虫の変
夜は涼しくて、
昼はまだまだ暑いせいか、
偏頭痛がちょくちょく出まして。
さらになぜか
口内炎で口の中が荒れ放題で、
ちょいとストレスたまり気味なのですが。
それはよくあることだから、
いいとして。
スーパーのレジで、
会計を待っていたら、
耳の辺りの髪の毛が、
何やら、くしゅくしゅして、うざくて、
何気なくふっと耳に掛けたら、
すぐにまたくしゅくしゅ落ちてくるんですよ。
で、
今度は意識してきっちりと耳に掛けたら、
・・・・・・!?
髪の毛が動いているんですよ。
自力で。
くしゅくしゅと。
自力で。
・・・・・なぜに髪の毛がメデューサなことに?
と、怯えつつ、
もう一度、触って確認したら、
動いているのは、
髪の毛ではなく、
虫の足的なもので・・・・
・・・・・・・・・・
ひょえ~!!!
と思ったが、
スーパーのレジに並びながら、
「ひょえ~!」と叫ぶわけにもいかないので、
何ごともないふりをして、
虫的なものを、
さらに注意深く手で確認してみた。
・・・こがね虫的な感触。
みみにこがねむしがあああああぁぁ~っ!!!!
と叫んで、
走り逃げたい気持ち炸裂だが、
そこは大人なので、
耳に虫などついてないふりをして、
お金を払って、
かごを持って、
荷物詰め場まで行きました。
まだ耳の辺りの髪の毛が、
くしゅくしゅ動いているので、
誰か取って何とかしてえぇぇぇぇぇ~っ!!!!
と悲鳴をあげたい衝動をぐっとこらえて、
あくまでも耳に虫などついてないふりをしつつ、
何気なく髪の毛を直す演技をしつつ、
(何のための演技?)
虫をそーっと取ろうとトライしてみました。
絡んでる。
コガネムシの足が。
私の髪の毛に。
で、もがいてる。
コガネムシが。
気絶したい動揺を抑えつつ、
耳付近の髪の毛に、
絡まりついてもがいている、
コガネムシを、
ちみちみ引き剥がしました。
手を開いてみてみると、
明らかにコガネムシ!
きれいな緑色で、
光に当たると虹色の光沢も見える。
典型的なコガネムシ!!!!
それを右手の中に、
そーっと持ったまま、
買い物を袋詰めして、
ただ単に、
買い物を終えただけの人のさりげない演技をしつつ、
(だから、何のための演技だ?)
店を出る。
出たところで、
コガネムシを放すと、
ものすごい勢いで、
飛んでいきました。
達者で暮らせ。
メデューサコガネムシと別れて、
帰宅しようと道を歩いていたら、
いきなり、
セミが、
ジジジジジジジジジジジジジジッ!!!
と、物凄い音をたてながら、
目の前に落下してきて、
道路に激突したかと思ったら、
次の瞬間、
跳ね返って、
私の顔に激突した・・・・・
で、
私の顔で、
また跳ね返って、
ジジジジジジジジジジジジジジッ!!!
と、
またしても、
騒がしい音をたてながら、
飛び去っていきました。
呆然。
いや、
セミも寿命が尽きそうで、
必死だったんだろうし、
道路も私の顔も区別がつかない状態だと思う。
とにかく、
勢いつけて飛ぶために必死だったんだと思う。
セミ本人の生きる必死さに比べたら、
顔にセミが激突したことなど、
取るに足らぬことだ。
だが・・・
顔にセミが激突してきたよぉぉぉぉぉ・・・・
自失。
しばらく道路に立ち尽くして、
魂が戻ってくるまで、
石化してました。
髪の毛でコガネムシを捕らえて、
顔にセミを激突させたオバサン、
帰宅。
あー、おうちが一番だねー。
と思ってたら、
ですよ!
ふと気づくと、
パソコンの画面に、
羽蟻が・・・・
それも、
一匹じゃなく、
七、八匹這い回っている。
何これぇ~っ!?
羽蟻です。
見ると、
照明のカバーの中には、
もっとたくさんの羽蟻が、
入り込んで、
ぐるぐる動き回ったり、
たまにカバーの中を飛んだりしている。
どっからわいたの~っ!?
これはなすすべがない。
数が多すぎる。
そしてうちには殺虫剤がない。
ゴキブリも出ないし、
蚊もそんなにいない。
放置。
照明のカバーの中に、
どんどん羽蟻がたまっていくよ~。
パソコンの画面にも、
20匹くらい這い回っているよ~。
仕方ないので、
パソコンの画面のだけは、
パソコン掃除のための、
エアダスターで吹き飛ばしました。
吹き飛ばしても
吹き飛ばしても、
またやってくるんだけど。
いったい、何なんだ!?
天変地異?
虫に呪われた日?
虫に好かれてるの?
とにかく、
何よ、
この虫たちは!!!
外じゃ、
リリリリリ鳴いてやがるし!!
そりゃ普通か!!!!
| 固定リンク