びみょ~にアウェイ
梅雨に入ってしまった・・・
5月の間、私は一体何をしていたのだ・・・
5月と言えば、GWとかあったろうに・・・
チャンピオンズリーグの決勝もあったろうに・・・
どうなったんだろう・・・
何をしていたかというと・・・
引きこもっていたね・・・・
打ち合わせに行くか、
引きこもって作業か、
それ以外の行動はなかったな・・・
手帳には、
打ち合わせの予定のみしか書いてない。
何も書いてないところは、
自宅作業。
以上。
それが私の生活のすべて。
前に書いた時、
稽古開始とか書いてたけど、
そうこうしてるうちに、
次の稽古が始まってしまった・・・
「3on3~喫茶店で起こる3つの物語」という舞台で、
3本オムニバスのうちの1本の、
「リバウンドチャンス」というのを書きました。
演出は、青年座の須藤黄英さんです。
自転車キンクリート・歌川椎子も出演しております。
引きこもりの間、
主には、
このホンを書いていたんですけど、
3本立てだから、
上演時間は、一本30分なんですけど、
稽古初日ギリギリに、
とりあえず書きあがったホンは、
優しく見ても80分あるなあとは思ってたが、
実際、読み合わせしてみたら、
1時間30分以上どうみてもあった。
普通なら、
読み合わせのタイムを取るところだが、
一応、ストップウォッチは持っていたが、
計らなかった。
計る意味がない。
30分上演時間の芝居に、
読み合わせで1時間半以上のホンだ。
秒とか計って何の意味がある。
稽古場の壁にある時計で、
ざっくり時間を見てた。
これまた優しく超ゆるゆるアバウトに見ても、
1時間半以上。
読み合わせで1時間半以上なんだから、
芝居がついたら2時間あるだろ。
これでは、3本立てではなく、
単品でやってくださいの上演時間だ。
30分て言われてるのに。
何を考えているのだ、私。
1時間30分分も書いてるから、
書いても書いても終わらないのだ。
当然だ。
で、出演者の皆さんには、
「台詞は、絶対にまだ一文字も入れないでください」
と、くれぐれもお願い申し上げて、
・・・っていっても、
誰も入れるつもりはなかったと思うけど。
だって、1時間オーバーなんだよ?
読み合わせの時点で。
誰も入れません、そんなホンの台詞は。
でもって、大慌てでカットしました。
演出の須藤さんと打ち合わせして、
1時間分切りました。
三分の二をすぐさま切れるホンてどうだろう。
最初から30分で書いとけよ、だ。
ほんと効率が悪いぞ、私。
翌日、読み合わせしてみたら、
30分台に入っていた。
ひとまずまあ許容範囲だ。
大概、一回目の読み合わせでは、
胃が口から出そうになるが、
あまりにも桁外れに規定外なので、
胃が口から出てるような余裕はない。
準備稿その1を書き終わった時点から、
「どこを切るか」を考え始め、
読み合わせもとにかく、
「どこが面白くなくて、どこを切るのか」
というよりも、
三分の二はカットだから、
「どこが面白くて、どこを残すのか」
を必死で考えなくてはならない。
胃が口から出ている場合ではない。
胃が口から出るような読み合わせは、
まだ余裕があるのだと判った。
一応、許容範囲に入ったので、
あとは稽古でということで、
生活必需品の買い物に行きました。
マジ、物価が高くなっている。
牛乳は4月から軒並み高くなってて、
うちのご近所で最安値は、
1ℓ164円だが、
スーパーとかで見ると、
平気で普通に200円超えしている。
大特売!!!!で、
198円とか言ってるし。
大特売じゃねえよ!
4月以前の近所の最安値は154円だから、
かなり高えよ!
バターは、マジで売ってないんすね。
バターは普段ほとんど買わない。
だから、影響も今のところないが、
バターの棚には、
「今バターが品不足で、店頭に出せません」
というお詫びの紙が貼ってある。
で、普通のバターは全然ない。
売ってるバターといえば、
小岩井のレーズンバターと、
ベビーフードの小ちゃい瓶くらいのに入ってて、
800円とか1000円と言ってる、
ジャージィ種の生乳だけで作りましたみたいな、
高級バターだけだ。
1000円のバターは間違っても買わない。
チーズも高くなってる。
私がよく買うのは、
雪印の北海道カマンベール切れてるタイプだ。
これは、カマンベールが6個に切れてて個別包装なので、
一人の私にはとっても便利。
そして、カマンベールにしてはまあまあ安い。
大体、348円以下くらいで売ってたので、
けっこう買ってた。
これが478円とかになってる。
これでは、ほぼ500円。
輸入もののカマンベール一個とあんまり変わらない。
雪印を買ってる意味がない。
・・・買わなかった。
食パンもパスコの超熟がよく安くなってて、
6枚切り128円とかで買っていたが、
これも、お買い得!!168円!!とかになっている。
全然お買い得じゃねえんだよ!!
前の値段だと、
6枚切りの2枚分が、大体42円だから、
2枚分高い。
すげえ値上がりだ。
お買い得じゃないので、買わない。
玉子は元々ほぼ買わないので判らないが、
高いですという空気が、
玉子だというのに陳列棚から漂っているから、
もう、見もしない。
何とか頑張ってるのが、
納豆だ!!!
3パック98円とか、まだある。
前は、3パック78円とかもあったが、
さすがにそれはない。
すごーく頑張ってる有機小粒納豆3パック98円が存在する。
これは当然買う。
案外安いのは、キャベツとかだ。
キャベツばっか買ってる。
あと、ぶなしめじ。
これも1パック98円とかなので、まあまあ安いです。
きゅうりも1本38円とかなのでこれも許容範囲。
去年とかの最安値の時期は、
25円くらいだったので、ちょい高いけど。
私は糠漬けが好きで、
家で、糠床を飼っている。
特にきゅうりの糠漬けが好きだ。
以前は、きゅうりの糠漬け風漬物、
2本250円とかを買ってたりした。
これはあくまでも糠漬け風なので、
塩漬けとかに糠をまぶして、
糠漬け風味にしたもので、
糠漬けじゃないのに、
2本で250円もするので、
「これは糠床を飼った方が断然安い」
と思い、
糠床を飼っている。
私が飼ってる唯一の生物。
微生物だけど。
なので、食生活は、
ご飯と納豆と、
ぶなしめじかキャベツとか、
その日安い野菜の味噌汁、
きゅうりかキャベツの糠漬け。
以上、だ。
粗食だ。
健康的と言ってもいいか。
糠漬けと納豆とご飯があれば、
全然OKです。
見切り野菜とか、
何でもぶち込めば、
勝手に漬かるので、
糠床すごく便利だ。
糠床を飼ってるというと、
一日に一回はかき混ぜないといけないし、
すごく手間が掛かる・・・
と、一般的には思われているが、
そんなことは全然ない。
冷蔵庫に入れておけば、
半年や一年は放置しといても生きてる。
室温でも、3、4日かき混ぜなくても、
全然平気。
一週間放置しても、どうってことない。
5年くらい同じ糠床を飼ってるけど、
腐ったり変質したりしたことはない。
丈夫で便利。
東京タワーだったかで、
おかんが、
九州からわざわざ糠床の壷だけを持ってきたり、
朝ごはんにおいしい糠漬けを食卓に出すために、
逆算して夜中に起き出して、
野菜を漬けたりする物凄いシーンがあったが、
そんな糠床とは、
なんかお育ちとか身分が違う感じだ。
おかんが丹精をこめてる糠床は、
血統書付きのポメラニアンとかパピヨンで、
私のは、雑種。
糠漬けのサイトを見たことがあるが、
目を疑うことがたくさん書いてあった。
世界が違う。
一日に最低一回はかき混ぜるのは、
言うまでもないことで、
できれば三回はかき混ぜたいらしい。
「一泊二日の旅行に行くのですが、
糠床は一体どうすればよいでしょうか」
という、糠漬けを愛する人からの、
この世が終わるかのような、
深刻なお悩みの質問が寄せられていた。
「どなたかに預けるか、
代わりにかき混ぜてくださる方をお願いした方がいいでしょう」
と、信じられない回答がなされていた。
他は
「涙を飲んで冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫に入らない大きな樽の場合は、
中に保冷剤を詰め込みましょう。
それでも質は落ちると思いますが、
仕方ありません」
とか、
「休眠時期のように、表面一面に塩をかぶせましょう」
とか、
そんなことがお答えされている。
・・・・ありえねえ。
私が訊かれたら、
「放置。
三日や一週間は全然大丈夫」
と即答だが、
糠床丹精込めるぞの世界の皆様から見たら、
私などは、
糠床虐待常習のすげえ残酷な信じられないひどい奴だ。
糠床様の品質を良くするために、
お食べ頂く餌もすごい。
唐辛子くらいは私も一応知ってるが、
山椒とか椎茸粉とか陳皮とか、
卵の殻とか食パンとかビールとか、
にんにくとか生姜とか酒粕とかきなことか、
よく焼いた鰯の頭とか、
たいそうさまざまなものをお食べ頂いているらしい。
私は、唐辛子は普段使わないし、
辛いのは好きじゃないので、
入れてない。
入れるものといえば、
だし取ったあとの昆布と、
あじのたたきとかのパックについてくる生姜が余った時に、
入れちまう。
・・・くらいだ。
山椒とか酒粕とかわざわざ買わねえし。
こんな値上がりの時期に、
糠床に食わせる食パンはねえし。
家じゃ、ビール飲まねえし。
さらに、糠漬けを真に愛する方は、
「糠床をかき回すための、
南部鉄製のしゃもじがあったので、
お取り寄せしてしまいました」
とか言って、
三千円とかもする南部鉄の糠床かき混ぜ専用しゃもじを、
ご購入されてたりする。
すると、糠床愛好の同士が、
「南部鉄のしゃもじ・・・憧れです・・・」
とかお返事していたりする。
私は手、
もしくは、なんかとにかくかき混ぜられるもの、
で、かき混ぜる時はかき混ぜる。
南部鉄の糠床かき混ぜ専用しゃもじがあるなんて、
知らんかった。
知っても買わねえし。
高えよ。冗談じゃねえよ。
それだけ、手間暇かけて、
糠漬けをいつくしんでるのに、
「糠床からすっぱい匂いがします。
どうしたらいいでしょう」とか、
「糠床にカビが生えてしまいました。
もう駄目でしょうか」とか、
この世が終わった糠漬け愛好の人々の、
悲鳴のようなお助け求むの書き込みが、
たくさんある。
そんだけお世話しててなぜそうなる。
過保護すぎるんじゃねえのか。
うちの糠床は、
放置で虐待だが、
野菜を入れると、
普通に漬かるし。
酸っぱくなったりしたことないし。
カビが生えたこともない。
だし、
「カビが生えてしまいました。
もう駄目でしょうか」
の糠漬け愛好人の書き込みを読んだら、
「真っ白いカビが一面に・・・悲惨です・・・」
と書いてあった。
それ多分、カビじゃねえし。
もともと糠床の中にいる酵母が、
白い膜を作っただけだ。
普通だ。
一日まぜないと大概できてる。
三日も放置しとくと、
表面は真っ白になる。
私は、それも混ぜちまうし。
だって、カビじゃないんだもん。
回答のところには、
「残念ですが、
捨てて作り直すしかありませんね」
と書いてあった。
いや、まだそれ全然元気だし。
やっぱ雑種を放任てのが、
たくましく元気に育つんじゃねえのか。
と思わないではないが、
完全に糠床に対する、
愛情だか、
方向性だか、
世界観だかが違うので、
って、あるのか糠床に世界観なんて・・・
まあ、とにかく、
近寄らないことにした。
だって、糠漬けはすごく好きだけど、
そこって、なんかアウェイなんだもん。
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