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2006年11月27日 (月)

ばりほり

打ち上げも終わったし、
もうバリにいる理由がない。

もっといたい。
お金と時間があったら、
自腹でも、是非ここにいたい。
無理だが。

でも、飛行機が夜の11時50分発なので、
朝から夜まで、
ほとんど丸一日自由時間だ!

やった!!
バリホリデーだ!!

ドライバー相撲さんにお願いして、
バリのあちこちを観光する。

観光だ観光だ観光だ~!!!

観光・・・なんて素晴らしい響きだ・・・

NurulさんとDianaさんのインドネシア娘さん、
そしてうら若いお嬢さんの吉田さんと、
オバサンの飯島の4人の観光だ。

そりゃ
まずショッピングだ!!

ツアーとかだと、提携お土産店とか、
免税店とかに、
無理矢理、強引に、どうしても、
連れていかれるところだが、
NurulさんとDianaさんが、
「バリで一番安いお店をリサーチしました!」
と、自信を持っておすすめしてくれるパサールに行くことになった。
安いは、最高。
別に、高級ブランド品とかには興味ないし。

バリで一番安いパサールに向けて出発だ!!

Nurul 「なぜ安いかというとですね、
    そこは、バリのお店の人が、
    お店で売るものを買いに行くところなのです。
    お店の人が、お店で売るものを買いに行くところを、
    日本語で何と言いますか?」
私  「問屋ですか?」
Diana 「何ですか? トンヤって」
私  「お店で売る人がお店で売るものを買うお店です」
Nurul 「それですよ!! 
        今、私はそう言いましたよね!?」
私    「言いました」
Diana 「お店の人がお店で売るものを買いに来るところです。
        だから、安いですね。
        お店の人がお店で売るよりも安いです。
        そこで買わないと、お店の人は、儲かりませんから」
Nurul 「バリで一番安いんです。
        お店で売る人がお店で売るものを買いに来るからです。
        そういうお店を、日本語で何と言いますか?」
私    「問屋です」
Diana 「トンヤって何なんですか!?」

NurulさんもDianaさんも、
すっかりテンションが上がっているみたいで、
話が、まるきりコントになっている。

その、バリのお土産屋さんたちが、
仕入れに来るという、
問屋のパサールについた。
なんかもう、山のようだ。
何が山のようって、
とにかくあらゆるものが山のようなのだ。

Tシャツだの、木彫りだの、
バリ絵画だの、銀細工だの、
ワヤンの人形だの、
バティックとかだの、
レース編みだの、
アクセサリーだの、
バックだの、サンダルだの、帽子だの、
なんだか判らないものだのが、
店先に、山のように積み重なっているお店が、
山のように積み重なって並んでいる。

とにかく山のような有様だ。

屋台も山のように出ている。
フルーツだの、
ゆでピーナッツだの、
水だの、
何だか判らない食べ物だの、
何だか判らない飲み物だのを、
山のように山盛りにして売っている。

あと、店も屋台もないけど、
手で山のように持てるだけの商品を持って売る人も、
山のようにいる。

サングラスを両手の指に三十個くらいはさんでる人、
テーブルクロスだか、着る物だか、
とにかく謎の巨大なレース編みを腕から首から提げている人、
ビーズとかのアクセサリーを、
腕と首と頭と両手とすべての指につけられるだけつけてる人、
帽子を頭に十五個くらい乗せ、さらに両手に十個ずつくらい持ってる人、
牛の骨を彫って作ったありがたそうというより怖い顔の神様の像を両手に捧げ持っている人、
赤ん坊を両腕に抱いている人、
そんな人たちが山のようにうろうろしている。

あと、犬も山のようにいる。
あちこちで昼寝したり、
ぼーっとしたり、
匂いをかいだり、
屋台のオジサンを見上げたり、
あらゆる隙間という隙間で、
山のように、うろうろしている。

とにかく、何もかも山のようにある。

車を降りると、
まず、店も屋台もない人たちに囲まれる。

吉田さんと私は明らかに日本人観光客なので、
囲まれるのは当然だが、
インドネシア娘のNurulさんとDianaさんも、
バリでは観光客なので、
やっぱり囲まれる。

「サングラス!サングラス!」
サングラスはすでにしているので、もういりません。

「ステキ! ステキ!」
ものすごくカサがある謎の花模様のレース編みは、
ステキかもしれないけど、
使い道が思いつかないので、いりません。

「キレイなアクセサリー! キレイなアクセサリー!」
キレイかもしれないけど、
別にいりません。

「ボウシ!ボウシ!」
帽子は実は欲しいが、
「BALI」ってデカク書いてある帽子はいらないです。

「本物の牛の骨!本物の牛の骨!」
それは、私には、まったく価値が判らないので、いらないです。

「ベイビー!ベイビー!」
ベイビーは買ってはいけないと思います。
売ってもいけないと思います。
たぶん、ベイビーがいるのにお金がないので、
お金を下さいということで、
ベイビーを売るわけじゃないと思いますが。

次から次へと、
集まってくる商売上手な人たちを、
何とかかきわけると、
次には犬に囲まれる。

ジャカルタには、ほとんど犬はいませんでしたが、
バリは犬が多いです。
NurulさんとDianaさんによると、
「ムスリムの人は、
犬はあまり良くない動物と、
思っています。
犬の鼻に触ると、三回手を洗わなくてはいけません」
ということだ。

なぜ、良くない動物なのかは謎だ。
ただ、手を三回洗うという決まりがあることだけは、
判った。

バリは、ヒンドゥー教が多いので、
犬がいてもいいのだそうだ。
犬の鼻に触っても手を三回洗わなくてもいいらしい。

バリの犬は、飼い犬じゃないのも多いと思うが、
そんなに汚い犬はいない。
が、逞しい。
痩せてはいるが、筋肉がついているデカイ犬が多い。
だから、ちょっと怖い。

マッチョな犬たちの間をすり抜けるのは、
大変だ。
商売人な人は、商売が目的だと判るので、
まだいいが、
犬の目的はさっぱり判らないので、
どうかわしていいものかも判らない。
食べ物は持ってないですよ。
鼻にも触りませんよ。

ようやく、山のようにある店の一軒に入ることができた。
山のように様々な商品が積み上げてあるので、
頭がくらくらして、
何を買ってよいのやら、
自分が何が欲しいのやら、
さっぱり訳が判らなくなる。

NurulさんとDianaさんは、
さっそく、カラフルな縞模様のトートバックタイプの籠を、
ロックオンして選んでいる。
素早い。

バリチックなビーズの飾りがついたサンダルが、
とりあえず欲しいような気がしてきたので、
なんとなく選んでみる。

と、Dianaさんの指令が飛ぶ、
「買う時には、皆でまとめてひとつのお店で買います!
そうすれば安くなるからです!」
はい、そうします。

「このサンダル、一足いくらですか?」
と、Nurulさんに訊いてみる。
Nurulさんが、お店の人に訊いてくれる。
「一個いくらだかは判らないそうです」

判らない?
お店の人なのに、なぜ値段が判らないのだ?

Nurul「ここは、他のお店の人がお店で売るものを、
買いに来るところなので、
一個では売らないそうです。
たくさんで売るそうです。
他のお店の人がお店で売るものを買いに来るところを、
日本語で何と言いますか?」

問屋です!!!!!

一個じゃ買えないのか?
サンダルを三十足も買うわけにはいかない。

「一足じゃ買えないんですか?」

Dianaさんが叫ぶ、
「ですから、皆、買うものが決まったら、
まとめて買うのです!
そうすると安くなるのです!
買うものが決まったら、私に言いなさい!」

テンションが上がって、
命令形になってますよ、Dianaさん。
とにかく、皆で買えば、一個でも買えるし、
安くもなるらしい。
多分だけど。

Kaimono で、お土産にサンダルとバッグと帽子と謎のワンピースを買いました。

このワンピースはどうして買ってしまったのか、
自分でも、判りません。
そして、日本に帰ってきて、
お土産配りましたが、
このワンピースは引き取り手がありませんでした。
私も着ません。
なぜ買ったのだ、私。

あと、BALIって書いてない帽子が見つかったので、
嬉しくなって二個買っちゃった。
なぜだ。

そして、このサンダルも履くのか、私・・・

帽子は二個もいらない。
いや、一個でも日本でかぶるかどうか。
かぶらないな・・・

どうしよう、これら・・・
お手軽バリセットとして、オークションにでも出すか。
送料持ってくれたら、1ルピアでいいですで出すか。
オークションの出し方知らないから駄目だな。

自分の購買思考があまり記憶にありません。
山のような圧迫感に、
頭がくらくらしたせいです。

お店も屋台もない商売人のタトゥー入れの人に、
吉田さんが、お花のタトゥーを入れてもらうことになりました。
それを見学してたら、
「あなたもやりますか?」
と言われます。
「やりません」
と言うと、
「ノット リアル タトゥー」
とまた言われた。
いや、ノットリアルなのは判ってるってば。
でも、入れないんだってば。

タトゥーの人は安くしてくれたそうだ。
バリの商売人は、
最初のお客さんは、
「道を開いてくれた人」
として、すごくサービスしてくれるそうだ。
客になるなら、口あけの客になるに限るらしい。
吉田さんが、一番さんになってしまったので、
二番目客になるであろう私は、
やっぱタトゥーは入れませんでした。

大騒ぎの買物が一段落した。
喉渇いたし、
汗だくだし。

で、お昼ごはんを食べに行くことになった。

田んぼの中のオープンエアのレストランだ。
「ライスフィールド」って店だったと思う。
まんまだ。
欧米な人には、田んぼの中のレストランは、
エキゾチックかもしれないが、
私には、田舎にあるのに、
なぜだかゴージャスなレストランにしか見えない。
いや、素晴らしい景色なんですけどね。
風も気持ちいいし。

ここで、最後のナシゴレンを食べました。
好きだ、ナシゴレン・・・
あと、マンゴージュースも飲みました。
フレッシュジュースが飲めなくなるのは、
ほんと悲しいです。

おつまみなのか、硬いピーナッツが出てきた。
「おいしいですよ。
とても、おいしいですよ。
食べてみてください」
と言いながら、
Dianaさんがカリカリ食べている。

「Dianaさん、ピーナツ好きですね」
と吉田さんが言う。
「小夏さん、なぜ、判りましたか?
私は、ピーナツが大好きです」
と、Dianaさんが驚いたように言う。
そりゃ、その食べっぷりを見れば判る。

けど、ほんとおいしいピーナツでした。
私もカリカリ食べました。
この硬くておいしいピーナツが後に私に災厄をもたらすのだが、
それはおいといて。

このレストランで、
ドライバーの相撲さんが下さった、
持ち込みのマンゴーを食べました。
果物を贈るというのは、
「あなたのことをとても信頼していますよ」
という意味らしい。
そして、レストランは、持ち込みOKらしい。
Dianaさんが、
「ナイフとお皿を貸してください」
というと、
持ち込みマンゴーを食べるために、
ナイフとお皿を貸してくれた。
なんて親切なんだ!!
そして、こんな旨いマンゴーは生まれて初めて食べた!!
相撲さん、ありがとうございました。
おいしかったです。

そのあとは、ヒンドゥー寺院に行った。

Temple 私は、海の側の崖の上に建ってるウルワトゥ寺院か、
海に浮かんでる巨大な岩の上に建ってるタナ・ロット寺院に、
行きたかったのだが、
ドライバー相撲さん情報によると、
ウルワトゥ寺院は、遠すぎて無理。
タナ・ロット寺院は、道が工事中で行けないとのことなので、
近場の相撲さんおすすめの寺院に行くことになった。

寺院に入る前には、
皆、巻きスカートみたいな布を腰に巻かなくてはならない。
それはお寺で貸してくれる。

上の写真の真ん中が、
ドライバー相撲さんで、
右端がDianaさん、
左端は勿論吉田さんです。
Nurulさんは、写真を撮ってくれたので、
写ってないです。

でもって、そのあとは、
サンセットを観に行きました。
私たちが泊まってたヌサドゥアは、
東側なので、
日の出は見れても、
日の入りは見えません。
サンセット見るのは初めてです。
まあ、日の出も見ませんでしたけどね。
寝てたから。

Sunset1 これがサンセットを見に来た一同です。
ビーチのカフェで席取りしてます。

右から、
吉田さん、
相撲さん、
Nurulさん(顔が見えないですね)、
お店の人、
そしてDianaさんです。

最初は、誰もお客さん、いなかったので、
席取りなんかしなくていいんじゃないの?
と思ってましたが、
日の入りが近づくと、満席になりました。

Sunset2

もうちょっとで日の入りです。

吉田さんと、
後ろを通るのは、
真珠売りの人です。

サンセットを待ってると、
真珠売りの人が次々に寄って来ます。

「パール!パール!ホンモノ!ホンモノ!」
と言いながら、
腕にこれまた山のように真珠アクセをかけた真珠売りさんが、
ライターで真珠に火をつけようとする。
プラスチックじゃないホンモノだから、
燃えないんだとアピールするためらしい。
ロンボク島で取れた淡水真珠らしい。
淡水真珠にしては大きいし、
キレイなので、
つい、ティアドロップ型の大きい真珠のペンダントを買ってしまった。
五万。
ルピアだけど。

吉田さんは、
「飯島さん、似あいますよ」
って言ってくれたけど、
日本に帰って、
冷静になってつけてみると、
全然柄じゃねえって感じだ。
どうしよう。
結局、パール好きだという、
弟嫁が貰ってくれた。
パール好きなので、
「ドロップ型で、こんなに大きいのは、
けっこう珍しいらしいんだよね?ね?ね?」
と、半押し売りのように言うと、
「そうですよね。ほんとに頂いていいんですか?」
と、喜んでくれた。
いいですいいです。
五万です。
ルピアだけど。

Sunset3 サンセットは、
すげえキレイです。
写真じゃ伝えるのは、無理です。
腕も悪いけど。

そのあとは、
Dianaさんが選んでくれた、
生簀の中の海老とイカを、
その場で料理してくれた夕食を食べました。
私は、ほんとにこれが最後の、
スイカジュースとパパイヤジュースを飲みました。
ジュースが飲めなくなるのは、
ほんとにほんとに悲しいです。
涙なしには飲めません。

すでに海岸が暗くなっていたため、
吉田さんが、思い切り青唐辛子を食べてしまいました。
吉田さんは、マジ涙ぼろぼろです。
もうあまりの辛さに気持ち悪くなってしまうほど、
辛かったそうです。

青唐辛子の辛さで、
まだまだずーっと泣いている吉田さんと、
一同を乗せて、
相撲さんの車は、空港に向かいます。

NurulさんとDianaさんのジャカルタ行きは、
八時半に出るからです。
ここでお別れだ!!
さよなら・・・Nurulさん、Dianaさん・・・
元気でね~!
元気だと思うけど。

さあ、あとは飛行機に乗るだけだ!
11時50分までどうしたらいいだろう・・・
時間ありすぎ。
荷物預けて、出国手続きしたけど、
まだ九時だし。

お茶でも飲みながら、
私のデジカメのデータを、
パソコン持ってる吉田さんに渡そうということになり、
うろうろしてたら、
なんかいろんなお店がある。
足裏マッサージのお店まである。
「あしうらマサージやります」
と、ビニテで日本語を綴った涙ぐましい店もある。
あと、空港にあるのに、
それでも怪しいジャムーの店もある。
夫婦が円満になるジャムーはここにもたくさんあったが、
頭がよくなるジャムーというのもあった。
英語と仕事に不自由を感じてる私は、
頭が良くなるジャムーをもうちょっとで買うところだったが、
脳が描いてあるパッケージがあまりにも怪しいのと、
成分が全然わからないので、
思いとどまった。

買えばよかった・・・

ようやくカフェを見つけて、
吉田さんと二人落ち着いた。
そしたら、お喋りが始まってしまった。
ジャカルタで見た芝居の話とかしてたら、
あっという間に、時間がたってしまった。
「JALに乗る奴は、搭乗が始まるからゲートに来い」
と放送している。

マジかよ。
私には、まだやらなくてはならないことがある。
それは免税煙草を買うことだ。
「時間になったら、先にゲートに行っててください!」
と吉田さんに言い残して、
免税店にダッシュ。

Salem セーラム、なんと14ドルですよ!!
1500円くらいか?
日本の半分ですよ。
マジすか。
ここに住みます。

なんで写真撮ったかというと、
煙草吸う人にしか判らないと思いますが、
喫煙はあなたの健康を損ねますという、
パッケージの半分くらいの大きさで書いてある、
警告の表示がないからです!

煙草を吸わない人には、ほんとどうでもいいことですね。
煙草を吸う人にも、どうでもいいか。

慌てて煙草買って、
カフェに戻ったら、
吉田さんは、もう先に行ったみたいだ。

ゲートに向かって走ってる途中で、
吉田さんに追いつきました。

「ごめんなさい。
コーヒー代払ってもらっちゃって」
と私が言うと、
「あ・・・」
と吉田さんがフリーズする。
「払ってません・・・」

私たちは、デンパサールの空港で、
出国間際に、食い逃げするところでした。

慌てて、カフェに戻ると、
私たちを見て、
店員さんたちが、ほっとした顔になりました。
完全に食い逃げだと思われてたみたいです。
「ごめんなさい。忘れてました!!」
と平謝りに謝って、
コーヒー代払って、
ゲートに走りました。

食い逃げにならなくてよかった。
日本人の評判を落とすところであった。

長い一日だったし、
夜の11時50分発だし、
吉田さんも私も帰りは、爆睡でした。

・・・日本に戻ってしまった・・・

英語もインドネシア語も不自由だけど、
インドネシアにもっといたかった・・・

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