« 今日から立ち稽古です! | トップページ | オシムジャパン、初陣ですよぉ! »

2006年8月 8日 (火)

テレビ取材の皆様がいらっしゃいました、今日は。

「プライベート・ライヴズ」は、立ち稽古二日目。

私は、もう仕事がないから、稽古場には行かなくていい。
が、今日は、別だ。
なんか知らないが、テレビの取材が稽古場に入るからだ。

本来は、稽古場にテレビ取材が入る時、
私はいなくてもいい。
稽古場にテレビカメラが入る場合は、
大概が、役者さんや演出家を撮りたいからだ。
私は関係ない。

が、今日は別だった。
演出と台本書いた者たちにもインタビュー取材があった。

・・・・・・(心肺停止)

ということは、
私にも、カメラで写されるインタビュー取材があるということだ。
それもこれも、
ノエル・カワードが、もうこの世にいないせいだ。
生きてろよ、ノエル・カワード!

何度も書いてますが、
うちの事務所の制作に、
「お客様の前に姿を晒すことがある時は、
普段より、ちょっとはまともな格好してください。
お客様に失礼だから!」と、私は厳命されています。
そんなこと別にどーでもいいじゃん、
と私は、思ってるのですが。
お客様方は、私の姿形には別に興味ないから。
が、制作は言う。
「勿論、誰も、飯島さんのルックスに興味はないですよ。
でも、あまりにも駄目な格好でお客様の前に出たら、
お客様を不愉快にさせてしまうじゃないですか。
興味ない以下です。
お客様が見ても別に何とも思わない程度には普通にしてください。
不愉快にさせてしまうのは駄目です!」

確かに、何も思われないなら、まだいいが、
あえて、お客様に不愉快な思いをさせてしまうのは、
よくない。

必死で、少しはまともな服をさがし、
稽古場で、今日は自分でメイクして、
稽古場中の人に、
「大丈夫ですか? 私、いつもより少しはまともですか?」
と確認した。
皆、私を哀れに思ってか、
「大丈夫です。自信を持ってください」
と、余命いくばくもない不治の病に罹った者を見る慈悲のまなざしで、
答えてくれた。
ありがとう。

自分はルックス的にもイケてると思ってる演出家・山田は、
いつものまんまで、来て、余裕コイてる。

山田と私のインタビューの時間が来た。
椅子が二個並べてある。
「どういう風に座りましょうか」と、
演出・山田が、取材の方に訊く。
「どちらでも、お好きなように」
演出・山田が、
「飯島さん、僕を、ドツキやすいのはどっちの手ですか?」

は?

私は、ここのページと心の中でしか、
山田をドツいたりしない。
稽古場じゃ、
腐っても大物演出家・山田和也なんだから。

取材の方が、それを山田のジョークだと、奇跡的に理解して下さったらしい。
「あのー、山田さん、
吉本だったら、ドツきあって頂いても、
見ている方に喜んで頂けると思いますが、
これは、宝塚の番組なので・・・・ドツくのはご遠慮ください」

山田は、自分のジョークが成立したので、
ご機嫌だ。
よかったな、山田。

不思議に思うのだが、
こんなに、自前だと笑いのセンスが貧乏な山田が、
なぜ、コメディの演出ができるのだろう。
そりゃ、演出家は、自分は演技ができなくてもいい。
役者さんにやって頂けばいいからだ。

が、
笑いのセンスがない人が、コメディの演出をするというのは、
それとは違うと思う。
どうだろう。
ないだろう。
ありなのか?
・・・ありみたいだ。
山田は、けっこうコメディの演出をして、
しかも、「良い芝居を作った」と評価を受けている。
そのからくりがまったく判らない。

私はこれでもう今日の仕事は終わりなので、
さっさと、必死で探してきた少しはまともな服を、
稽古着に着替えた。
私は、稽古しないが、稽古場で一日、スカートなんか、
着ちゃいられない。

で、もう心配事がなくなったので、
まず一番の疑問を解決しようとした。

葛山さんに訊いてみる。
「昨日、西様に、しんちゃんて呼ばれましたか?」

葛山さんは、はるか遠くを見るまなざしをして、
昨日のことを、一所懸命思い出し、
三分くらいしてから、

「呼ばれなかったです・・・・」

と、答えてくださった。
何やってんだ、西様。
西様が、呼ばないと意味ないじゃん。

今日も、稽古中は、西様が葛山さんを、
「しんちゃん」と呼ぶ場面を目撃することはできなかった。
いつになったら、呼ぶんだよ、西様!
千秋楽が過ぎてから、自分の家で、葛山さんいないのに、
密かに「しんちゃん」て呼んでも意味ないんですよ?

西様がしんちゃんをしんちゃんと呼ぶ日は来るのか!?

それが問題だ。

「とにかく、葛山さんは、しんちゃんと呼ぶ」と、
必死で心に叩き込んできた演出家・山田は、
なにを間違えたのか、
駄目出しする時に、
「あ、西様は、ここは、こういう感じで、お願いします。
で、しん様なんですけどね」
と、どう脳神経を繋ぎ間違えたのか知らないが、
「しん様」呼ばわりだ。
「しん様」は、違う。
久世さんが「しんちゃん、と呼ぶこと!」と決めたからだ。

「しん様」じゃ、
なんか知らないけど、
時代劇で、
ほんとは将軍様のご落胤なのに、
町人たちと仲良くくらしてて、
人知れず悪者をやっつけてる、
腕の立つ、爽やかなカッコイイ若様みたいだ。

・・・ちょっとそんな感じは、確かにするけど。
葛山さんて。

☆お忙しい時にわざわざありがとうございました

昨日、
「ミザンセーヌって本来どういう意味か、教えて!」
と、駄目もとで書いておいたら、
稽古中で、お忙しいはずの鈴木勝秀さんが、
またも、ありがたいことに、
メールをくださいました。

「ミザンセーヌは、mise-en-scene、で、目に見えるもの全部、
といった意味でしょう。
だから、セリフとか音楽、音響、とかは含まれないんだと思います。
でも、演劇人の会話に出てくるときは、
立ち位置、くらいの意味で使われていることが多いように感じます」

本当にありがとうございます。
さすがだ、鈴勝さん。
何でも教えてくれる。

稽古場では、実は私は山田にも、質問してた。
私が、必死で意味判らないながらも、
ながーく説明したのに、
山田のブログを読んだら、

「ミザンセーヌ(俳優の導線や位置関係)」
で、説明が終わってた。
・・・それだけでよかったのか・・・
と、私は、がっくりしてしまったからだ。

稽古場で訊いたら、
日本大学芸術学部演劇学科卒業で、
しかも、
今は、演劇を志す若い学生さんたちに、
演劇を教えているという、
日本の演劇の未来の鍵を握っている演出家・山田は、
「多分、フランス語では、本来は、
『演出』全体を指す言葉だと思いますよ、
ミザンセーヌは」
としたり顔で言ってた。

全然、違うじゃん!

山田に演劇を教えてもらってる学生さんたち、
気をつけてください。
まあ、ミザンセーヌの本来の意味くらいなら、
私も知らないから、山田を批判できないが、
でも、これなら言える。
ギャグだけは、笑いだけは、
山田から、何も吸収してはならない。
笑いのセンス皆無と思われるのに、
コメディが演出できる謎のからくりを教えてもらえるなら、
それだけを教えてもらってください。

・・・それは、私も教えて欲しい・・・
・・・・教えて欲しいな・・・
教えてほしいよ、それは、是非。

そんな話を稽古場でしてたら、
演出助手の福原麻衣ちゃんが、
「あのー、私は、ミザンスって教わったんですけど、
ほんとはミザンセーヌって言うんですね」
と言い出した。

え?

ミザンス?

ミザンスって、ミザンスって、
おフランスざんす、
みたいな、
そのミザンスが、
ミザンセーヌの略語ざんすか???

私は、略したら、「ミザン」て言ってたざんすが、
ほんとは、ミザンスなんざんすか?
それが、正解なんざんすか?
どうなんざんす?

駄目だ、また、山田並みになってる・・・・

で、ここにきて、また新説だ。
上記メールの中では、
「ミザンヌ」って、略されています。

ミザンヌってのも、聞いたことないですよ。
ミザンセーヌの、
最初の三文字の「ミザン」に、
最後の「ヌ」をつけて、
「ミザンヌ」か。
もう、どれが本当なのかわかりません。

まあ、現場で通じればいいんだけど。

☆お知らせくださってありがとうございました

鈴木勝秀さんのブログを、
「はぎはぎ」さんが教えてくださいました。
ありがとうございます。

そして、
鈴木勝秀さんのブログは、

AARDVARK15のmemo

です。

基本的には、サッカーのことが多いようです。
サイドバーを見ると、
公演のお知らせとかがあるので、
鈴木勝秀さんのブログと確認できます。

今日もまた、何も稽古のことが
書き始められないまま、
こんなに長くなってしまいましたが・・・
また明日・・・です。

|

« 今日から立ち稽古です! | トップページ | オシムジャパン、初陣ですよぉ! »