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2007年10月25日 (木)

奈落にもいます

低気圧が近づいているせいか、
すげえ低血圧の私は、
とてつもなく身体が重い、
てか、鈍いです。

これまでの生涯で計測した中で、
最低の血圧は、

上が50

下が0

・・・だった。

0 って何だよ。

死人かよ。
ゾンビかよ。

「芝居観てるだけなのに、
身体が重くて、動かないんですけど」

と、
誰に言うともなく言ったら、
舞監のみっちゃんに、

「ストレッチしなさい」

と命令された。

みっちゃんの命令は絶対だ。

ストレッチしましたよ。
奈落で。

今回の「ツーアウト」の舞台上は、
砂が敷きつめてあるので、
出演者も、
ストレッチとか、アップする場所がありません。
奈落でストレッチする人は、
さすがに私以外にはいないが、
皆、TOPSの客席の狭い通路とか、
無いも同然の舞台袖のふりをしてるような狭くさいところで、
縮こまって、ストレッチしてます。

縮こまったストレッチって何だ。
ストレッチって伸ばすもんじゃないのか。

まあ、いいや。
各自工夫してください。

で、
今度の日曜日28日が、
千秋楽だというのに、
今日になっても、舞台で、稽古だ!!

ツーアウト」には、
数え切れないくらいのSEがあるのだが、
音と芝居のタイミングが、
ほんのちょ~っと、微妙~に、
ズレてる感じなところが出てきたので、
確認のための稽古をしました。

稽古終わったら、
どーしたことか、
演出家・鈴木裕美が、
客席に入ってきた。

出演者たちの間に、
一気に緊張感が走る。

私が、何しようが、何言おうが、
全然、緊張感が走ったりはしないが、
鈴木が顔を見せただけで、
ものすごい緊張感が走る。

なぜだ。

鈴木の顔がデカイからか。

皆の緊張した顔を見て、
慌てた鈴木は、

「あ、今日は観に来たんじゃないから」

と言った。
たとえば野に咲く花のように
のマチネの本番が終わった後、
次の用事に行くまでの時間潰し、
っていうか、
携帯のバッテリーを充電するためだけに、
TOPSに立ち寄ったらしい。

「これから、結婚式なんだよね」

え?
は?
結婚式!?
誰の!?

「いやいや、私が結婚するんじゃないから」

だと。

知ってるってば。

なんか知らんが、
披露宴は、
なんたら伯爵邸で行われるということだ。

伯爵邸で披露宴って・・・

それはなんすか。
想像の範囲を超えるくらい、
セレブでゴージャスでハイソなんじゃ?
という、おそろしく漠然としたイメージしか出てこない。

鈴木も、舞監のみっちゃんも、演助のみきちゃんも、
勿論、私も、
全然、具体的なイメージができない。

「伯爵邸って言うからには、
お屋敷と庭園とかがあるんだろーねー」

「庭園でやるのか?
ガーデンパーティですか?」

「かがり火とか焚かれるのか? 庭園で」

「かがり火じゃ、合戦だよ。
法螺貝とか鳴っちゃうよ。
勝ちどきとかあがっちゃうよ」

「とすると、
川中島の合戦的な、
本陣のセットがあるよね。
陣幕とか、
是非、張り巡らせてあって欲しいよね」

「で、二十四将とか、
足軽とかが、
鎧兜に旗指物で、
ドリンクとかお料理とか、
運んだりするんだ、きっと」

「だとしたら、
そのお料理は、合戦の兵糧だから、
竹筒に入った水と、
にぎり飯とかしか出せないんじゃ?」

「いや、でもって、そのあと、
第二幕で、伯爵邸室内に移って、
欧州王侯貴族的な、
ものすごい贅をこらしたディナーと、
大舞踏会の、
本物セレブな、上流階級な、
パーティになるんじゃないのかな」

「だとしたら、踊るの?
舞踏会だとしたら、それは皆で踊るの?」

「王侯貴族の舞踏会だとしたら、
それは、踊るのが礼儀じゃないかなあ」

「凄いね、その披露宴。
とてつもなく、面白そう。
是非とも、目撃したいよね」

「伯爵邸」
という情報しかないので、
どんな宴が催されるんだか、
全くイメージできないただの庶民たちが、
何の根拠もない、
勝手なイメージを膨らませるばかりだ。

そして、
劇場に、
ただ、携帯の充電をしにきただけの鈴木は、
伯爵邸へと旅立っていった。

一方、
舞台監督みっちゃんと、
演出助手みきちゃんは、
奈落へ。

私は、
いつもの階段へ移動だ。

・・・・・・・・・

「伯爵邸」に比べると、
移動する世界が違い過ぎるぞ!!

ツーアウト」公演は、
26日、27日の19時開演の回と、
そして、千秋楽でさえも、
まだ、チケットに余裕がございます!!

お待ちしております!!
待ちわびております!!
観てやってください!!

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