様、ご来店ありがとうございます」
とか言われて、
「シェフ、今の稽古場のメンバー全員連れてきましたから、
今日のおすすめを適当に見繕ってください」
とかって、私には想像がつかないおいしい料理を食べるんだろうな。
勝手に行くがいい。

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2006年8月10日 (木)

しんちゃん爆走

オシムジャパンが勝ったので、
調子コイて、日本代表のユニフォームを着て、
さらに、タオルマフラーまで首に掛けて、
稽古場に行った。
大体、今日は、何の取材もないから、
どんなアホな格好をして行こうと、
誰に何を言われる筋合いもない。
昨日、オシムジャパンの初めての試合があったなんて、
知るよしもない演出・山田にもな。

またも灼熱地獄のアスファルトジャングルを、
蒸発死にしそうになりながら、歩いて、
通り道にある、ファミマで、
ポカリスエットを買って、
一気飲みするのが唯一の救いの時だ。

汗だくです。
アホかもしれないなあと思いながら、
首に掛けてきちゃったタオルマフラーが大活躍だし。

もうすぐ、ファミマ・・・
ポカリ・・・
一気・・・
・・・えーと、こういうの・・・
なんか、形容詞で、
なんて、言ったっけ・・・
あれ?慣用句?・・・
あのお・・・ほら・・・砂漠の・・・水が見えるとこ・・・
蜃気楼か・・・
大都会の蜃気楼の・・・
いや、違うな・・・
それが言いたかったんじゃなくて・・・
ほら、砂漠で乾いて死にそうな時に、水があってさ・・・
しんきろうじゃなくて、
あのお・・・わーどの前に・・・わたしががつかってた・・・わーぷろの・・・

・・・おあすし?
そんなきがする・・・とかいのおあすし。
そうだ・・・とかいのおあすしの・・・ふぁみまの・・・ぽか・・・いっき・・・

えーっ!?

うぞ!!

渡しに取っ手、唯一の巣くいの、都会のオアスシだったふぁみまが・・・

・・・・今日から、改装工事閉店してるんですけど。

・・・・・・・・(脳腐敗溶解蒸発)

閉店工事中で、工事のオジサンたちが、
冷房の効いた作業場と化したファミマで、元気に働いてるのを、
開かない自動ドアの外から、
5分くらい見物しちゃいましたよ。
閉店て閉店て何だよ。閉店て、どっちかってば店が閉まってる方か?ポカリくれ。

ワールドカップのオーストラリア戦の時の、
日本代表DFの気持ちがよく判る。
オーストラリアのゴールが入ちゃった途端に、
悔しがるよりも、
がっくりするよりも、
呆然とするよりも先に、
まず水飲みに行った宮本と中澤を見て、
「こいつら、ヘコんでないから、まだ日本は大丈夫!」だと思ったが、
結果は駄目でした。
ヘコんでようが、ゴール決められようが、
喉がほんとに渇いた時には、水以外のことは考えられない。

ようやく稽古場について、まず駆けつけ三杯水を飲む。
今日は、三杯でも生き返らない。
五杯飲んだ。
汗滝。
タオルマフラーがまた役に立つ。

演出・山田がすでに来てて、
ミザンセーヌ(とかいう演出が決めることの一項目)が、
今回は無限にあるからとかいう私には意味の判らない理由で、
演出席がない山田が、
装置の端に座って、iPod聞いてます。

「おはようございます」
と挨拶したんですが、
いきなり、山田が目をそらすんですけど。

え?なんか私悪いことしましたっけ。
あれえ?昨日、オシムジャパン戦見るために、
稽古、サボったのバレてる?
日本代表のユニフォーム着てきたのはマズかったかもしれない。

いや、選曲に忙しいだけかなあ。
選曲してる山田の肩をわざわざたたいたりとかして、
挨拶してもらわなくても、別にいい。
選曲してろ。

その時、私は、席なし立たされいけすかない山田くんが、
腹の中で、何思ってるか、ちーとも知らなかったんですよ。
大体、常に腹の中にあること、絶対口に出さないんですよ。
その理由を、山田は、
「言質をとられないように」
と言うが、
言質って何だ?
人質みたいなものか?
言葉を人質に取られるわけか?
何を脅し取られるというのだ、山田。
過去に何があったのだ、山田。
どうでもいいが。

昨日は、そのまんま、山田は私と一言も話さなかったです。
いや、もう打ち合わせすることはないから、
大概、毎日、話さないんですけどね。
でも、目も合わさないんですよ、山田。
シカトですよ。私のこと。

さて、「プライベート・ライヴズ」立ち稽古、何日目だっけ、
今日は、一幕の最後の方の徹底稽古と、
びっくりしたことに一幕通し稽古でした。
もう一幕通しかよ。
やった! 私は観てるだけですが、役者さんは大変だぁ。

久世さんとしんちゃんには、
大変な稽古です。
出会って、びっくりして、喧嘩して、
唐突に恋に落ちたと思ったら、
また喧嘩して、大騒ぎした末に走り去るという。
怒涛のシーンの徹底稽古&通し。

始まる前から、しんちゃん、死んだ顔になってるし。
死なないで下さい。

いざ稽古になってみたら、
しんちゃんが、
なんだかもう、
すごいことになってます。
今日のしんちゃん、爆走状態です。
久世さんと二人で、喧嘩するシーンは、
暑いせいもあるかもしれないけど、
顔真っ赤です。
顔真っ赤なしんちゃんて、私は初めて見ました。

で、真っ赤なしんちゃんが引っ込んで、床にへたり込んでるところに、
西様が、絶妙にすっとぼけた
ありえるのかそのオトボケトーンで、
しんちゃんとは、打って変わって、ゆるーいテンポで登場します。

律儀なしんちゃんは、西様の登場をヘタりながらもちゃんと見ていて、
頭は脳死してるのに、なんかもう反射神経だけで笑ってます。
しかも、そのヘタレ状態で笑ったら、腹筋痛いらしくて、
お腹押さえて、稽古場の床に倒れ伏してしまって、力なく転がって、
笑うと言うよりは、もはや痙攣してます。
休め、しんちゃん、舞台に出てない時には。

で、またあっと言う間にしんちゃんの出番になって、
今度は、大喧嘩だ。
久世さんに「考えてよ!」
と怒鳴られて、
「何も考えてない!!」
と言う場面で、
しんちゃん、台詞が飛びました。
静止してます。
頭、真っ白らしい。
足踏ん張って、両の拳を握り締めて、
どこからか台詞をしぼり出そうとしてます。
赤い顔がさらに赤くなって、
汗は出るけど、台詞は出ません。

どこかで似た姿を見たことがある・・・

あ・・・

クロアチア戦で、神のように、
真正面からの強烈なシュートを、
がっちりキャッチした川口だ。
あれだよ、あれ!
川口はそのあと、
ほかの選手たちに「さっさとあがれ!」と指令を出しますが、
しんちゃんは、キャッチした状態のまま、静止。
台詞出るまで、完全静止です。
瞳孔開いてるし、動いてるのはしんちゃんの顔を伝う汗だけ。

演出助手の麻衣ちゃんが、
台詞をプロンプするけど、
脳まで届かないらしい。

そのあと、久世さんにキスして走り去るというシーンは、
昨日も、書きましたけど、
冒頭の衣ちゃんのシーンでは、
肩に触れるのにも遠慮してる紳士のしんちゃんが、
もう、襲い掛かるように久世さんを、
ものすごく手荒に抱き寄せてキスして手を引っ張って疾走退場。
もう全然紳士じゃない。
ていうか、乱暴者。

遠慮とかそういうものは、すっ飛んで、
とにかく今やることをやらなければ!
ブラジル戦短いロスタイムの日本代表状態です。

私は大爆笑です。

演出・山田は、
そのしんちゃんの演技を、
「ヤケクソしんちゃん」と評しました。
しんちゃんは、
褒められてるのかけなされてるのか判らなくて、
微妙に不安顔です。

役者さんに対しては、
物凄く気を使う山田が、
「いや、褒めてるんです。ここはそういうシーンでそういうキャラクターなんだから」
と、単なるフォローだか、
本当の見解だか判らないことを言ってます。

ようやく休憩になって、
大滝汗で、顔面紅潮状態なのに、
台本を食い入るように見て、
台詞確認中のしんちゃんに、
私が、
「しんちゃん、喧嘩の冒頭から、久世さんに負けてたね、
負けるの早いじゃん」
と言ったら、
「勝てるわけないっすよ!!!!」
と吐き捨てた。
吐き捨てるなんて、葛山信吾的にはありえないことです。
紳士も普段の人格もふっ飛んだしんちゃんでした。

稽古が終わるとしんちゃんは、
今日の自分のすべての演技と行動と言動に、
ものすごく後悔反省しながら、とぼとぼと帰っていきました。

でもね、
ここだけの話、
人格吹っ飛んだ「ヤケクソしんちゃん」て、
ものすごーく、セクシーなんですよ、奥さん!
ここだけの話ですよ。

ほんとまじすげえセクシー。

・・・・・☆・・・・★・・・・☆彡・・・・★・・・・・☆・・・・★・・・・☆彡・・・・★・・・・・☆

稽古が終わって、家に帰って、
山田のブログ読んでびっくりしました。
なんか、山田、全然トーンが違います。
しかも、
「いかがなものであろうか、飯島早苗さん」
とか言ってるし。
山田ってほんといけすかねえ!
なんだか知らないがムカついたなら、その場で口で言え。
「どうしてやろう」と思ったんですが、
私の「ミザンセーヌについての見解」は、

知ったこっちゃねえ!!

です。

だって、演出家じゃないしさ、
ミザンセーヌって言葉だって、
最初「びさんせーぬ?ふらんしーぬ?」と、
聞き取れてなかった私だ。
そんな難しいこと言われても、

知ったこっちゃねえ!!!

です。

知ったこっちゃねえ!!!
と書いてもよかったのですが、
それも悔しいので、頑張って難しい言葉を書き連ねたメールを書きました。
でも、私の言いたいことは、

ミザンセーヌなんか、知ったこっちゃねえ!!!

です。

山田のブログを読んだ方が、心配してメールくださいました。
一等賞でメールくださった「スパ@」さん
昼休み中ですか?メールくださったのは。
「好き」と告白してくれて本当にありがとう。
女性であっても、勿論ありがとう。
最近は、三歳の甥からも
「オバちゃん嫌い」と言われ、誰からも好きと言われてないので、
好きと言われて感動しました。
あと、昨日もメールくださったのに、
合計三通心遣いのメールくださった昨日に続いて、
ありがとう「北脇」さん!
その他、私が何も知らない間に心配してくださった皆様、
メールありがとうございます。
今日、稽古場行きますが、またシカトかなあ、山田。
まあいいや、山田とはもう一言も口きかなくても、芝居はできます。

あと、西様がPARCO劇場公式ブログで、
稽古場レポートを開始するそうです。
これから見にいってきます。

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山田和也氏へのメールです

山田和也様

お疲れ様です。
稽古から帰ってきてから、8月9日の山田様のブログを、
拝読させて頂きました。

「ミザンセーヌ」について大変丁寧なご教授ありがとうございます。
が、正直申し上げて「ミザンセーヌ」の本来の意味については、
何度も山田様のブログを読み返してみましたが、却って混乱しています。

私は演劇をきちんと学んでおりません。
演劇学科でもなく、劇団の研究所等に所属していたこともありません。
演劇の理論とは無縁です。
勿論、それはただの言い訳に過ぎません。
スタニスラフスキーをはじめとして、いくらでも演劇についての研究書を、
読むことはできるはずですが、それを怠っているだけです。

何の理論も持たず、好き勝手に舞台をやってきた、
偽悪的な言い方になりますが、「小劇場者」です。
「ミザンセーヌ」という言葉も現場での聞き覚えです。

その私がこんなことを申し上げるのは、僭越と言うしかありませんが、
「ミザンセーヌ」の本来の意味は、もっと簡単に説明できると考えました。

「ミザンセーヌ(mise-en-scene)」という言葉は、英語にもあります。
フランス語をそのまま英語読みにしているのだと思いますが、
私には、正確な発音はわかりません。
カタカナ表記すると、「ミザンセン」「メゾンシン」「ミザンセンヌ」
のいずれかと思われます。

さて、その英語における「mise-en-scene」は、
イギリスにおいては、映画の手法や理論を語る上でよく使われるようです。

映画において「mise-en-scene」と、
「mise-en-scene」ではないものが分けられたのは、
明らかにトーキー映画の登場の時だと私は思います。

サイレントの時代、映画における演出手法は、
「目に見えるもの」つまり「mise-en-scene」のみだったでしょう。
トーキーの登場によって、
「台詞」「効果音」「音楽」等、今まで画面の中に、
映っていなかったものの、手法を構築する必要性が出てきたのだと思います。

つまり「mise-en-scene」とは、
結局はやはり「目に見えるものすべて」なのだと、私は考えます。

なぜ演劇の現場で、その使い方が混乱しているのかの理由は、
演劇では「サイレント」の時代がないから、
というだけのことだと私は思います。

ギリシャ悲劇の時代から、台詞、音楽、音響効果は勿論演劇の中にあって、
「目に見えるもの」と「それ以外のもの」は、一緒に成長してきたからです。

近代劇と前近代劇とか、どこの国から演劇理論を輸入したかとか、
そんなことは、関係ないことだと思います。

映画において「mise-en-scene」の次の言葉が誕生するのは、
バーチャルリアリティのような、
「人間のすべての感覚を使って鑑賞する映画ができた時」
だと思います。

その時、映画の手法は、
「目で見え、耳で聞こえるものすべて」と、
「それ以外」に分けられることでしょう。

しかし、演劇に於いては、
現在、否、はるか過去から、
目、耳、以外の感覚も表現手法の中に入っていたはずです。

たとえば、今でも、お葬式の場面でお線香の匂いがしたり、
水辺の芝居で「本水」が使われ、観客に水しぶきが掛かったり、
客席に送風することもあります。
それらは、目と耳以外で感じることで、現在の映画では使われません。
しかし、演劇では、ずっと使われてきた手法です。

「mise-en-scene」の次の言葉が誕生したとしても、
演劇においては、その言葉の真意は混乱するはずです。

暴論とは承知ですが、あえて申し上げます。
演劇において、
「mise-en-scene」を規定するのは無意味です。

なぜなら、演劇は五感のすべてを使って表現し、
五感のすべてで、お客様に感じていただくものだと、
私は、考えるからです。

何の資料にも基づいていません。
ただの飯島ごときの勝手な考えです。
生意気を申し上げて、すみません。
明日の稽古、よろしくお願い申し上げます。

飯島早苗

・・・というメールを、今、山田和也氏に送信いたしました。
メールに書いたことを、ブログに載せるつもりはありませんでした。
しかし、山田和也氏はブログで「ミザンセーヌ」について記述し、
最後に、私、飯島早苗に対し「いかがなものであろうか」と、
公開質問されているのですから、
山田和也氏のブログを読まれた方のためにも、
山田氏個人のみが読むべきではないと判断いたしました。
さらに、実際に
「山田氏がこのように述べておられますが、飯島さんはどうお考えですか?」
というメールを頂戴しております。
興味のない方には、退屈きわまりない文章だと思いますし、
素人考えですから、理論として正しくはないとも思います。
ですが、無知をさらけ出すことになっても、
ブログにも私の考えを残しておくべきだと思い、載せます。
ですから、稽古場日誌とは別枠にしておきます。

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2006年8月 9日 (水)

オシムジャパン、初陣ですよぉ!

今日は、オシムジャパンの初戦なので、
稽古になんか行ってる場合じゃないです。
当然、サボりました。

オシムジャパンの船出だというのに、
演出・山田の空気の読めてない低レベルギャグに、
もしも遭遇してしまったら、
日本代表が穢れる。
だから、勿論、稽古はサボります。

キックオフは、19時20分なので、
それまで、家で仕事しました。

だから、稽古場の今日は、判りません。
オシムジャパンの前に、
稽古なんかどうなろうと、
私には、どうでもいいことです。

スタメンに、田中達也選手が、入った~!!

「プライベート・ライヴズ」の稽古については、
とりあえず、今まで書けなかったエピソードのいくつかを、
忘れないうちに、書いておくことにします。
まだ、書けてないこと、たくさんあるんですけどね。

今日は、小ネタ集。

「眼中にない」

西様が、久世姐を慕っていること、
葛山さんともっと仲良しになりたいことは、
稽古場中では、誰が見ても明白なことだが、
聞くところによると、
私のことを、
「隣のオバサン」と記述してるらしい。
オバサンはまだいい。ほんとだから。
でも、隣かよ。
この稽古場から、出いけ!かよ。

この前、皆でお食事に行った時、
もし、はぐれたら、困ると思って、
西様に「じゃ、携帯に私の番号を送りますね」と、
番号送っておいた。
お食事が終わる頃、
携帯をチェックした西様は、
「あ、着信がある。誰だろう。知らない。消しとこう」
すみませんが、それはさっき掛けた私の番号ですが。
消してるし。
出て行け、どころじゃなく、消えろかよ!

「毎回、変えてね」

一幕で、久世さんと西様が、
引っ込むところがあるのだが、
そこで、引っ込み際に西様は、考え抜いたネタをカマして、
(いつもの無意識ボケじゃない。
意図してネタかましたのだ。
それを専門用語で「プラン」という。
プランは英語で、計画のことだと思う)
久世姐さんに笑って頂けた。
西様、ご満悦だ。
が、久世姐さんが、
「毎回、違うネタで、笑わせてね」
と言った途端に、
プレッシャーで青ざめて固まっている。

「紳士過ぎ」

葛山さんが、新婚という設定なのに、
衣ちゃんに接触するのをすごーく遠慮してると、
前に書いたが、
「じゃあ、行こうか」
という台詞の後で、衣ちゃんを連れて去って行くシーンは、
めちゃめちゃサマになってる。
エスコートの仕草とマナーに関しては、
見たことないほど、120%完璧だ。
マジで、ジェントルマン。
ていうか、これでタキシード着こなされた日にゃ、
カッコ良すぎるし。
通し稽古で、
私、マジで鼻血出すと思う。
ほんとに、鼻血出したら、すっげえかっこ悪いぞ、私。

「鏡に何を言う」

稽古着に着替える部屋が、鏡の後ろにある。
(壁が全部鏡になってて、
その裏に着替え小部屋がある)
衣ちゃんが、着替えて出てきたら、
鏡の扉がなぜか閉まらない様子だ。
必死で、扉を閉めようとしながら、
鏡の扉に、衣ちゃんは何か言い聞かせている。
言い聞かせたからと言って閉まるものではない。
そのありさまがあまりにも面白いので、
誰も扉を閉めるのを手伝おうとしない。
終いには、鏡の扉に向かって呪いの言葉を投げかけている。
白雪姫のお母さんかよ。
それでも、閉まらない。
仕方ないので、
閉まったふりして、何食わぬ顔して、自分の席にいく。
まあいいや。
とりあえず、頑張れ、衣ちゃん。

「張り合ってどうする」

ある人の携帯の中に入ってるお子様の写真を皆で見せてもらった。
お嬢様、二人なのだが、
三歳の上のお嬢様も、もう妖精みたいに可愛くて美しいのだが、
生まれたばかりのお嬢様も、
赤ちゃんだとは思えないくらい鼻が高くて、
目がめちゃめちゃ大きくて、
黒目もお人形さんかアニメ美少女みたいに大きくて、
信じられないくらい愛らしい。
西様は、食い入るようにその写真を見て、
「こんな美しい赤ちゃんは、初めて見ました。
・・・将来が約束されてますね」
とため息をつく。
すると、何を思ったか、
選曲してた演出・山田が、
「僕のiPodには、一万曲入ってるんですが、
さらにその上、写真も入るんですよ」
と「ご子息と自分」の写真を一同に見せてくれた。
お子様は、確かにすごく可愛い。
山田に似なくてラッキーだったね、お坊ちゃま、そして奥様。
ラッキーなところだけは、山田に似たんだなって感じだ。
あとは、ギャグセンスが山田に似ないように祈るだけ。
「でもね、愛妻の写真は見せてあげません」
だと。
いいよ、別に。
何をアピールしたかったんだよ。
そんなことで張り合ってどうする。
それより、
早く選曲しろ。

「フランス人になっちゃうよ」

詩梨ちゃんは、立ち稽古では、
まだ、しばらく出番が来ない。
なのに、しっかり稽古場に来て、
フランス語を勉強している。
フランス語を喋る役だからだ。
熱心なので、どんどんフランス語が、うまくなってく。
演出・山田が、
「フランス語マスターしたら、
次は、ポルトガル語やっといて」
と言った。

・・・・・

ポルトガル語・・・・ふーん・・・だよね・・・

ポルトガル語・・・・?

なんで、詩梨ちゃんは、ポルトガル語をやっとかないと駄目なのか?

・・・どういう意味だ?
まったく意味が判らない。

・・・・もしかして、ギャグだったのか?

・・・だとしたら・・・これは・・・

これは・・・滑るどころではない。

滑るというのは、ギャグをやりたかったのだということが、
周囲に、理解されてこそ、
「滑った」という認識が生まれる。
が、
ギャグだったかどうかさえ、認識できないのでは、
滑るも何もない。
ないものは、滑らない。
山田の笑いのセンスの低さは底なしだ。
今日は稽古場行かなかったから知らないけど、
山田の低レベルギャグが野放しになってたのかなあ。

まあいいや、そんなことは。
オシムジャパンは、
とりあえず、勝ったし。

今日の小ネタ集、はこの辺にしておきます。

さ、オシムジャパンも勝ったことだし。
今日は、稽古場に行ってやるか。
誰も私に来てくれって言ってないですけどね。

惜しかったですね、田中達也選手。

あと、代表に、松井大輔選手が加わるとすると、
ドリブルのオプションがさらに増えることになるんでしょうか。
ドリブルが、日本代表にとって有効かどうか、
私はちょっと判断つかないですけどね。
昨日の長谷部選手もドリブルあったけど・・・
オプションとしては必要でしょうけど、
有効なのか?欧州列強のA代表に対して。
それが疑問なんですよ、私は。
疑問ではあるけど、多分考えても、私には全然判りませんけど。

まあ、今日のところは、気分よく稽古場行こうっ~と。

☆メールいただきました。ありがとうございます。

「山田さんに負けないで頑張ってくださいね」
というメールを、
「北脇」さんから、頂きました。
「山田さんのブログが縁でこちらを知りました」という方だ。
「北脇」さんが、私のところに来て下さったのは、
演出・山田のおかげだが、
心ある人は、わかって下さっている。
私は、
演劇界での権力や権威や、
稽古場での立場では、
山田には、百年頑張っても勝てそうにないですが、
笑いのセンスと、心意気は、
絶対に山田に負けません。
ほんと、ありがとうございます。
ブログも、脚本も、
頑張って書きます。

・・・ついでですが、
こんなところで、贅沢を言うのはナンですが、
駄目モトなので、書いておこう。
いーじまとつきあってやってもいいという、
ナイスなミドルや、ボランティア精神のあるヤングで、
多少はイケメンで、
ちょいとも悪ない感じの男性の方のメールも、
歓迎いたします。

最近来るのは、
「私が人妻だから、会ってくれないんですか?」
というメールばっかです。
だから、会いませんから、人妻・サユリさん。
私と会ってどうする、人妻・サユリ!
あて先、間違ってますから。

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2006年8月 8日 (火)

テレビ取材の皆様がいらっしゃいました、今日は。

「プライベート・ライヴズ」は、立ち稽古二日目。

私は、もう仕事がないから、稽古場には行かなくていい。
が、今日は、別だ。
なんか知らないが、テレビの取材が稽古場に入るからだ。

本来は、稽古場にテレビ取材が入る時、
私はいなくてもいい。
稽古場にテレビカメラが入る場合は、
大概が、役者さんや演出家を撮りたいからだ。
私は関係ない。

が、今日は別だった。
演出と台本書いた者たちにもインタビュー取材があった。

・・・・・・(心肺停止)

ということは、
私にも、カメラで写されるインタビュー取材があるということだ。
それもこれも、
ノエル・カワードが、もうこの世にいないせいだ。
生きてろよ、ノエル・カワード!

何度も書いてますが、
うちの事務所の制作に、
「お客様の前に姿を晒すことがある時は、
普段より、ちょっとはまともな格好してください。
お客様に失礼だから!」と、私は厳命されています。
そんなこと別にどーでもいいじゃん、
と私は、思ってるのですが。
お客様方は、私の姿形には別に興味ないから。
が、制作は言う。
「勿論、誰も、飯島さんのルックスに興味はないですよ。
でも、あまりにも駄目な格好でお客様の前に出たら、
お客様を不愉快にさせてしまうじゃないですか。
興味ない以下です。
お客様が見ても別に何とも思わない程度には普通にしてください。
不愉快にさせてしまうのは駄目です!」

確かに、何も思われないなら、まだいいが、
あえて、お客様に不愉快な思いをさせてしまうのは、
よくない。

必死で、少しはまともな服をさがし、
稽古場で、今日は自分でメイクして、
稽古場中の人に、
「大丈夫ですか? 私、いつもより少しはまともですか?」
と確認した。
皆、私を哀れに思ってか、
「大丈夫です。自信を持ってください」
と、余命いくばくもない不治の病に罹った者を見る慈悲のまなざしで、
答えてくれた。
ありがとう。

自分はルックス的にもイケてると思ってる演出家・山田は、
いつものまんまで、来て、余裕コイてる。

山田と私のインタビューの時間が来た。
椅子が二個並べてある。
「どういう風に座りましょうか」と、
演出・山田が、取材の方に訊く。
「どちらでも、お好きなように」
演出・山田が、
「飯島さん、僕を、ドツキやすいのはどっちの手ですか?」

は?

私は、ここのページと心の中でしか、
山田をドツいたりしない。
稽古場じゃ、
腐っても大物演出家・山田和也なんだから。

取材の方が、それを山田のジョークだと、奇跡的に理解して下さったらしい。
「あのー、山田さん、
吉本だったら、ドツきあって頂いても、
見ている方に喜んで頂けると思いますが、
これは、宝塚の番組なので・・・・ドツくのはご遠慮ください」

山田は、自分のジョークが成立したので、
ご機嫌だ。
よかったな、山田。

不思議に思うのだが、
こんなに、自前だと笑いのセンスが貧乏な山田が、
なぜ、コメディの演出ができるのだろう。
そりゃ、演出家は、自分は演技ができなくてもいい。
役者さんにやって頂けばいいからだ。

が、
笑いのセンスがない人が、コメディの演出をするというのは、
それとは違うと思う。
どうだろう。
ないだろう。
ありなのか?
・・・ありみたいだ。
山田は、けっこうコメディの演出をして、
しかも、「良い芝居を作った」と評価を受けている。
そのからくりがまったく判らない。

私はこれでもう今日の仕事は終わりなので、
さっさと、必死で探してきた少しはまともな服を、
稽古着に着替えた。
私は、稽古しないが、稽古場で一日、スカートなんか、
着ちゃいられない。

で、もう心配事がなくなったので、
まず一番の疑問を解決しようとした。

葛山さんに訊いてみる。
「昨日、西様に、しんちゃんて呼ばれましたか?」

葛山さんは、はるか遠くを見るまなざしをして、
昨日のことを、一所懸命思い出し、
三分くらいしてから、

「呼ばれなかったです・・・・」

と、答えてくださった。
何やってんだ、西様。
西様が、呼ばないと意味ないじゃん。

今日も、稽古中は、西様が葛山さんを、
「しんちゃん」と呼ぶ場面を目撃することはできなかった。
いつになったら、呼ぶんだよ、西様!
千秋楽が過ぎてから、自分の家で、葛山さんいないのに、
密かに「しんちゃん」て呼んでも意味ないんですよ?

西様がしんちゃんをしんちゃんと呼ぶ日は来るのか!?

それが問題だ。

「とにかく、葛山さんは、しんちゃんと呼ぶ」と、
必死で心に叩き込んできた演出家・山田は、
なにを間違えたのか、
駄目出しする時に、
「あ、西様は、ここは、こういう感じで、お願いします。
で、しん様なんですけどね」
と、どう脳神経を繋ぎ間違えたのか知らないが、
「しん様」呼ばわりだ。
「しん様」は、違う。
久世さんが「しんちゃん、と呼ぶこと!」と決めたからだ。

「しん様」じゃ、
なんか知らないけど、
時代劇で、
ほんとは将軍様のご落胤なのに、
町人たちと仲良くくらしてて、
人知れず悪者をやっつけてる、
腕の立つ、爽やかなカッコイイ若様みたいだ。

・・・ちょっとそんな感じは、確かにするけど。
葛山さんて。

☆お忙しい時にわざわざありがとうございました

昨日、
「ミザンセーヌって本来どういう意味か、教えて!」
と、駄目もとで書いておいたら、
稽古中で、お忙しいはずの鈴木勝秀さんが、
またも、ありがたいことに、
メールをくださいました。

「ミザンセーヌは、mise-en-scene、で、目に見えるもの全部、
といった意味でしょう。
だから、セリフとか音楽、音響、とかは含まれないんだと思います。
でも、演劇人の会話に出てくるときは、
立ち位置、くらいの意味で使われていることが多いように感じます」

本当にありがとうございます。
さすがだ、鈴勝さん。
何でも教えてくれる。

稽古場では、実は私は山田にも、質問してた。
私が、必死で意味判らないながらも、
ながーく説明したのに、
山田のブログを読んだら、

「ミザンセーヌ(俳優の導線や位置関係)」
で、説明が終わってた。
・・・それだけでよかったのか・・・
と、私は、がっくりしてしまったからだ。

稽古場で訊いたら、
日本大学芸術学部演劇学科卒業で、
しかも、
今は、演劇を志す若い学生さんたちに、
演劇を教えているという、
日本の演劇の未来の鍵を握っている演出家・山田は、
「多分、フランス語では、本来は、
『演出』全体を指す言葉だと思いますよ、
ミザンセーヌは」
としたり顔で言ってた。

全然、違うじゃん!

山田に演劇を教えてもらってる学生さんたち、
気をつけてください。
まあ、ミザンセーヌの本来の意味くらいなら、
私も知らないから、山田を批判できないが、
でも、これなら言える。
ギャグだけは、笑いだけは、
山田から、何も吸収してはならない。
笑いのセンス皆無と思われるのに、
コメディが演出できる謎のからくりを教えてもらえるなら、
それだけを教えてもらってください。

・・・それは、私も教えて欲しい・・・
・・・・教えて欲しいな・・・
教えてほしいよ、それは、是非。

そんな話を稽古場でしてたら、
演出助手の福原麻衣ちゃんが、
「あのー、私は、ミザンスって教わったんですけど、
ほんとはミザンセーヌって言うんですね」
と言い出した。

え?

ミザンス?

ミザンスって、ミザンスって、
おフランスざんす、
みたいな、
そのミザンスが、
ミザンセーヌの略語ざんすか???

私は、略したら、「ミザン」て言ってたざんすが、
ほんとは、ミザンスなんざんすか?
それが、正解なんざんすか?
どうなんざんす?

駄目だ、また、山田並みになってる・・・・

で、ここにきて、また新説だ。
上記メールの中では、
「ミザンヌ」って、略されています。

ミザンヌってのも、聞いたことないですよ。
ミザンセーヌの、
最初の三文字の「ミザン」に、
最後の「ヌ」をつけて、
「ミザンヌ」か。
もう、どれが本当なのかわかりません。

まあ、現場で通じればいいんだけど。

☆お知らせくださってありがとうございました

鈴木勝秀さんのブログを、
「はぎはぎ」さんが教えてくださいました。
ありがとうございます。

そして、
鈴木勝秀さんのブログは、

AARDVARK15のmemo

です。

基本的には、サッカーのことが多いようです。
サイドバーを見ると、
公演のお知らせとかがあるので、
鈴木勝秀さんのブログと確認できます。

今日もまた、何も稽古のことが
書き始められないまま、
こんなに長くなってしまいましたが・・・
また明日・・・です。

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2006年8月 7日 (月)

今日から立ち稽古です!

「プライベート・ライヴズ」稽古は、
今日から、立ち稽古です。

そして、今日は、
今日からは、
今日こそは、
葛山信吾さんが、しんちゃんと呼ばれる初日です。

が、肝心の西様は、
葛山さん、じゃないや、しんちゃん・・・
・・・私は、ずっと葛山さんて呼んでるから、
ちょっとまだいきなり、しんちゃんとは呼べないですが。

で、
その最もしんちゃん問題に心乱れている、肝心の西様が、
今日の稽古で、
葛山さんのことをしんちゃんと呼んだかは不明。
呼んだとしても、その現場は目撃してない。
誰か、聞いたか?
いつ、どんなタイミングで、
しんちゃんをしんちゃんと呼んだのだ?

誰か教えて。

本日は、その立ち稽古しんちゃん呼びかけ初日であるとともに、
稽古前に、衣裳打ち合わせがあった日でもありました。
いや、飯島は、別に何も打ち合わせするわけじゃないです。
ただ、衣裳の黒須はな子さんのゴージャスなプランと、
かっこいいデザイン画を見に来ただけです。

ゴージャスで古き良き時代のハイソな衣裳なんだろうなと、
楽しみにしてはいたのですが、
実際、デザイン画を見てみたら、
私の想像以上に、なんか物凄く、ゴージャスなんですけど!!
素敵だぞ!!
(これ、この芝居のスタッフとしては、
自画自賛になるのか?
よく判らないや、だって素敵だし、いいか)

タキシードだとかさ、イブニングドレスだとかさ、
いや、それは台本にそう書いてあるけど、
でも、ほんとにイブニングドレスなんだよ?
久世さんが、だよ?
なんてカッコイイ!

で、シルクのシャツ????
そんなの芝居の衣裳としてありなのか????
いや、ありなんですけどね。
この打ち合わせでは、ありってなってるし。

貧乏演劇しかやってない私には、
もう見ててはしゃいじゃうくらいゴージャスな衣裳プランです。

だってだって、シルクのシャツって何ですか。
シルクって。シルクだよ?
シルクって、シルクって、絹のことだよ?
蚕が吐く糸から作った。
東洋の小国日本や中国の特産物で、
それを手に入れるために、ヨーロッパからアジアまで、
シルクロードができたくらいの、
あのシルクだよ?

皆、知ってるか・・・
でも、私なんかシルクなんて・・・・・・・・・・・
一着持ってるか持ってないかだよ。

・・・・(思い出してみてる)・・・

いや、持ってなかった。
私の持ってる服は、衣裳プランとは全然関係ないが、
大体、服自体が少ないしね。
いや、だから、私の持ってる服はいいんだってば!

なんか打ち合わせと全然関係ない人間なのに、
興奮してる、飯島。

衣ちゃんのシビルや、詩梨ちゃんの衣裳も、
勿論、めちゃめちゃ可愛い!
しんちゃんや西様の衣裳も、
古風な上流階級のイギリス紳士たちなんだな、これが。
当たり前だよ!
そういう芝居なんだから!
「ズボンにはサスペンダー使うかもしれません」とか書いてあるし。
いいなあ、スーツにサスペンダー!!
それだけで、ときめいちゃうぞ。

なんだ、フォーマルスーツフェチなのか、飯島。

あー!
上着のボタン、「真鍮」って書いてある。
真鍮のボタンなんて・・・チャーミング!
今、そんな、ないよ?
ちゃんと、こだわって作ればあるかもしれないですけど。

これこそ、帝劇じゃ、お客様からは見えないけど、
円形劇場ならではの、
あの近さでこそ、こだわりが芝居に生きるプランの素敵さだ!

ざまあみろ、帝劇の帝王・山田!

あ・・・・

山田がこの芝居の演出してるんだった・・・・

何が、ざまあみろ、だ?
山田の演出の芝居に、出てきちゃうじゃん、
この素敵な衣裳たちが・・・
なんか悔しいな。

ヘアメイクの河村陽子さんもいらしてた。
久世さんとか、衣ちゃんとか、
上流階級、レディたちが出るんだから、
髪型もハイソな古風なイギリス風だよね。
そりゃ、衣裳打ち合わせに来ますよね、河村さんも。
当たり前か。
でも、どんなヘアメイクなのか、すげえ、楽しみ。

プランとは全然関係ないけど、
ヘアメイクの河村さんて、すっごい綺麗な人なんです。
自転車キンクリートの女優たちが、
河村さんにヘアメイクして頂いた時とかは、
「どの女優よりも美しいヘアメイクの河村さん」
として、憧れの的だ。
男どもも、
河村さんに
「あー、ちょっとだけ、髪の毛カットした方が素敵かも。
切ってもいいですか?」
とか言われると、
「はい、お願いします」って、急におとなしくなっちゃって、
河村さんに、髪の毛カットしてもらう俳優は、
他の男たちに、嫉妬の目で見られる。
河村さんに切ってもらうために、
わざと、めちゃめちゃな髪型で来る奴さえいる。

うっとりするような衣裳打ち合わせが終わりました。

で、稽古だ。
やっと、やっと、
この稽古初日から建てこんであった装置が、
フル活用される時です。
昨日までの学級会形式みたいな口の字型の机の配置は、なくなり、
舞台を観るように、机が並んでます。

私はなるべく隅の方にいたいんですけど。

でも、なんか一番前の机に「飯島大先生」って名札が貼ってある。
だから、その呼び名はやめろ。
誰が書いたのだ。

「山田さんの机、どこですか?」と聞いたら、

ああ~!

そういえば、一昨日のお食事会の時に、
またもや失敗してたんですよ、私。
三つ目の失敗。

ここでは、
山田山田極悪人山田悪の権化山田いい加減にしろ山田と、
山田呼び捨てにしてるけど、
本人に向かっては絶対に呼ばないと心してきたのだが、
お食事会で、つい、久々にちょっとだけ呑んじゃったら、
つい「山田が、ココナッツ団子とマンゴープリンが食べたいって言ってるけど」
って、山田呼ばわりしてしまった。
ほんと失敗した。
山田に気づかれただろうか。
山田も呑んでたし、
しかも、山田はココナッツ団子とマンゴープリンで頭がいっぱいだったから、
気づかれてないだろう。

で、今日の稽古場で、
「山田さんの演出席はどこですか」って聞いたら、
「ない」って。
ないのか。
山田、立たされ演出家か、ざまあみろ。

「この芝居じゃ、僕、座ってるわけにいかないでしょ」

あ・・・完全円形だった・・・

山田が、
「昨日も今朝も、ずーっと、
必死で、ミザンセーヌを考え続けたんだけど、
出た結論は、考えても考えてもおっつかないし、
可能性は、いつも以上に無限にあるし、
考えても意味ないってことだったんですよ。
で、もう考えるのやめました」
と言いました。

昨日と今朝と考えて、
考えても無駄って、結論かよ、山田。
いつも以上に無限て。
無限より無限て、
それは、どっちにしても無限だぞ。

でも、言ってることは正しい。

・・・演出家に向かって、ミザンセーヌについて、
「言ってることは正しい」って、
それは、さすがに、相手が山田でも、
私の言い草は、ちょっと、どうだろう・・・・
それは、さすがに失礼です。
たとえ、山田相手でも。

確かに、そうですね・・・
この舞台とこのセットじゃ、
ミザン考えても、考え切れないでしょうとも。

あ、
えーと、ミザンセーヌというのはですね。
なんだ?
何語だ?
「ヌ」が最後についてるから、フランス語?
馬鹿か、飯島。

すみませーん!鈴木勝秀さーん!
稽古中かもしれないけど、鈴勝さーん!
ミザンセーヌってフランス語ですか?
本来は、どういう意味ですか?
って書いておけば、教えてくれるかな?
完全他力本願。
だって、お忙しいだろうから、直接聞けない感じなので。

ミザンセーヌっていうのは、
えと、本当の意味を正確には説明できないんですが・・・

つまり、舞台の上で、
装置とかもある状態で、お客様がご覧になる時に、
出演者が、どんな風に動いたり、
位置したりだとか、
えーと、それとか、
登場人物同士の、状況や感情に対応した
舞台空間の中における関係を立ち位置とかで、
どう伝えるのか・・・とか?
(段々、不安になってきた、伝わないだろうな、これじゃ)
あと、
えーと、登場や退場などで、
出演者が、どこをどんな風に動いて、
それを他の出演者が、
どこで迎えたり、
送り出したりするのかとか・・・つまり、何のことだ?
自分でも全然、意味判らねえ。
西様の日常の話し言葉みたいになってるぞ。

言い方変えてみるか。

出演者が、
芝居の中で、
舞台上で、
どんな風に見えたら、一番素晴らしいかという、
そういう演出プランのひとつ・・・
・・・・・・・・です。
じゃないかな。
演出家じゃないから、よく判ってなかった。

そうだよね?
私は、演出家じゃないから、よく判らないけど。
そんなこと・・・・だと思います。

えと、つまり、
完全円形ですから、
普通の舞台だと、お客様は正面から見るだけですけど、
360度、全方向から、お客様はご覧になりますよね?
その劇場で、どこから、何がどう見えたら、
効果的な芝居にできるかは、
それはもう、頭の中や、模型とか見て考えても、
いくら、天才・山田くんだとしても、
決めきれないと、予想だけはつきます。

あとは、現場でやってみるしかないっすね。
演出・山田と出演者の仕事だし、
私は、高みの見物だよ。
悩み苦しむがいい、山田。

何の話でしたっけ?
そうだそうだ。
「演出席がない」の話だ。
360度全方向からの視線に対する演出をするので、
山田、偉そうに座ってる場合じゃないのは、
確かだった。

立ってろ、山田。
ていうか、役者さんより、動いてろ。

私が命令するまでもなく、
演出・山田は、そういうつもりだったらしいが。
私は、
座って、ゆっくり見学です。
もう、することないもんねー。
読み合わせ以上にないもんねー。
山田、お手並み拝見だ!

葛山さんと衣ちゃんの一幕冒頭シーンから。

葛山さんは、ハネムーンなのに、
新婚さんなのに、なかなか衣ちゃんに、
ラブラブな感じで接触することができない。
衣ちゃんに触らなくちゃならない芝居の時は、
壊れ物に触れるように、やさしーく、おずおず、触れてます。
笑うぞ。
でも、それが葛山さんなんだけど。

前に、葛山さんと芝居やった時、
葛山さんが、国生さゆりさんと手をつないで、走りこんでくるシーンがあったんですが、
国生さんが、
「葛山さんて、舞台袖で、スタンバイで、手をつなぐ時、
毎回毎回、全部のステージで、
『失礼します』って絶対言うんだよ。
すっごい、紳士的で優しいんだなって、毎回感動してた」
って言ってました。

そんなしんちゃん、今回は、手をつないだりだの、抱きしめたりだの、キスしたりだの、
多いんですけどね。
いちいち、失礼しますって言わないで下さいね。
全部、舞台の上なんだから。

しんちゃんと衣ちゃんのシーンのすぐあとは、
久世さんと西様の登場なんだけど、
登場いきなりから、
西様、装置にあちこちぶつかって、
「痛い」とか言ってるし、
台詞にない、生の感想ですよ。
で、久世さん笑わせてるし。
いや、稽古的には笑わせては駄目なとこなんですよ。
誰だ、おまえたちは!

今日は、私は、仕事があったので、
ここまでしか、稽古場にいられなかったんです。
すごい残念。

さあ、西様は、しんちゃんをしんちゃんと呼んだのか??
明日、訊いてみます。

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2006年8月 6日 (日)

今日は稽古休みだ!

今日は、「プライベート・ライヴズ」は稽古休みです。

基本的に日曜日が稽古休みです。
それは、自分は大物だからと思いあがったわがままな演出・山田が、
「日曜日は、子供と遊びたい」
と要求したからです。

心にもない上っ面なことしか言わない演出・山田ですが、
これは、珍しいっていうか、唯一の本心だと思います。

山田和也が、ほんとに心から嘘なしで愛しているのは、
世界で奥様とお子様だけです。
そして、愛してるのも確かだけど、
それよりも、多分、山田和也は、仕事でも人生でも、
今夜何食べるかも、いつお風呂に入ったらいいかも、トイレに行ったらいいかも、
奥様がいないと、どうしていいか判らず、
人生丸ごと、やってけないんじゃないかなと思います。
愚痴とか聞いてもらったり、
辛いことがあると慰めて力づけてもらったり、
「僕はどうしたらいいんでしょうか」とかそういう悩みや迷いは、
全部、奥様にすがってると思います。

演出家・山田は、元々才能はあったとは思いますが、
奥様がいてくださらなかったら、
絶対に、開花してなかったと思います。
人間的にも、今よりもっとさらに駄目だったと思います。

そんな奥様に、結婚して頂けて、山田的にはすげえラッキーだな。
ただ、奥様の方には、なんのメリットもないんじゃないかと思うんですけど。
私には、判らないし、
私の前なんかでは出す訳もないし、出してほしくもないが、
奥様の前だと、男的魅力とか色気とかフェロモンとか(あるのか?)、
頑張って、出しているのかな・・・想像不可能だけど。

か、
山田和也が、人生でたった一人だけ愛せる奥様に出会って、
めちゃめちゃ奥様に惚れ抜いて、
「101回目のプロポーズ」みたいに、
必死で愛を告白して、
爆走するトラックの前にとび出すとか、
醤油を一升飲み干すとか、
ナイアガラの滝つぼに飛び込むとか、
それくらいとんでもないことで、情熱と愛を演出したので、
奥様が、もう哀れに思って、マザー・テレサ並みの慈悲の気持ちで、
結婚してくださったのかもしれない。
それにしても、すげえラッキーだな、山田和也。
まあ、ラッキーも才能のうちだと思いますが。

私は、今日は、
「蝶のやうな私の郷愁」を観てきました。
坂手洋二さんと占部房子さんの二人芝居です。
鈴木裕美が演出してるからっていうのもありますが、
私は、俳優・坂手洋二さんは、
なんか理由はまだ謎なんですが、すごく魅力的だと思ってます。
だから、是非、拝見したかったんです。
すごく素敵なお芝居です。

なんだか、すごく心が揺さぶられて、
久々に、芝居観てて、何度か涙出てきちゃいました。
詳しい感想とかは、自転車キンクリーツカンパニーHPの、
じて菌な雑文」に近々書きます。

坂手さんは、すっごく素敵な役者さんだと思うんですが、
なぜそう感じるのかという私の中の理由は、
なんか全然判りません。
是非とも解明したいと思ってます。
セパレート・テーブルズ」の時に、
坂手さんをキャスティングしたマキノノゾミさんは、
すごいなと思います。
でも、なぜ「いいと思った」のかは、知りません。
「あの登場人物ができるのは、坂手さんしかいない」
と思ったからかな。

「プライベート・ライヴズ」は、明日から立ち稽古になります。
何が起こるか楽しみだ。
読み合わせは終了したので、
私が稽古場にいるべき状況は、ほぼなくなったので、
いなくてもいいし、
責任もないし、気楽です。
(今までも別にいなくてもよくて、責任も仕事もなかったんだけど)
ま、実際、
今までも、読み合わせ聞いてただけで、何もしてませんが。

が、
明日からは、さらに能天気でOKです。
面白いことがたくさん起こるといいなあ。
いや、勿論、芝居が面白くなるのが一番だけど。

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2006年8月 5日 (土)

読み合わせ最終日・その1

「プライベート・ライヴズ」稽古5日目・第一幕

今日はなんかイベント多すぎて、
一度に書くと大長編になってしまうので、
分割して書きます。

昨日、自分の事務所で打ち合わせしてたら、
制作の須藤に、
「飯島さんのブログは、長すぎて、まったく読む気がなくなります」
と叱られた。
言い訳するが、稽古に行く前に、朝書いてアップしてるので、
推敲とかそういうことをしてる余裕はない。
まさに書き殴ってるというか、
書き垂れ流している。
読みにくくてすみません。

だから、書いてると、ただただ、どんどん長くなっていってしまいます。

「今日は忙しいので短い手紙は書けません」て、
誰の手紙でしたっけ。
ビクトル・ユーゴーか? あれは世界で一番短い手紙出した人か。
パスカルでしたっけ?
とにかく、誰だか忘れたけど、そういう感じだ。
フランス関係に詳しいのは、誰だ。
鈴木勝秀氏かな。聞いてみるか。
フランス文学専攻じゃなかったっけな、鈴勝さんは。

・・・で、
まず、稽古ですが。

今日、私は遅刻しました。
10分くらいですが。

朝方、台本読んでたら、机の上に置きっぱなしにして、出てしまいました。
途中で忘れたことに気づいて、
「まあ、私は台詞読む人じゃないし、駄目出しする人でもないから、
台本なくてもいいかな」
とそのまま行きかけたのだが、
読み合わせだというのに、台本持ってこない人というのは、
いくら言う台詞がなくても、さすがに駄目だろうと思ったので、
取りに帰ったら、10分遅れました。

でも、私がいなくても、問題なく稽古はできます。

演出は最高だが、ギャグは最低な演出家として、
日本演劇史に後世まで名を残すであろう、演出・山田と、
出演者がいれば、問題ない。

だから、稽古開始を過ぎて、稽古場に到着したら、
稽古場の扉が閉まってて、
すでに稽古が始まってるようだったので、
静か~に、扉を開けて、気配を消して、
いつ来たのか判らないことになるようにと、稽古場に入ったら、
読み合わせ机に座ってた全員が、
私に注目した。

え?

まだ稽古始まってなかったんですか?

もしかして、遅刻の私待ち?

心にもないことしか言わない、人としてどうしても信用ならない演出・山田が、

「飯島大先生が、ようやく到着したので、
これでやっと稽古が始められますね」
と抜かしやがった。

山田と出演者がいれば、稽古できるじゃん。
私のことを、尊重し、丁重に扱ってるような口ぶりだが、
これは明らかに、遅刻した私への嫌がらせだ。
葛山信吾さんと、久世星佳さんと、西川浩幸さんという、
私なんかとはレベルも住む世界も違う、
お忙しい大物俳優さんたちを、
「飯島待ち」にしやがった。
山田は。

衣ちゃんと詩梨ちゃんは、私よりすっごい若いし、
寛容な気持ちで、許してくれるよね? 駄目?
仕事してる年月とかお忙しいとか歳が上とか、関係なく、
やっぱ、待たせるのは駄目だよな。

ごめんなさい。

初日が明けたら、山田の藁人形に五寸釘を打ち付けてやる、丑三つ時にな。

「遅刻してしまって、本当に申し訳ありませんでした」
心からお詫びしました。
いや、遅刻は駄目です。
ごめんなさい。

今日は、冒頭からラストまで、全部の読み合わせだ。

申し訳なくて、読み合わせ机の自分の席には、いけなくて、
遠いところから、
一幕を見てた。
台本を忘れて、取りに戻って遅刻したが、
台本見ないで、役者さんの表情とかを見ながら、
ずっと見てました。

当たり前だけど、すっごく面白くなってます。
久世さんは、一応は台本読みながらですけど、
完全にもう表情とか、ばっちり演技してます。
衣ちゃんも、相手役の葛山さんを、大きな可愛い目で見つめたりします。
西様は、髪をかきむしって苦悩して、大汗です。
葛山さんは、座ってるのが、もう耐えられない感じで、
放っておくと、読み合わせなのに立ち上がりそうです。
律儀にできるだけ、座り続けようと努力してますが、
椅子の上でなんかアクションついてます。
その無理な体勢のせいか、なんか台詞ないとこでむせてるし。

台詞のニュアンスも、
キャラクターの厚みも増して、
芝居自体が(読み合わせだけど)全然深くなってます。
それぞれの関係性も、本に書いてあるより、断然複雑に面白くなってます。
感情の変化も、すごくテンポいいです。
読み合わせなのに、役者さんたちは、今すぐにでも立ちたい感じです。

そうか、この時を待っていたのか、演出・山田は。

性格は捻じ曲がってるのに、ひたすらいい人キャラをキープしてる山田は、
稽古場にいる皆さんの中で、
飯島だけを、とことん貶めようとしているが、
個人的な恨みは抜きにして、
最後の読み合わせに、ここまで持ってくるというのは、
役者さんの力は勿論あるが、
山田の思惑通りであろうことは、悔しいが事実だ。

初めて、演出家・山田の力量にちょっと感動した。
素直にそう思ってしまった自分が、山田ごときの策略にハマったようで、
すげえ、腹立つ。
人としては、信用できないが、
演出家としては、山田はまともなのかもしれない。
当然か?
当然なのかと思うと、ますます腹が煮えくり返る思いだが。

そこで、休憩になった。

えーっと、稽古場日誌、8月5日の第一幕はここで終わります。

今日のブログは何幕になるか知らんけど。
読みたい人だけ、読んでください。
ごめんなさい。長いです。
今日、また何回か書きます。

二幕に続く。

☆余談

昨日の演出・山田のブログを読んだら、
優雅にコーヒー飲んだ話とか書いてやがった。
飯島は、こんなにとっちらかってるのに、
余裕のある優雅でお洒落な山田をアピールしたいのか。
もうなんか、やることなすこと腹が立つ。

☆稽古場日誌の登場人物

知ってる方のが多いかと思いますが、
間違えてここに迷い込んでしまった人のために、登場人物書いておきます。

葛山信吾さん
知らない人はいないと思いますけど、
一応、オフィシャルサイトリンクしておきました。
あ、許可とってないけど、大丈夫かな。

久世星佳さん(久世姐さんと記述してること多いです)

西川浩幸さん(西様)

ともさと衣さん(衣ちゃん・・・そのまんまだ)

詩梨ちゃん(22歳一番若い)

演出・山田和也さん

スタッフの皆様とかは、登場した時に順次増えていくことと思います。

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読み合わせ最終日・その2

「プライベート・ライヴズ」稽古場レポート、
8月5日第二幕です。

私、すっかり忘れてたんですけど、
今日は、パンフレット用の一同座談会が開かれる日でした。

遅刻に続き、またも失敗しました。

じて菌な雑文」てとこにも書いたんですけどね。
私は、普段、外見をまったく重視しない、
というか、人目をまったく無視した格好をして歩いています。
別に日々、すれ違う見知らぬ人々は、
私の格好なんか気にも留めないだろうし、
稽古場に行っても「飯島はこんなもんだ」と、
皆さん思ってるし、
ていうか、飯島がどんなもんでも誰も感想は持たないだろうし。

だから、自分が楽な格好して稽古場に通ってる訳ですが、
パンフレットに載る座談会で、
その模様が写真でも掲載されるんです。
私は、どーだっていいんですが、
マネージャーから、
「お客様に姿を見せる時は、見苦しいのは失礼だから、
ちょっとはまともな格好して下さい」
と、厳命されているのだ。

なので、写真とかに顔や姿が撮影される時は、
服装チェックが入り、
「それならまあいいです」と許可が下りて、
メイクは、自分でやると舞台出る用しかも笑い取る用になってしまうので、
その辺を歩いてても変じゃないナチュラルメイクは、
メイクさんがついてくださらない場合は、
マネージャーがやってくれる。

私は、座談会があるってことをすっかり忘れて、
いつものただの楽な格好をして来てしまった。
メイク道具とかも持ってきてないので、
すっぴんだ。
いつもすっぴんなんだけど。

失敗した・・・
全然、ちょっとはまともな格好じゃない。
写真を見られたら、叱られるので、
なるべく写らないようにしてました。
最後に集合写真があったので、それには一同で写ってしまったけど、
後ろだから、まあいいか。
大きい写真じゃないだろうし。
マネージャーには黙っとこうっと。

パンフ用の座談会は、
内容に関しては、パンフレットに載ると思うので、
書きませんが、
私は、ちょっと嘘こいてしまいました。

外面如菩薩内面如夜叉の演出・山田が、
「飯島さんが稽古場にいてくれると、
モチベーションがあがるんですよね」
とか、ぬけぬけと抜かしやがった。
座談会中に、だ。

パンフレットに掲載されて、
活字になって、
もしかしたら、演出家・山田和也を尊敬してる人とか、
いないと思うが、山田個人のファンとかが、
読むかもしれないものなので、
私は、

「山田さんのようなすごい演出家の方に、そんな風に言って頂けるなんて、
なんかすごく光栄なんですが・・・もう恐縮です」
とか言ったのだが、
それは真っ赤な嘘。
もし、この言葉が、パンフレットの座談会に載っていたとしたら、
それは、建前です。

心の中では、

「私が稽古場にいると、
山田本人は、飯島を苛めて嫌がらせして、
ストレスは解消できるし、
すっごくテンションとかモチベーションとか、
あがるかもしれないけど、
芝居の稽古場自体のモチベーションは、
全然あがってないと思うぞ」

と思ってたのだが、そんなことはとても言えない。
「山田」とか、稽古場では呼び捨てもしてないし。
とにかく意地でも、「山田さん」としか呼んでない。

このページを読んでる人は、あまりいないと思うので、
読んでくださってるごく小数の方だけに、
本当に思ってたことを言っておきます。

山田本人は、読んじゃいないからいいです。
「勿論、毎日読んでますよ、面白いですね、飯島さんのブログは」
とか、山田は言ってたが、
絶対に、読んじゃいない。
賭けてもいい。
だって、面白いですね、とは言うけど、
それ以上のディテールは、絶対に話題にしようとしないですから。
確実に中は読んでません。

で、
座談会話の続きですが、
西様が、
すっごく真面目に、この芝居に対する思いを、語ってたら、
久世さんが爆笑してるんですよ。
爆笑するような内容を、喋ってるわけじゃないんですよ、西様は。

久世さん、
「ほんと、勿体ないね、西様。
これ、活字になったら、
なんかすごく真面目なことをきちんと喋ってるように、
読めると思うけど、
全然、爆笑なんだもん。
トーンが。顔が。瞳孔開いてるのが。
西様、ライブじゃないと、その絶妙な味わいは絶対伝わらない」
と発言してました。

西様、
「ええ~?
いや、僕は・・・ほんと・・・真面目に・・・
笑わせようとか・・・そんな・・・全然・・・
つもりは・・・あれですよ・・・久世さん・・・
ていうか、面白いですか・・・?
何が?・・・いや、ほんとに思った事実の心の本心ありのまま・・・
え?・・・笑ってるし・・・久世さん・・・あの・・・
聞いてます・・・???・・・・困ったなあ・・・」
とかって、
実際、活字にならない状態なことになってるし。

葛山さんは葛山さんで、
西様が、しどろもどろに熱く語ってる最中に、
すっごく共感したことが、あったらしいが、
「僕もそう思います」と、
一言口に出せばいいものを、
ものすごくカッコイイ顔とカッコイイアクションで、
しかもすごくいい音で、
指パッチンて鳴らしてるし。

で、久世さんに、
「それも活字にならないんですけど、葛山さん!
テレビじゃないんだから!」
とか、もう怒られてるし。
で、しゅんとなってるし。
しゅんとなってるのに、油断もしてるから爽やかになってるし。

衣ちゃんは、座談会中は、
「がんばります」しか言わないのに、
終わってから、結婚とか恋愛について、
すごく長く喋りまくって、
あげくの果てに、一緒にお話してたライターの方に、
「え?これ絶対書かないでくださいね。
書かれてしまうと困るんです。
もう座談会の本番中じゃないんですよね。
すみません。お願いします。書かないで下さい」
とか、必死でお願いしてる。
全然、パンフレットの座談会と、
ライターさんの存在意義を理解してないし。

ライターさんはね、プロなんだから、
たとえ、録音してなくたって、
使えるところは、
うまいこと、原稿の中に入れちゃうんだよ、衣ちゃん。

明日は、初めての稽古休みなので、
座談会、終わったら、
西様ご推薦&ご予約くださったおいしい中華のお店に、
ご飯食べに行きました。

ここで、第二幕終わりです。

第三幕が、お食事なんですが、
考えてみると、
稽古場じゃないんだ。
稽古場日誌じゃない。
まあいいか。
どうしても書いておきたいことがたくさんあるし。
私が書きたければ書けばいいんだし、
読みたくない方は、飛ばしてください、ですよね?
誰に訊いてるんだ、自分。

第三幕 お食事会に続く。

☆わざわざありがとうございます!

8月5日第一幕で、
「今日は忙しいので短い手紙は書けません」て、
誰の手紙でしたっけ
って書きましたけど、
「鈴勝さんがフランス関係詳しかったよな」と、
ひとり言書いたら、
驚いたことに、鈴木勝秀さんから、
メールを頂戴しました。
ご本人にほんとにそんなこと問い合わせたら、
鈴木勝秀さんも稽古中だし、
ご迷惑だろうなと思って自粛していたのですが、
お答えを頂戴いたしました。

で、鈴木勝秀氏のメールです。

「パスカルです。
確証がないので調べましたところ、どうもパスカルのようです。
まあ、多分、パスカルで間違いないのではないかと思っています」

ほんとありがとうございます。
稽古中なのに。
しかも、私は稽古場では仕事ないからいいけど、
演出なさってるのに、わざわざメールくださって。
涙、出そうになりました。

で、鈴木勝秀さんは、オフィシャルサイトはないので(あるんでしょうか?)。
現在、稽古中の「ダム・ショー」をご紹介しておきます。

ダム・ショー

作:ジョー・ペンホール/訳:常田景子
演出:鈴木勝秀
出演:浅野温子/浅野和之/鈴木浩介

9/1~17:シアタートラム

9/21:大阪 シアター・ドラマシティ

9/25:名古屋 名鉄ホール

余談ですが、
鈴勝さんが、今一番気に入っている女優さんは、
久世星佳さんです。
「ほんとに頼りになる役者さん」
と、本人がそう仰ってました。
「車で送ってくれたりもする ので、大変助かります」
とも言ってました。
なんだ、それ。

余計なことが長くなりましたが、
鈴勝さん、本当にありがとうございました。
稽古頑張ってください。
本番は、拝見させて頂きたいと思っております。

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読み合わせ最終日・その3

8月5日第三幕です。

ほんと長編になっちゃってすみません。
なんかもう、ザ・ロンゲスト・デイ・オブ・マイライフだ。
意味ないです。すみません。
演出・山田並みのセンスになっちゃった。

西様ご推薦の中華のお店で、飯食ったんですけど、
これがすっごいおいしくていいお店でした。
予約までしてたなんてすごいな、西様。

これは、今まで幹事さんとか、
「よおし、皆呑みにいこうぜ。俺についてこい!」
とか、そういう役割を、
人生で、一度もやったことない西様に、
「やってください」
と久世姐さんが、命じたから、全身全霊を傾けて行動したためだ。

久世姐さんに頼まれたら、断れる人は普通いない。
それにくわえて、
西様は、久世さんからじきじきにご指名を受けて、
すっごく嬉しかったと思うぞ。
久世姐さんは、西様のやることなすこと爆笑してくれるし、
すっごく興味もってくれるし、
突っ込んでくれるし、
西様は、久世姐さんの舎弟になって、
「一生ついていきます。
姐さんのためなら、ムショでお勤めしてきます!」
とか、言いたい気持ちだと思うぞ。
ていうか、西様、有頂天だと思うぞ。

お店でも、
西様は、久世姐さんの左隣に、しっかり座ってるし。
で、久世姐さんに、なんか矢継ぎ早に質問されて、
しどろもどろになって、
仮死状態になって、
瞳孔開きながらも、
すっごく嬉しそうだった。
活動時間がもう終わったので、
たまに、脳死しながらも、熟考してる演技だけしてると、
「今、何も考えてなかったでしょ!」
と久世姐に指摘されると、
その途端に生き返って、
生き生きとした表情で、
「どうして判ったんですか!」とかニコニコしてるし。

もう、西様、完全に久世姐の虜です。

久世姐が、
「ほんと、西様、面白い。
でも、楽日頃には、いちいちイラつくかもしれないけど、
私、飽きるの早いから」
と斬って捨てられ、
「え? その時は・・・僕は・・・たとえば、今と同じことしても・・・
面白くなくて、イラつく存在・・・
いや、別に今も・・・面白いことしようとは・・・思ってな・・・
あの・・・イラつくんですか?・・・その頃には・・・僕に?・・・」
とか、泣きそうになってるし。

それで、久世姐に、
「その『雨にぬれたかわいそうな柴犬くん』の演技はやめろ」
と駄目出しされ、
「え?・・・演技って・・・柴犬?・・・
そんな・・・柴犬の演技って・・・何だろう・・・
判らないなあ・・・あの・・・久世さん・・・
つもりはない・・・ですが・・・飽きるの?」
とか、しどろもどろになってる。

西様、
あなた、物凄いこと言ったの自覚してないですね。
あなたはですね、
久世姐さんに、
「僕のことを永遠に愛し続けてくださいよ」
って言ったんですよ。
普通、そんなこと久世さんに要求しないですよ、絶対に。
相手を誰だと思ってるんですか?
久世姐さんですよ。

そして、西様は、
困惑してどうしようもなくなると、
左隣に座ってる葛山さんに、
すがるような目を向けるし。

すがるような目を向けられた葛山さんは、
もうすべてを受け止めるめちゃめちゃ優しい目をして、
西様を見つめ返してるし。

西様は、
葛山さんのことを、
久々にお友達と呼べる仲良しさんができた、
と、思っている。

だから、何言ったらいいか、
何したらいいか困惑するたびに、
(それがすっごいちょくちょくなんだけど)
葛山さんにすがるような目を向ける。
と、葛山さんは、
あらゆることを許して昇華してくれるまなざしで、
見つめ返してくれてる。

これがどんなにすごいことか、
判ってないでしょう、西様。

もし、葛山さんの隣に座ってたのが、
女の子で、
葛山さんの方を見てみたら、
葛山さんが、あんなまなざしで、
微笑みながら見つめ返してくれたら、
その女の子は、即死ですよ。

ちょうど一緒にご飯食べてた、
「女の子」たちの衣ちゃんと詩梨ちゃんは、
葛山さんの隣じゃなくて、
しかもその時は、すっげえおいしいお料理に夢中だったから、
西様のこと、全然うらやんでなかったけど。

そりゃ、西様は女の子じゃないけど、
多分、男性であっても、
あんな至近距離で、葛山さんに見つめられて、
すべてを受け止めてもらえたら、
意識不明くらいにはなりますよ。

仮死状態で瞳孔開いた時間が多い西様だってのに、
そんな葛山さんを、
「いつまでも見ててよ、お友達なんだから」って気持ちを込めて、
見返してるし。

もう、右が久世姐で、左が葛山さんで、
西様、有頂天で至福の時だったことは間違いないです。

西様の幸せな話はおいといて。
久世姐さんが、爆笑の話をしてくれました。

子供の頃、久世姐さんは、
西城秀樹のファンだったそうだ。
初めて聞いた。
もう、レコードとかLPとか全部持ってたそうだ。

で、
子供の頃、毎年元旦から「日記つけよう」と決心しては、
マジに三日坊主で終わってしまう久世さんが、
ある年の大晦日に「レコード大賞」を見てたそうなんです。
その時、西城秀樹は、
ノミネートされてたけど、
残念ながら、賞は逃したんだそうです。
翌年の日記の元旦の日のページには、

「ひできがまけた」

と一言だけ書いてあったそうだ。
そして、そのあとのページは364日分、
まっしろだったそうだ。
久世姐にとって、
その年は

「ひできがまけた」

の年だった。
・・・という日記が今も残ってるらしい。

そこでいきなり葛山さんが、

「カラオケ行きたいっすねえ!!」

と物凄いテンションで、唐突に叫んだ。
なんか、葛山さんは、いきなり物凄くカラオケに行きたくなったらしい。
それは伝わった。
それはいい。
だけどその顔が、ですよ。
三歳の子供が「ケーキ全部食べていいよ」って言われた時の顔っていうか、
やっと岩窟から脱出できたモンテクリフト伯っていうか、
本国に帰ってこれたロビンソン・クルーソーっていうか、
もう、こんなに開放されて歓喜の表情の葛山さんは、初めて見ました。

「・・・・ほんとにカラオケ好きなんですね」
って、西様も感動してたけど。
で、
「西様は、カラオケで何歌うんですか?」
と葛山さんに訊かれた西様は、
「えーと・・・うーんと・・・カラオケは・・・
あまり・・・得意とか・・・知ってる歌がなく・・・」
とか、くねくねと苦悩して、
三分後くらいにようやく出た答えは、

「兄弟船」

だった。

「兄弟船」かよ! 西様、なんでだ!? いいけど。

もう、なんか物凄いネタ満載で、
書ききれてない食事会が終わろうとする時、
西様が言った。

「ねえ、葛山さん、初日の飲み会で、僕、葛山さんに、
しんちゃんて呼んでもいいですかって言ったの覚えてますか?」
「はい」
と葛山さん。
「あさってからこそは、本当にしんちゃんと呼んでもいいですか?」
「はい」
「ほんとに・・・ほんとにいいんですね」
「はい」
「ほんとにそれで、後悔しないんですね」
「はい」

愛の告白してるのかよ、西様。
実はそうなんだけど。
そこで久世姐が断言した。
「判った。
じゃ、あさってから、葛山さんは皆も、しんちゃんと呼ぶこと!」
決まりました。

あさってから、葛山さんは、しんちゃん、です。

でも、ほんとに西様が、葛山さんをしんちゃんと呼べるかは、
謎です。
・・・ふう。
やっと8月5日が終了した。
取りこぼしたネタがすっごくあって悔しいけど、
今でも長すぎるしな、仕方ない・・・・

幕。

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2006年8月 4日 (金)

私は脳が溶けてます

「プライベート・ライヴズ」の稽古は、
今日も果てしない読み合わせだ。

三幕やってから、一幕二幕に戻るのだと、
世界史に名を残すであろう偉大な演出家の山田が、
昨日、宣言してた。
永遠に終わらないじゃん。

稽古場に入ってきた久世星佳姐さんの格好は、
鮮やかなブルーの可愛いTシャツに、
色とりどりのすっげえカラフルなスカートだ。
完璧、リゾートスタイルだ。
「海にでも行くんですか?」と訊いたら、
「そうなのよ。これでビーサン履いたら、
稽古場じゃなくて、海に行っちゃうとこだったのよ」とお答えになった。
「そうなのよ」じゃないです。
稽古中止になるとこだったじゃないですか。
行くなら、私も連れてってください。是非。
私も海に連れてってくれるなら、稽古なんかどうなってもいいし。
苦しむがいい、演出・山田。

今日は、なんと言っても詩梨ちゃん(22歳。一番若い)が主役だ。
昨日も一昨日も稽古場に、すごい早くからきてたのに、
読む台詞がなかった。
今日からのシーンに登場だからだ。
お待たせだ。
詩梨ちゃんは、昨日も一昨日も、出番がないのに、
山田の駄目出しを真剣に聞きながら、
なんかずっと真面目に細かくメモした。
何勉強してたんだろう。
山田のギャグを盗んでたのか。それはやめておけ。

Sirichan_2 彼女が、詩梨ちゃんです。
とってもラブリーな22歳。
10年片思いしてるんですって。
あれ、待てよ。
10年て、12の時からか?
私の聞き間違いだったかもしれません。

稽古は詩梨ちゃんの台詞から始まる。
演出・山田が、
「じゃあ、詩梨ちゃん、
準備ができたら勝手に好きな時に、
始めてください。
詩梨ちゃんの準備ができるまで、
亀田興毅の判定勝ちについて、みんなで話してましょう」
とか言いやがる。
底意地が悪いというか、もう腹黒いぞ、山田。

葛山信吾さんは、三幕は、二日酔いで登場してくる場面からだ。
いきなり、演出・山田の駄目出しが飛ぶ。

「葛山さんは、油断してると、どんどん爽やかになっちゃうので、
油断しないで、二日酔いで気持ち悪いをちゃんとやって下さい」

事実、確かにそうだ。
二日酔いでどろどろな場面なのに、葛山さんてばすげえ爽やかだ。
油断してると爽やかになる人ってのも珍しい。
どういう人なのだ、葛山さんは。
すごく謎だ。

一昨日、ディスカッションしてた時、
演出・山田が、葛山さんにいきなり訊いたんですよ。
「『あの時は遊んでたなあ。ひどいことやっちゃったよなあ』って時ありましたか?」

「はい、ありますね」と葛山さんは爽やかに答える

隣で、「ええええええええええ?」と、
西様が、もはや脳死状態になって、葛山さんを凝視している。
西様の頭の中には、
どんな「遊んでた」「やっちゃった」がイメージされてるのだろう。

勿論、私も、期待する。
こんなカッコイイ人がどんな風に遊んでしまったのだろう。
これは、聞いちゃっても、ブログとかには書けないなと思いながら。

葛山「東京に出てきた頃は、遊びまくってました(遠い目)」

遊びまくっていたのか、葛山さん・・・
そんな風には全然見えないぞ。

葛山「ある時、友達と、呑んだ後でボウリングに行ったんですけど」

・・・・ボウリング・・・?

葛山「ボール投げたら、ボールがレーンじゃなくて、
   上に向かって飛んじゃったんですよ。
   そしたら、ボールが天井にぶつかっちゃって、
   なんか落ちてきたなあと思って上見たら、
   ボウリング場の天井に穴が開いちゃってたんですよ。
   その時、あー、やっちゃったなあ~って・・・」

ボウリングのボールを天井まで投げ上げた・・・のか・・・?

葛山「呑んでたから、多分、指がむくんでたかなんかして、
   投げたつもりなのに、指が穴から離れなくて、
   ボールを離したのが、手を伸ばしちゃった後だったんですね。
   だから、ボールが天井に飛んじゃって・・・」

・・・やっちゃったって・・・・
ボウリング場の天井に穴開けたことなのか?
いや、確かにとんでもないことやっちゃった話、なんだけど・・・

葛山「天井に穴開けちゃったから、今度は指は早く穴から抜こうと思って、
   次に投げた時は、普段投げる時より早めに指を出したんですけどね」

天井に穴開いてるのに、次投げたのか?

葛山「それでも、指が抜けるタイミングが少し遅くて、
   今度は、隣のレーンに、ボールが飛んでっちゃったんですよ。
   そしたら、隣の人のレーンをストライクにしちゃって。
   またも、あー!やっちゃったって・・・
   謝りましたよ。
   『僕がストライクとっちゃってすみません』って。
   笑って許してくれました。
   隣のレーンの人、いい人でした」

・・・・・・・(私も脳死)

葛山「呑んだ後で、ボウリングする時は、指が穴から抜けなくならないように、
   注意した方がいいんだなって学習しました。
   その時は、ほんと『あー、やっちゃったなあ~。ごめんなさい』って、
   すごく思いました」

・・・・・・・(脳死っていうか、もはや脳が蒸発してる)

これ、聞いたその時は、爆笑だったし、
取っておきの爆笑ネタだな、
いつか書かなくては、と思ったけど・・・
書いてみると、爆笑というよりは、
一体どういう人なのだ、葛山さんは???という困惑の方が大きい。

何しろ油断してると爽やかになっちゃう人だし。
ということは、爽やかな時は、油断してるのか?
もはや完全に理解不能だ。

まあいいか。
キレイなお顔だし、信じられないくらいとてつもなく性格はいいし、
芝居してるの見てると、時々、鼻血が出るほどかっこいいなと思うし、
それがあれば、もう理解とかできなくてもいいか。

久世姐さんも、最初にチラシの写真撮影で葛山さんに会った時、
「なんてお肌がきれいなの、葛山さんて」って心から言ってました。
久世さんだって、お肌すべすべで、
「一回でいいから、ほっぺに触りたいなあ」
って思うくらい綺麗なんですけど、
葛山さんも確かにお肌すっごく綺麗です。

だから、もう理解とかできなくても、
存在してくれてるだけでいいや、葛山さんは。

西様(あ、西川浩幸さん、一応説明)、大活躍で、
私は爆笑し続けで、全然台本見てなかったですよの、
三幕読み合わせが終了すると、

「今日は、さらに一幕二幕もやると大口を叩いてましたが、
これで稽古終わりにします」
と、
いずれウエスト・エンドで大ヒットのミュージカルとか演出して、
サーの称号をもらうことが確実な日本が誇る演出家・山田が、
きっぱりと宣言した後で、
「終わりでいいですか?」と、久世姐さんの方を向いてご意向を伺ってる。
久世姐さんは、「はい」と答えた。

で、稽古が終わった。

今日の今日まで知らなかったんですが、
稽古が終わりかどうかは、
演出・山田が決めるのではなく、
久世さんが決めるんですか? この稽古場。
もういろんなことが理解不能だ。

まあいいか、久世姐さんが決めるっていうのは・・・

それは・・・・それは・・・普通だよな。

当然だって気がしてきた。
だって、久世姐さんがいるんだから、
何かを決定するとしたら、久世姐さんしかいないよな。

暑いせいだと思うんですが、
完全に脳が溶けてる気がします、私。

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2006年8月 3日 (木)

灰になった人々

・・・暑いんですが。

駅から徒歩で稽古場まで歩いている私は、
上からの真夏の真昼の陽射しと、
アスファルトの照り返しと、
あと、なんだ、
ヒートアイランド現象だかも加わってすっげえ暑い。
今気がついたが、帽子くらいかぶればいいんじゃないだろうか。
帽子持ってないんだけど。
帽子くらい買えよ。
100円ショップでも売ってるだろうが、自分。

でもって、「プライベート・ライヴズ」稽古は3日目ですが、

今日も怒涛の読み合わせだ。

葛山さんは、なんか知らんが、悩んでいるご様子だ。
ご様子だというのは、
お見受けしたところ、
「悩んでるんじゃないのかなあ~」と思われる顔をしてるから、
そうなんじゃないかな~と思うだけだ。
ほんとに悩んでるかは、知らない。
もしかしたら、
憂いを含んだ、切なげな、悩ましげな、儚げな表情の、
稽古をしてるだけなのかもしれない。
あるいは、俳優「葛山信吾」の、
ファンの皆さんは勿論、ファンでない方たちをも、
とにかく、すべての人々を、たちまちのうちに、
一瞬で魅了してしまう、
葛山信吾イチ押しの最高にセクシーで魅力的で、
誰も彼もが、葛山さんにときめかずにはいられない、
取っておきの表情で、
それが、つい出てしまうだけなのかもしれない。
あ、取っておきの表情は、ここぞという時の最終兵器だから、
そうそう出さないか。
じゃあ、単にいつもの顔なのか?
ボーっとしてるだけなのか?

一方、西様(西川浩幸さん、もう説明いいか)の場合は、
「う~ん、う~ん、う~ん・・・」とか、
「困りました・・・」とか、
「どうしたらいいんでしょうか・・・」とか、
「悩みますねえ・・・」とか
明らかに「今、悩んでいます、僕」という言葉をつぶやくので、
悩んでいると即座に判る。

怒涛の読み合わせなうえに、登場人物は五人だけなので、
出演者ほぼ全員が、断続的にずっと読み合わせするしかない。

で、優しそうな顔しながら、
腹の中ではほんとは何思ってるんだか、
なかなか本心を見せない侮れない演出・山田さんが、
「読み合わせだから、深追いしませんからね」とか言いながら、
けっこう細かく駄目出しするので、
いちいち深く頷いたり、考え込んだりしながら、
メモしてる葛山さんや西様は、
どんどん悩みの種が増えていくようだ。

その点、久世姐さんは、
山田慣れしてるのか、
山田を侮ってるのか(私も侮ってみたいものだ)、
山田発言の中から、
重要そうな発言と、
ただ山田が言いたかっただけの滑ったギャグ発言と区別できるのか、
重要そうなことだけ、メモしたり考えたりしてる・・・
みたいに見える。

久世さんは、
「山田さんの仰ることは、全て真剣に真摯に受け止めて、
山田さんの思い描く通りにしようと思ってますよ」
と仰ってるが、真相は謎だ。

私なんかは、まず、
どれが場を和ませようとした、
山田一流のギャグが滑っただけなのか、
それとも、是非とも実現させたい真剣な駄目出しなのか、
そこのところの区別すらつかない。
山田は、つかみどころがない。

あ、くどいようですが、
面と向かっては絶対に、山田とは呼べません。
ここだけです。
どうせ、山田は読んじゃいないだろうしな。

出演者の皆さんが悩むのは、
「ラブラブで、ロマンティックな恋の空気に満ちたシーン」だ。
これが、難しい。
かなり、難しい。
机に座って、台本見ながら、
権威ある演出家・山田が、
それほど厳しくはないと言われてはいるが、
さすがに稽古中は、山田的にはかなり厳しい、
考え込んだり、多少怪訝そうだったりの表情で、
監視してるわけなので、
「ラブラブで~す! めろめろで~す! いちゃいちゃで~す!」
っていうのを、台詞読むだけで表現するのは、
かなり、困難だ。

今日は、稽古は一時から五時半くらいまでだったが、
山田慣れしてる久世さんが言うには、
「山田さんにしては、すごい長時間の稽古してるよね」
ということだ。

なので、稽古が終わって、
「お疲れ様です」になっても、
葛山さんと西様は、
なんかもう、椅子にへたりこんでいる。

完全に燃え尽きて灰になってる男性陣二人・・・

が、その灰になってる内実は、
葛山さんと西様じゃ、全然違ってます。

西様は、一日、十二時間以上は寝るらしいです。
で、人間らしく活動できる時間は、一日四時間が限度らしいです。
ご飯も食べるだろうし、お風呂に入ったりもするだろうし。
だから、稽古を四時間半もやってると、活動時間が足りないのだ。
灰になったというより、
バッテリー切れたのかもしれない。

西様のその生態を発見したのは久世さんだ。
久世さんは、初日の飲み会の時に、
なんかボーっとして周囲の問いかけにも反応しない状態の西様を見て、
「西川さん、瞳孔開いてますよ。仮死状態ですか?」
と即座に指摘した。
西様は、
「あ、すいません。僕、よく瞳孔開いちゃうんですよ」
と答えたので、事実、瞳孔開いた仮死状態だったんだろう。

そんな西様を、久世さんは、またも速攻、
「コアラですね」と断定した。

西様はコアラ。


それもすでに定着している。

この稽古場の常識は、久世姐さんが作っている。
それだけは間違いない。

一方、葛山さんはかなりほんとに灰になってた感が強い。
なんかもう、精も根も尽き果てたらしい。
とにかく出番も台詞も多い上に、
「人生で最高に愛してる!!」から、
「殺してやりたいくらい憎んでる!!」まで、
短時間のうちに、感情の振れ幅がものすごく大きい役なので、
普段、比較的、おだやかめ~な世界で、生きておられる葛山さん的には、
芝居とはいえ、その感情の振れ幅には、かなりお疲れのご様子だ。

自分が早く帰りたい演出・山田が、
「もう、帰ってもいいんですよ」と言っても、
葛山さんは、体力というよりは、気力を使い果たして、
立ちあがれない状態みたいだった。

明日も怒涛の読み合わせだが、
葛山さん、感情振幅させすぎで、
脳の血管切らさないようにしていただきたい。
葛山さん的には、稽古場では、常に全力疾走状態みたいだし。
あんまり、全力疾走には、外からは見えない場合もあるが、
葛山さんの内面は、常に全力疾走だ。
多分・・・

それから、e+さんのサイトに、
葛山さんと久世さんと、
おまけの飯島が、喋ったことが、載りました。
是非、行ってみてください。

あと、こちらの「じて菌な雑文」に、
そのe+さんの取材に行くまでの飯島の状況を書いてるので、
まあ、あんまり興味がおありの方はいないかとは思いますが、
暇だったら行ってみてください。

明日も怒涛の読み合わせかあ・・・
私、稽古場では、台詞言ってるわけでもないし、
駄目出ししてるわけでもないし、
仕事ないっちゃないんですけど、
それでも、疲れます。
いーじまは、いーじまなりに、なんか考えてたりするんですよ。
考えてるってことにしといてください。

・・・歳ってだけかもしれないですけど。

Keikoba_2 で、初日から完璧に建てこんであるのに、
読み合わせなので、今日は使用されなかった贅沢な稽古場の写真です。

あー、また、昨日の葛山さんの愉快なネタを書き忘れた。
出し惜しみじゃないです。
それは、ネタがない時に書くことにします。

近いうちに、ですが。近いうちじゃないと忘れるし。

そうだ・・・それと、
私は恋愛モードに突入しますとか、
昨日宣言したけど、
そんな余裕ないです、たった今は。
なんか知らないけど、とっちらかってるし。
心なしか、書いてる文章も、とっちらかってる・・・
まあいいや、迫真の現場レポートってことでひとつ。
私も、稽古場じゃ、仕事ないくせに、
なんだか知らないけど、とっちらかってます。
まあ、稽古始まったばっかだし、これからです。

稽古場で落ち着いてて、大人なのは、
つまりは・・・久世姐さんだけです。
それが、現状です。

久世姐さん! あなただけが頼りなんですからね!

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2006年8月 2日 (水)

なぜ、稽古場で恋話だ

今日、稽古2日目の「プライベート・ライヴズ」ですが、

驚いたことに、
稽古初日から稽古場に、装置が建てこんであるんですよ。
あ、写真撮ってくればよかった。
明日撮ってきます。
昨日は「おはようございます」という前に、
まず「装置が建てこんである~!!!!」と叫んでしまいました。

装置が建てこんであるどころじゃない。
「ここが円形劇場の一番後ろの壁になります」というラインまである。
舞台と客席が、つまりは劇場が、ほぼ稽古場の中にある。

これはもう、すっごい贅沢なことです。
私が「すごいですね。装置がもう建てこんであるなんて」
と宝くじで三億円当たったみたいなテンションで言ったら、
演出・山田さんは「こんなの当然でしょ」って顔してました。
さすが、帝劇を二ヶ月続けてあけてる演出家は、
想定してる予算規模が違います。

しかも「『ダンス オブ ヴァンパイア』は、ほんと予算がなくて」
とか、山田はぬかすし。

今日も言い訳しますが、
面と向かっては「山田」と呼び捨てにはとてもできません。
山田和也氏のような巨匠の大御所を呼び捨てなんて、
私のようなぺーぺーの駆け出しにできる訳がない。

あ、山田を、
巨匠とか大御所とかって呼んでやればよかった。
でも、ほんとに巨匠で大御所だから、
呼ばれてもむっとしないかもしれない。
「帝劇の帝王」とかどうかな。
いや、これも、ほんとに帝劇二ヶ月続けてあけてるし、
頭にこないかもしれない。
山田が嫌がる呼び名が思いつかない。

・・・すげえ悔しい。

で、その巨匠大御所帝王・山田さんは
「ヴァンパイアは、ほんと予算がなくて」と、
ぬかしやがったのだが、

「予算がない、だとおおお~!?」

クロロック伯爵は、空飛んでるし、
お城の中の部屋がいくつも出てくるし、
数え切れないくらい出演者がいるのに、
予算がない・・・だとおおおおお~?

それは、もしかしたら、帝劇レベルで考えたら、
少なめの予算なのかもしれません。
演劇は、予算が有り余るということは、ほぼありえません。
帝劇でも、50人しかお客様が入らない小劇場でもそれは同じことだと思います。
帝劇のミュージカルだとしても、
色々な場面で「もっと予算がないと、これはどうしてもできない」というところなのに、
「予算がないのでこれで何とかお願いします」
と言われて、山田さんは物凄く頭を悩ませたでしょう。

それはそれとして、
帝劇は帝劇として、だ。

稽古初日から、装置が、
いや、劇場が建てこんであるなんて、
私にしてみれば、とてつもない贅沢です。

まあ、それには理由があります。
今回は、東京では、青山円形劇場で、
完全円形の舞台で上演します。
完全円形の舞台だと、
稽古する時に、どっちがどっちなのか、
出演者もまったくわからなくなるし、
この客席からは、どう見えるのか、
というのも、稽古してる間に計算しなくてはなりません。

でも、私が円形でやった時は、
稽古場は、床にビニールテープを円形に貼っただけで稽古しました。
まあ、だから、
出た途端に、自分がどこに立ってるのか、判らなくなりましたけど。
なので、稽古するためには、
絶対に装置があった方がいいです。
それはすごく道理に合ってます。
当然といえば、当然ともいえます。

だけど、私はすごくびっくりしました。
私が貧乏性なだけでした。

で、今日ですが、
提督大魔王演出家・山田閣下が、
(この呼び方でも、屁とも思わないだろうな、山田は)

「今日は、読み合わせする前に、
それぞれの登場人物がどんな人なのかとか、
そういうことを、皆でディスカッションしましょう。
イメージ膨らませるためにですから、
雑談と思っていいです。
机に座ってだと、話しにくいかもしれないので、
舞台の上でやりましょう。
装置に慣れる意味もありますし」

と仰ったので、
円形の舞台の上に、皆で丸くなって座って、
お話しました。
稽古場なのに、円形の舞台の上で、お話するだけなんて、
物凄い贅沢な話だ。

で、登場人物のキャラクターとか、
どんな家庭で育っただろうかとか、
そんな話も一応はしたのですが、
「プライベート・ライヴズ」は、
ただひたすら恋愛の話ばかりという芝居で、
なので、結局、一同の恋話になってしまいました。
そういう方向にしたのは、
勿論、21世紀を代表する大演出家・山田で、
つまり、
要するに、
結局、
山田が、一同の恋話を聞きたかっただけに過ぎないのだ。

山田が主にターゲットにしてたのは、
すっごく顔がちっちゃくて髪の毛長くて可愛くて若い、
ともさと衣ちゃんで、
昨日は「ともさとさん」と呼んでたのに、
今日は早くも「衣」と、下の名前を慣れ慣れしく呼び捨てだ。
「今、彼はいるの?」とか、
「前の彼氏はどうだったの?」とか、
微に入り細を穿ち、訊いている。
一歩間違えるとそれはセクハラと世間では言うぞ、山田。
「僕は浮気は絶対にしない人間です」とか、
とってつけたように言ってたけど、
でもって、実際にはそういったことをする時間も勇気もないと思うけど、
どうだろうか、山田。
衣ちゃんを山田の魔の手から守るべきかな。
いや、衣ちゃんが山田を好きなら、別だけど。
ま、山田を好きにはならないだろうな、衣ちゃんは。
守らなくても、何の問題もないか。

「じゃ、休憩にしましょう」と山田が言った瞬間に、
ルイーズ役、キュートな詩梨ちゃん(22歳、一番若い)が、
「私、今までつきあった人いないんです・・・」と、
衝撃の告白を、不意打ちしたのだが、
一同は、「え~!?」と言いながら、
皆、すっごくお手洗いに行きたかったので、
詩梨ちゃんの詳しい話は、また今度になってしまいました。

お手洗いに行って、落ち着いたあと、
ぽつりと、西様(西川浩幸さん・昨日参照)が、
「僕、こういう話を人にすることないんですよ。
今日はなんでこんなに話しちゃったのかなあ・・・」
と、今日も今日とて苦悩しながらつぶやいている。
すると、久世さんが、
「西様は、わがままだから、聞かれてから、
勿体ぶって話したいだけで、
本当は、すごく話したいんじゃないの?」と、
斬って捨てた。
今日も切れ味鋭いぞ、久世姐さん。

で、その久世姐さんが、
「で、飯島大先生は(その呼び方はやめろ)、
最近、恋愛の方はどうなんですか」
と返す刀で私に斬りかかる。

・・・・・・・(心停止)

皆が恋話をしてるというのに、
私にだけ、披露する自分のネタが、ない。
きっぱりと、ない。
恋愛モノをやるというのに、これじゃ、駄目じゃないだろうか。

いや、芝居のためというより、
私の幸せな人生のために、
きっぱりとないというのは、絶対に駄目だろう。

私は、久世姐さんに向かってきっぱりと言った。
「私はここに、
恋愛モードに突入することを宣言します!」

久世姐さんは、
「せいぜい頑張れば」
と、鼻で笑って、
またも斬って捨てた。

・・・頑張ります。

ていうか、
まず、とにかく誰か好きになることとする人を決めよう。
というよりも、
その前に、手始めに、出会いの場を求めよう。
こんな時代なんだから、
出会い系サイトとか、
お見合いパーティ(中高年向け)とか、
色々あるじゃないか。
な、自分。
気を落とすな。

あ。

葛山信吾坊ちゃまの
すげえ面白い話もあったのだが、
いかんせん、今日も、長すぎる。
明日に続きます。

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2006年8月 1日 (火)

「プライベート・ライヴズ」稽古初日!

「プライベート・ライヴズ」稽古初日です。
すげえ、緊張します。

大体、芝居の稽古は、台本の読み合わせから始まりますが、
この最初の読み合わせというのが、
脚本書いた私には、この世で一番怖い時です。
もう、最高潮に緊張する時です。
ちょっと針でつついたら、破裂するくらい不安と緊張で、
パンパンです。

役者さんたちが初めて台本の台詞を声に出して言う時、
演出家はじめ、スタッフの皆さんが、それをシンとして聞いている間、
ものすごい不安と恐怖の只中にいます。

こんなくそ面白くもない台詞なんか、言えるわけない!
と、役者さんは思ってるんじゃないか。
この芝居は、言葉も気も失うほど、今世紀最悪につまらねえ!
と、皆が呆れてるんじゃないか。
こんなどうしようもない台本なんか、逆立ちしても演出できたもんじゃねえ!
と、演出家は思ってるんじゃないだろうか。
こんな台本じゃ、とてもお客様に見せられないじゃねえか!
と、プロデューサーが怒髪天なんじゃないだろうか。
こんな芝居、この世に出てはならない、絶対に!
と、そこにいる人全員が思ってるのではないだろうか。

不安と恐怖は尽きません。
もう、被害妄想の塊です。

心臓が口から飛び出し、
胃酸が洪水のように噴出し、胃は潰瘍だらけになり、
目の前が真っ暗になり、
できることなら、透明人間になりたいと思います。
体中が不安ホルモンで満杯になります。

書いた時は、
すっげえ面白いぞ!
私って、天才じゃないの!?
と、睡眠不足のライターズハイで、自信満々だったりする時もありますが、
それが、一気に崩壊する時です。

緊張で身動きもできない状態で、顔合わせが始まります。

そして、演出の山田和也さんが、
この「プライベート・ライヴズ」をどんな風に作っていくつもりかという、
お話をなさいます。
必死で平常心を保とうとしながら、
山田さんのお話を伺います。

お話が終わり、これから読み合わせだ、地獄の時が苦渋の時が始まると、
覚悟を決めた瞬間。
山田さんが言った。
「日本のノエル・カワードと言われている飯島さんから、
一言どうぞ」

・・・・・・・・・・・・(心停止)

言うまでもないが、
私は日本のノエル・カワードなどと言われていない。
言われる訳がない。
とんでもない話だ。
今回、ノエル・カワードの作品の台詞を、上演用に書き直しただけである。
ノエルのノとも言われるわけがない。

なのに、山田さんは、
「ノエル? 何か一言言ってください」
私の方を見ている。
「ノエル」と確かに言った。

演出・山田は(初めて呼び捨てにするが、許されると思う)
私を「ノエル」と呼びやがったのだ。

これは、あきらかに私をコケにしている。

うちの演出の鈴木は、
私が、本が書けない時、プレッシャーと非難を込めて、
「大先生の本はまだですか?」
と言う。
死ぬほど悔しいし、
死ぬほど怖い。

「大先生」も蕁麻疹が出るくらい呼ばれたくないが、
「ノエル」もあんまりだ。
恐れ多いとかそういうのを超えている。
いや、事実、ノエル・カワードの足元の靴の紐くらいに近づくことができてれば、
名誉な呼ばれ方だが、
山田さんだって、絶対にそう思ってないことは明らかだ。
私は、どっこも、爪の垢ほども髪のフケほどもノエルじゃない。

山田和也氏は、ジェントルで、怒ることも厳しい駄目出しもほとんどしない、
穏やかで、温和な性格の演出家だが、
私も、そう思っているが、

だが、今日判った。
山田さんは、意地悪です。
持ち上げた風を装って、コケにします。
コケにしてるのは、私だけかもしれないですが。

この野郎!
私も何とか、ぎゃふんといわせるような呼び方で呼び返してやりたい。
この芝居を最初に演出したのは誰だ?
ノエル・カワードだ。
脚本書いたのと同じ人だ。
すでに、ノエルと私が呼ばれてしまったので、
ノエルは使えない。

先を越されたということだ。
しまった。
侮れないぞ、山田和也!(呼び捨て二度目だが構わないですよね。
本人に面と向かって、呼び捨てはとてもできませんけど)
何て呼んでやろう。
明日までに考えておこう。

ところで、呼び方といえば、
稽古の後、皆でご飯食べてた時、
西川浩幸さんが、何かたいそうな決意をした表情で語り始めました。

「実は、今回のカンパニーの出演者の中で、僕が一番年長なんです。
僕は、人を呼ぶ時にどうしても『さん付け』で呼んでしまうのですが、
それは、ちょっとどうかと思うんです」

そう仰った。

意味が判らない。
さんづけで呼んではいけないのだろうか。

多分、西川さんは、
『さん付け』にしてしまうご自分が、
堅苦しいような気がしていて、
なんかもっとフレンドリーに呼ぶべきなんじゃないかと、
力強く決心して、
稽古初日に臨んでいらしたらしい。

いきなり、葛山信吾さんに「葛山さんは、何て呼ばれたいですか?」と訊いている。
一番訊いても、無駄そうな人に一番に訊いている。
葛山さんは、どちらかというとそういうことには無頓着な方だ。
どう呼ばれても、別にいいですと思っていらっしゃるようだし、
どう呼ばれたいかということも、常日頃からまったく考えていない・・・と思う。
葛山さんは、爽やかに、
「西川さんが、呼びやすいように呼んでください」と言う。

西川さんは「うーん、それは困りました・・・」
と心底苦悩した表情だ。

久世星佳さんに、
「じゃ、そういう西川さんは何て呼ばれたいんですか?」
と返されて、物凄く悩んでいる。

熟考した挙句の答えが、
「僕は西川さんとしか呼ばれたことがないんです」
だった。
いや「何と呼ばれているか」という話題じゃなくて、
「何て呼ばれたいか」という話題じゃなかったですか、西川さん。

久世さんがたたみかける。
「じゃ、もしかして、西川さんが、
さん付け以外で、呼ばれたいんじゃないんですか?」

なるほど、
さん付けじゃない呼び方で、他の人を呼びたいのではなく、
自分がさん付け以外の堅苦しくない呼ばれ方で、
「呼ばれたかった」のか
さすが久世ネエさん、鋭い。

「いや、別に、僕は・・・どう呼ばれたいとか、
そういう希望は・・・いや、何でもいいんですが・・・
皆さんを、さん付けでしか呼べないのは、どうかと思ったので、
で・・・親しくなるには・・・何て呼べば・・・」
今度は意味不明のくねくね踊りみたいな苦悩の動きつきで、
苦悩している。

「じゃ、明日から西様と呼びましょう。皆で」
と、久世さんが男らしく断言したので、
西川さんは、明日から「西様」と呼ばれることになった。

「いやあ、それは・・・いやあ・・・」
と、再び悶え悩んでいる西様の隣で、
演出の山田さんが
「僕は和也くんと呼んでほしい」
と小さな声で言って、無視され、スネている。

「とにかく、西様は決定です」
と、久世さんがいい声で再び断言して、決定になった。

明日から西川さんは、「西様!」です。
 

あと、山田さんをヘコませる呼び名を考えなくては。
久世さんは、山田さんを「タラちゃん」て、呼んでるけど。

山田和也さんのブログ「SHOW GOES ON!!
(「プライベート・ライヴズ」通信が始まります)
も、是非、お読み下さい。

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