2007年10月28日 (日)

ツーアウト千秋楽でした。ありがとうございました!!

Twoout1 「ツーアウト」千秋楽でございました。

初日ちゃんとあくのか・・・
と、ずーっと心配してて、
あいたらあいたで、
お客様いらしてくださるのか・・・
と心配してましたが、

初日はあいたし、
お客様はいらしてくださったし・・・

ほんと、ありがとうございました。

13ステージ、
短い公演期間ですけど、
疲れ果てました、私は。
観てるだけなのに。

駄目出しっていうか、
私の感想を言う集いっていうか、
なんかそういうものを終えて、

「えーと、
千秋楽ですが、
千秋楽だからと言って、
別に特別なことをカマしてやろうとかいう、
そーゆープランとかは、
相変わらずないんですが、
とりあえず、最後に、
出演者の紹介だけしましょうか。
自己紹介ということで、
ひとつよろしくお願いします」

と、言ったら、

草野球チームホケッツ監督役・樋渡真司が、

「飯島も当然出るんだろうな」

と凄む。

いや、別にそんなことですごまなくても・・・

「えーと、じゃあ、一応出ます。
一番、端に並びますから・・・」

とか言ってたら、

おそろしく恐ろしい舞台監督みっちゃんが、

「飯島、そこじゃ、バランス悪い。
樋渡さんの横に入って、
センター割りで」

と、うむを言わさぬトーンで、
立ち位置を決めてくださる。

「はい。
えーと、センター割りだと・・・
このくらいの位置ですか?
えーとえーと、じゃあ、
客席のこのラインを目安にすればいいかな・・・?」

全然舞台に立ってないから、
ただ並ぶってのに、
自分の立ち位置取るのに時間がかかる。

本番じゃ、この位置を取るだけで、
いっぱいいっぱいだと思います。
お辞儀するのだけは、忘れないようにしよっと。

そしたら、
樋渡が、

「舞台に立って俺たちと並ぶつもりなら、
お客様に恥ずかしくない、
せめて普通の顔にしてくれ。
メイクはしろ。
歯が出てるんだから、
出歯が目立たないように、
目の上になんか塗れ。
まつ毛、つけろ」

と、凄む。

だから、すごまなくても・・・

まつ毛なんか、
自前しか持ってないから、つけられないですってば。

奈落でメイクしようとしてたら、
足元灯しかないので、
暗すぎ、
どこに何塗ってるんだか、
さっぱり判らなくなっちゃったので、
楽屋の鏡をお借りすることにした。

「メイクの仕方なんか忘れたし」

と独り言を言いながら、
メイクしてたら、

ホケッツスコアラー草野役・岡田正が、

「舞台なんだから、
舞台メイクになっていいんだから、
アイラインとか、
マスカラとか、
バリバリに入れればいいんじゃ?」

と、舞台メイクアドバイスをしてくれる。

あれ?
マスカラ固まってて使えないし・・・
すみません。
マスカラなしになりました。

でもってメイクしてたら、

演助&舞台スタッフでついてくれてる、
みきちゃんが、

「5分前で~す」

とコール入れるし。

すみません。
飯島、メイクが、
開演に間に合いません。

私が間に合わなくても、
芝居は始まるから、まあいいや。

と言いつつ、
焦りながらメイクしてたのに、

あーあ、M1掛かっちゃってますが・・・

仕方がないので、
楽屋で、タイム取り始める。
一場、冒頭から見れないけど、
よろしく頼む。

とりあえず、開演五分後くらいにメイクし終えて、
って、遅れてるけど。
ロビーまで行って、
モニターで一場を聞いてました。

で、二場で、
客席から登場する太田さんが入るのと一緒に、
客席に入りました。

とりあえず、楽日だけど、
駄目出し&ただの感想を書く。
これはいつ言うのか。
言う機会はないです。
意味ないです。
ただの惰性です。

六場で樋渡に、
ファウルフライが当たるという、
仕掛けがあるのだが、
千秋楽の今日も成功して、
これで全ステージ成功です!!

やった!!!

肩とか頭に、
ファウルボールの軟球を当てて、
しかも、客席だとかとんでもないところに、
一回も、ボールが飛んでいかなかったのは、
奇跡だと私は思います。

これは、
おそろしく怖いけど、腕もいい、
舞台監督みっちゃんの技術と、
樋渡の必死の位置取りのおかげです。

だいたい、
ファウルフライを、樋渡に当てろっていう、
私の要求がちょい無謀かもだ。
勿論のことだが、
「客席には、絶対に飛んでいかないようにしてください」
という条件つきだし。
舞台袖もないというのに。

あ、あと、
仕込みの時に、
100回くらい、
実験のため、
落ちてくる軟球に当たってくれた、
藤本、ありがとう。

で、最後のご挨拶は、
自分も出てたので、
あんまりよく覚えてないけど、
息子の塁冶役・鹿野良太が、
意味の判らない何かをしようとして、
訳が判らなくなっていたみたいな気配がしたが、
私も意味判らなかったし、
見ないことにした。

何が起こっていたのだろう。
なんかホケッツのユニフォームを、
振り回していたようだが・・・

ご覧になっていらしたお客様、
どうもすみませんでした。
意味が判らなかったと思いますが、
私にも、何も判りませんでした。

「ツーアウト」にお越しくださった皆様、
本当に本当にありがとうございました。

千秋楽の本番終了。

そして、

バラシだあああああああ~っ!!!

今回は、バラシ要員が足りないというので、
私もバラシだあ~っ!!
あんまり役には立たないですけどね。

自転車キンクリーツカンパニーの所属だし、
一応20代ということで、
鹿野と、
出川役の出川、
じゃなくて、
瀧川英次も、
バラシ参加だ。

人数が足りないので、
以前、よくうちの舞台に演出部でついてくれた、
小林チーフが、
今は、まっとうな会社の専務さんだというのに、
そして、月曜日は株主総会だというのに、
バラシに参加してくれました。
大丈夫なのか、株主総会。

6時頃には、ほぼバラシ&積み込み終了。
早っ!!
参加スタッフの皆さん、どうもありがとうございました!

Gakuya 楽屋も片付いた。
残ってるのは、
飯島の荷物だけです。

あとは、私がバラシ着から、
普通の服に着替えるだけだ。
が、久々のバラシで汗かいたぞ。
シャワー浴びたいです。
楽屋には、シャワーがあります。
でも、誰も使ったことがないので、
使えるのかどうか不安です。
シャンプーもないし、
シャワー浴びたかったけど、
諦めました。

汗みどろ人間のまま、
打ち上げ突入だ!!!
スタッフ&キャストの皆さん、
本当にお疲れ様でした!!!

そして、
何よりも「ツーアウト」をご覧くださったお客様、
本当に本当に本当にありがとうございました。
少しでも、お楽しみ頂けたのなら、
幸いです。

おそろしく恐ろしい舞台監督みっちゃんが、
帰り際に、
「再演及び次回作の公演時期については、
私が、決めます!!
出演者も、私が決めます!!!」
と、すげえ大声できっぱりと宣言していた。

出演者一同は、
みっちゃんの周囲にわらわら集まって、
「一生、みっちゃんについていきますから、
出してください!!!」
と直訴してました。

「ということで、
私とみきのスケジュールが合うところで、
劇場を押さえてください!!」
と、みっちゃんが、
制作・須藤に、命じている。

えーと、
私も、一生、みっちゃんについていきますが・・・
私は、使っていただけるのでしょうか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・答えてくれない・・・・

てな感じで、
「ツーアウト」千秋楽は、
無事終了いたしました。
多くの皆々様、
色々とお世話になりっぱなしでした。
ありがとうございました。

ふぅ・・・・終わった・・・

★メールくださった皆様、ありがとうございます。
「味々」さん、初日にご覧頂き、本当にありがとうございました。
飯島を見かけたら、遠慮なく声掛けてください。
お風邪は、良くなられましたでしょうか。
「MICHI」様、台風の中、ありがとうございました。
そうです。その横縞インナー着ていたのが飯島です。
今度、見かけてくださった際は、
「MICHI」様も、飯島に声掛けてやってください。
それぞれの出演者への丁寧なご感想も頂き、
すっごく嬉しいです。本当にありがとうございました。
「小西☆」様、メールありがとうございました。
私も、できるなら、名古屋に行きたいんですが・・・・
「小西☆」様も、公演に向けてお忙しいと思います。
頑張ってください。
「土屋」様、千秋楽をご覧頂き、ありがとうございました。
吉祥寺のイベントに来てくださってたとは、
それは、大変貴重で希少なお客様です。
末永くよろしくお願い申し上げます。

メールを下さった皆様、ありがとうございます。
すごく嬉しいです。
励まして頂き、元気づけて頂いています。
ほんとにほんとにありがとうございます。
皆様のおかげで、何とか千秋楽までたどり着けました。
これからも、どうかよろしくお願い申し上げます。

071028_132957 今、演出助手のみきちゃんから、
メールが届きました。
こんな写真がついてきました。
「ツーアウト」の舞台に敷き詰めた砂に、
みきちゃんが書いて、
写真撮って、送ってくれました。
「ツーアウト」の舞台には、
アンツーカー色の砂が敷いてありました。
「ツーアウト」の文字の上に置いてあるのは、
ホケッツステッカーが貼られた、
スコアラー草野さんの携帯です。

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2007年10月27日 (土)

嵐だし嵐だし~っ!

家出る時点から、
大雨ですよ。
嵐ですよ。
台風の影響ですよ。

昨日、「ツーアウト」楽屋で駄目出し風時間に、

「明日は、なんか天気悪いみたいで、
お客様がいらしてくださるかどうか、
すごく心配です」

と、言ったら、

「台風きてますよ」

と言われた。

「台風!? 台風って!? 台風って何!?」

と、私が意味が判らなくなっていると、

「熱帯低気圧ですよ」

と、瀧川が教えてくれた。

・・・・いや、それは知ってる。

問題は、

「今日27日に台風が来る」

ということじゃないかぁ~!!!

27日のマチネの回は、
公演中、最高にご予約のお客様が、
いらしてくださることになっている回だ。
一方、ソワレは、最も少ないご予約しか頂いてない回だ。

最も多くのお客様がいらしてくださるのに、
台風だなんて・・・
ほとんどないロビーがいつもより混雑するし、
傘とかがお邪魔になるだろうし、
濡れてたりなさるだろうし、
遅れたり、来られなかったりする方もいらっしゃるかもしれない。

でもって、
夜は、今判ってるご予約のお客様は、
最も少ない。
つまりは、
「当日券でいらしてくださるお客様頼み!!!」
だ。

台風で、大嵐で、
雨が土砂降り、
風は大風では、
当日券で、
芝居を観にくる気持ちなど、うせてしまうと思う。

私なら、うせる。

私なら、台風と判った時点で、
すぐさま、絶対、行かないことに決める。

・・・・・・・夜、お客様、いないかもなあ・・・・・・

昼をなんとか乗り切って、
夕ご飯でも買いに行こうと、
新宿の街に出たら、
案の定、大雨だ。

すぐさま、地下街に入った。

地下街は、大混雑だ。

東京メトロの、交通情報告知コーナーに、

「JRナントカ線、強風のため運転中止。
JRナントカ線、大雨のため、遅延」

とか次々と表示される。

・・・・やめてくれよお・・・・・・

「今、地下街をお歩きの大勢の皆様!
地下街を歩いていても、
面白くないと思うので、
是非とも、『ツーアウト』にお越しください」

と、営業掛けたい気持ちに駆られた。

ここにいる人が、
ここにいるたくさんの人が、
皆来てくれたらいいのに・・・・

でも、小心者の私は、
そう思っただけで、
劇場に帰ってきた。

雨は降り続いている・・・・

風もかなり強い・・・・

新宿の路上を歩いている人は、かなり少ない・・・

だって、
だって、台風なんだもん。
致し方ないんだもん。
嵐なんだもん。

もう、一人でもお客様がいらしてくだされば、
その方おひとりのために芝居します。
それって却って、お客様、プレッシャーだと思うけど。

と、思っていたら、
意外にも、奇跡的にも、
普通より、ちょっと少ないくらいな感じでお客様がいらしてくださっている。

交通機関の乱れの影響で、
遅れてこられるお客様も、
おいでのようだが、
もう、いくら遅くなってもいいです。
多少であれば、待ちます。
途中からいらしてくださったら、
飯島がそこまでの話の流れを説明します!
・・・それはいらないですか・・・

お一人よりは、かなり多くのお客様がいらしてくれたので、
ほんと、生きた心地がした。

昼と夜の間に、
照明の中川さんが、劇場にいらしてくださった。

「夜、観るんですか?」

と訊くと、

「観るかよ!」

と、怒鳴られた。

怒鳴らなくても・・・
照明プランナーなのに・・・
まだ、本番一回も観てないのに・・・
観てくれたっていいじゃないか・・・

「で、なんかすごいアクシデントとか、
大事件とか起こったか?」

と、中川さんが怒鳴りながら訊く。
いや、だから、怒鳴らなくても・・・

「怒鳴ってねえだろっ!!
なんか、大問題はあったかって訊いてるんだよっ!!」

いや、だから、常に怒鳴ってますってば。

私が、

「小さな事件は数多くありましたが、
大きな問題は、ほぼありません。
何とか乗り切ってます」

と答えると、

「つまんねえな!!!」

と怒鳴って、お帰りになってしまった。

・・・・何しにきたんだ・・・・?

お客様、台風で少ないんだから、観てくれよ。
まあ、お忙しいのだから、仕方ないけど。

そのすぐあと、
たとえば野に咲く花のように」の、
舞台監督の村田師匠が、
私の定位置の階段を訪ねてくださった。

「いーじま、なんか、アクシデントあった?
大変な事件あった?」

といきなり訊く。

舞台スタッフという人種な人は、
なんだろう。
本番に事件が起こってほしいのか。
事件は、舞台で起こってるんじゃない!
事件は、現場では起こって欲しくないんじゃい!
舞台では、芝居が何事もなく行われてほしいんじゃい!!

「で、師匠はご覧になるんですか?」

と訊くと、

村田師匠は、

「え~・・・観せてよお・・・・
何しにきたと思ってるんだよぉ・・・
ここにおしゃべりしにきたと思ってるのぉ・・・・?」

だって、さっき、中川さんは、
おしゃべり怒鳴りにきたし。
村田師匠もそうなのかなと思ったんだもん。

「観せてよぉ・・・
観せてよぉ・・・
観にきたんだからさあ・・・」

と、
村田師匠は、いつものようにぼやき続けている。

判りましたよ、観てくださいよ。

ていうか、観て頂きたいです!!
一人でも多くの方に。
たとえ、師匠でもいいです。
ていうか、師匠に是非観て欲しいです。
お客様、少ないし。

本日「ツーアウト」にお越しくださった皆様、
台風と、交通事情混乱の中、
お越しくださって、
本当に本当にありがとうございまいした!!!!

おかげさまで、
何とか無事に、昼夜とも、
公演することができました。
ほんとありがとうございます!!!!

で、
明日なんですけどね。

千秋楽なんですけどね。

まだ、チケットに余裕がございますなんですね。

千秋楽なのに・・・・

そりゃ、別に、
ツーアウト」は、千秋楽だからと言って、
何かいつもと違ったことをするという芝居じゃないです。
でも、
千秋楽を見逃したら、
もしかして、ひょっとして、
千秋楽以降に、
「『ツーアウト』観たいな・・・」
と、お思いになったとしても、
観られません。

どうか、どうか、どうか、どうか・・・
千秋楽なので、
28日、マチネの一回しか、
残りのチャンスはないので、
しかも、チケットに余裕があるという、
すげえ余裕の千秋楽なので、
どうか、心の片隅とか、
潜在意識の奥の奥とかに、
「観てやってもいい」
というお気持ちがおありの方は、
どうか、是非、いらしてください。

ツーアウト
新宿THEATER/TOPS
14時開演です。
よろしくお願いします。

それで終わりですからっ!!

お願いします~っ!!
最後のお願いですっ!!
ツーアウト」最後の最後のお願いでございますっ!!
ツーアウト」「ツーアウト」を、
どうかよろしくお願い申し上げますっ!!

・・・飯島、何もしてないのに、
声嗄れてるし・・・

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2007年10月26日 (金)

NG!!! と、どうしても打ちたい・・・

ツーアウト」の芝居には、
コンビニのおにぎりが小道具として出てくる。

「今のところは世の中にないおにぎり」
を書いてしまったので、
そのパッケージを、
演出助手みきちゃんが、
稽古の合間に、デザインしてくれた。
けっこう凝った。
何回も作り直してた。

私も、
「ここの字間、
もうちょっと詰めた方がいいと思う。
で、フォント変えて」
とか、注文を出した。
最前列のお客様に、
見えるか見えないか、だ。
凝っても誰にも見えてない確率の方が高い。

そのおにぎりのパッケージは、
芝居中に破られるので、
公演回数分作られた。
小屋入りしてから、
プリントアウトされたパッケージを、
仕上げてくれたのは、
仕込みの助っ人に来てくれた、
山中ちゃんだ。
「ここをこういう風に作っていくと、
早くキレイに出来ます!!!」
と、おにぎりパッケージ組み立ての匠と化していた。

誰にも見えてないかもだが。

が、
徹底的に凝りたい気持ちはとても判る。
そーゆーところに凝って、
密かに喜びに浸っている演出部の皆さんが、
私はとても好きだ。

今日、小屋入り前に、
劇場近くのコンビニに入ったら、
おにぎりコーナーで、
「味噌ラーメン風味おにぎり」
というのを売っていた。

なんだ、それ。
どんな味だよ。
私もそんなおにぎりは思いつかなかった。

もし私が、
「ラーメン味のおにぎり」を書いてたら、
このおにぎりよりも、
パッケージに凝ったかもしれないなあ・・・
と思いながら、見ていた。

興味はあったが、
どうしても、おいしいような気がしなかったので、
ラーメンおにぎりは買わなかった。
ラーメン風味おにぎりは、
ヒットするんだろうか。

どーでもいいけど。

今回、舞台監督をやってくれているみっちゃんと、
稽古中は、演出助手をやっていて、
本番にも演出部としてついててくれてる、
みきちゃんのふたりがいるのは、
基本的に奈落だ。

Naraku それはここだ。
舞台の真下だ。
背中が見えてるのは、みっちゃんだ。
なんか作業中だ。

楽屋は狭いし、
スタッフルームなどないTOPSでは、
ここにいるしかない。

私も階段にいるのに飽きると、
ここに来る。
ここでストレッチしたりしている。

一回、ここで、
みっちゃんとみきちゃんと喋りながら、
ストレッチしているうちに、
開場してしまって、
焦ったことがある。
まあ、私がここに飼い殺しになってても、
公演に支障はないから、
いいっちゃいいのだが。

段々、この奈落の居心地が良くなってくる。
まあ、一ヶ月もずっとここを、
仕事の基地にしたくはないが。

舞台監督のみっちゃんが、
前に、
「いーじまは、演出部としては使える」
と、お世辞かもしれんが、
言ってくれたことがあって、
ものすごく嬉しかった。

そのあとで、
「ホンは遅いけど」
と事実も言われたが。

みっちゃんに「遅い」
と、あらためて言われなくても、
脚本書きとして、
「使える」と言われたことはないので、
ていうか、
なんか仕事という仕事で、
「使える」と言われたことがないので、
本気で、
演出部に転向しようと思った。

で、みっちゃんに、
「演出部やるって言ったら、使ってくれる?」
と言ったら、
「脚本書いて、時間が余ってたら、使ってやらないでもない」
と言われた。

今でもいつでも、
私は、
舞監のみっちゃんのもとで、
働くつもり満々だが、
残念なことに、
本書きとしは、あまり使えないので、
すごくそっちの仕事がのろくて、
演出部の仕事ができる時間がない。
まことに残念である。

開場して、
今日も調光室前の階段に座って、
照明オペレーターの安田さんと、
安田さんが使っている、
ネックライトについての話題で盛り上がっていた。

安田さんのネックライトは、
すごく軽くて、使いやすそうなのだ。
私は、ミニマグライトを首からさげてるが、
これは首が重い。
しかも、紐が絡んで、使いにくい。

「それ、どこで買ったんですか?」
と訊くと、

「やまのみせ」
と答えてくれた。

やまのみせ???

そーゆー名前の照明用品専門店があるのか?
と思ったら、
登山好きの安田さんが、
ちょっとでも暇があると、
とにかく行ってしまう、
登山用品専門店のことみたいだ。

なるほど、
アウトドアグッズだったのか。

舞台スタッフは、
いろんな分野のグッズを、
うまいこと利用して、
舞台で働くための便利グッズにしてしまう。

「私もそれ買おう」
とか言ってたら、

メールが来た。

鹿野からだ。

件名「はじめて一人でできました!」

本文「楽屋中が絶賛の嵐です!(美紀さんを含む)」

Kanojimange これが添付写真だ。

どうも、
若者風無造作髪型のスタイリングを、
瀧川に手伝ってもらわずに、
鹿野が、
自分一人でトライした結果の、
髪型の出来がよいと、本人は思ったようだ。

18時52分に届いた。
19時開演だ。

髪型の出来がどうであれ、
こんな時間に、
こんな顔の写メを、
てめえで撮って送ってくるってことは、
「NG!!!」
って、返信を期待しているとしか思えない。
それがお約束だろう。

すぐさま、
「NG!!!」
と打った。

・・・・が、

待て。

相手は鹿野だ。

本気で「完璧だ!」と思ってるだけかもしれない。

だとすると、
今から、
「NG!!!」と送信したら、
鹿野がパニックになる可能性もある。

「NG!!!メール」をどうにもこうにも、
是非とも送信したい欲望に駆られたが、
私が、鹿野を今パニックに陥れたら、
さすがにそれは、
芝居の出来的に、マズイんじゃと思って、
必死で、自制した。

が、
やっぱ、「NG!!!メール」
を、どうにもこうにも、打ちたかった・・・

今からいきなり打ってやる!!!

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2007年10月25日 (木)

奈落にもいます

低気圧が近づいているせいか、
すげえ低血圧の私は、
とてつもなく身体が重い、
てか、鈍いです。

これまでの生涯で計測した中で、
最低の血圧は、

上が50

下が0

・・・だった。

0 って何だよ。

死人かよ。
ゾンビかよ。

「芝居観てるだけなのに、
身体が重くて、動かないんですけど」

と、
誰に言うともなく言ったら、
舞監のみっちゃんに、

「ストレッチしなさい」

と命令された。

みっちゃんの命令は絶対だ。

ストレッチしましたよ。
奈落で。

今回の「ツーアウト」の舞台上は、
砂が敷きつめてあるので、
出演者も、
ストレッチとか、アップする場所がありません。
奈落でストレッチする人は、
さすがに私以外にはいないが、
皆、TOPSの客席の狭い通路とか、
無いも同然の舞台袖のふりをしてるような狭くさいところで、
縮こまって、ストレッチしてます。

縮こまったストレッチって何だ。
ストレッチって伸ばすもんじゃないのか。

まあ、いいや。
各自工夫してください。

で、
今度の日曜日28日が、
千秋楽だというのに、
今日になっても、舞台で、稽古だ!!

ツーアウト」には、
数え切れないくらいのSEがあるのだが、
音と芝居のタイミングが、
ほんのちょ~っと、微妙~に、
ズレてる感じなところが出てきたので、
確認のための稽古をしました。

稽古終わったら、
どーしたことか、
演出家・鈴木裕美が、
客席に入ってきた。

出演者たちの間に、
一気に緊張感が走る。

私が、何しようが、何言おうが、
全然、緊張感が走ったりはしないが、
鈴木が顔を見せただけで、
ものすごい緊張感が走る。

なぜだ。

鈴木の顔がデカイからか。

皆の緊張した顔を見て、
慌てた鈴木は、

「あ、今日は観に来たんじゃないから」

と言った。
たとえば野に咲く花のように
のマチネの本番が終わった後、
次の用事に行くまでの時間潰し、
っていうか、
携帯のバッテリーを充電するためだけに、
TOPSに立ち寄ったらしい。

「これから、結婚式なんだよね」

え?
は?
結婚式!?
誰の!?

「いやいや、私が結婚するんじゃないから」

だと。

知ってるってば。

なんか知らんが、
披露宴は、
なんたら伯爵邸で行われるということだ。

伯爵邸で披露宴って・・・

それはなんすか。
想像の範囲を超えるくらい、
セレブでゴージャスでハイソなんじゃ?
という、おそろしく漠然としたイメージしか出てこない。

鈴木も、舞監のみっちゃんも、演助のみきちゃんも、
勿論、私も、
全然、具体的なイメージができない。

「伯爵邸って言うからには、
お屋敷と庭園とかがあるんだろーねー」

「庭園でやるのか?
ガーデンパーティですか?」

「かがり火とか焚かれるのか? 庭園で」

「かがり火じゃ、合戦だよ。
法螺貝とか鳴っちゃうよ。
勝ちどきとかあがっちゃうよ」

「とすると、
川中島の合戦的な、
本陣のセットがあるよね。
陣幕とか、
是非、張り巡らせてあって欲しいよね」

「で、二十四将とか、
足軽とかが、
鎧兜に旗指物で、
ドリンクとかお料理とか、
運んだりするんだ、きっと」

「だとしたら、
そのお料理は、合戦の兵糧だから、
竹筒に入った水と、
にぎり飯とかしか出せないんじゃ?」

「いや、でもって、そのあと、
第二幕で、伯爵邸室内に移って、
欧州王侯貴族的な、
ものすごい贅をこらしたディナーと、
大舞踏会の、
本物セレブな、上流階級な、
パーティになるんじゃないのかな」

「だとしたら、踊るの?
舞踏会だとしたら、それは皆で踊るの?」

「王侯貴族の舞踏会だとしたら、
それは、踊るのが礼儀じゃないかなあ」

「凄いね、その披露宴。
とてつもなく、面白そう。
是非とも、目撃したいよね」

「伯爵邸」
という情報しかないので、
どんな宴が催されるんだか、
全くイメージできないただの庶民たちが、
何の根拠もない、
勝手なイメージを膨らませるばかりだ。

そして、
劇場に、
ただ、携帯の充電をしにきただけの鈴木は、
伯爵邸へと旅立っていった。

一方、
舞台監督みっちゃんと、
演出助手みきちゃんは、
奈落へ。

私は、
いつもの階段へ移動だ。

・・・・・・・・・

「伯爵邸」に比べると、
移動する世界が違い過ぎるぞ!!

ツーアウト」公演は、
26日、27日の19時開演の回と、
そして、千秋楽でさえも、
まだ、チケットに余裕がございます!!

お待ちしております!!
待ちわびております!!
観てやってください!!

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2007年10月24日 (水)

本番か、足裏か

ツーアウト」は、
休演日の翌日でしたが、
スタッフ・キャスト全員、
今日、公演があることを忘れずに、
劇場に来たので、
無事、公演することができました。

来なくても、舞台に支障がないのは、
私だけ。

休演日ってけっこう不安になります。
絶対に今日は休演日だと判っていても、
朝、心配になって起きて、
「今日、休演日だよな、本当に休みだよな。
ただの私の勘違いで、本当は、公演あったらどうしよう・・・」
と、不安になります。
カレンダーと、
時計と、
新聞と、
テレビのニュースとかと、
パソコンの時刻表示と、
ちらしを見比べて、
「あきらかに、休演日だ。
それに、昨日、帰る時、
『明日休演日だから、またあさってね~』
と、皆と別れたのだから、
休演日に間違いない」
と思っても、
まだ、何かが信用できず、
「ま、公演あるんだったら、
『なんで来ないんだ!!』って電話来るだろう」
ってことで、
何とか自分を納得させようとします。

今回の公演には出てないですが、
自転車キンクリーツカンパニーの、
池田貴美子は、
休演日に、
日帰りで、
箱根とかに行って、
温泉に入って、
マッサージして、
おいしいご飯を食べてきたりするそうです。

一人で。
休演日に、ですよ。
箱根まで、ですよ。
よくそんな勇気があるなと思います。
私は、休演日だと確実に判ってても、
どこか不安で、
あまり家を離れられません。

今回なんか、
私がいかなくても、
何の問題もなく、公演はできるのに、
それでも不安だ。
おそるおそる、
近所の足裏マッサージに、
頑張って緊張しながら、行っただけです。
足裏マッサージに、
緊張しながら行って何の意味がある。

TOPSの階段にずっと座りっぱなしで、
あとは芝居を立ち見してるだけの日々なので、
足痛くなって、
足重くなって、
寝てると、またしてもまたしても、
ふくらはぎがつって、
目が覚めます。

で、今日も、
劇場に入ってから、
開演前の何もすることがない、
階段に座ってるだけの時間に、
座って、足をむくませておくんのも何だなと思って、
アルタの地下の
リフレクソロジーだかなんだか、
足裏マッサージに行きました。
毎日、足裏マッサージするなんて、
物凄い贅沢で、
現実は、そんなお金はないのですが、
そんなこと言ってる場合じゃないくらい、
夜中に、足がつります。
お金には替えられない。
お金、ないけど。

リフレクソロジーの受付で、

「18時半からなら、ご案内できますが・・・」

と言われました。

18時半。
開場時刻です。
30分マッサージしてもらうと、
ちょうど、開演時間。
そして、私がいなくても、
芝居は、何の支障もなく始まります。

けど、
私は、すげえ小さい勇気しか持ち合わせてない、
ていうか、
とてつもない小心者なので、

「じゃあ、いいです・・・」

と言って、足裏マッサージはしませんでした。

足が重い~、
足が痛い~、
かかととふくらはぎが特に痛い~、
寝てると足がつる~・・・

けど、
私のふくらはぎの不調とは関係なく、
今日も芝居は無事でした。

まだまだまだまだ公演しております。
ツーアウト」は、28日まで公演しております。
皆様のお越しを、
心よりお待ち申し上げております。
マジ待ってますから!!

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2007年10月23日 (火)

100円500円

ツーアウト」は、
23日は、休演日でした。
が、洗濯とか掃除とか仕事とか、
更新料を払えだの家賃を払えだの、
そーゆーことが、
溜まりまくっています。

公演やってた方が、
私はやること少なくて楽です。

どの公演の日だったか忘れたが、

鹿野くんが飯島さんを捜してますが・・・」

と、誰だかが知らせてくれた。
なんだ、何があったのだ。
緊急事態か!?

勿論、緊急事態だろう。
世間話だの、どーでもいいことで、
私を呼び出すのだとしたら、
いい度胸じゃねえか、鹿野。

楽屋にいくと、
鹿野が、

「あの、飯島さん、
この500円玉なんですけど・・・」

ごひゃくえんだまぁ~????

五百円玉が何だというのだ。

ちなみに、
ツーアウト」の芝居の中には、
五百円玉は出てこない。

鹿野
「ワールドカップの、
記念硬貨の500円玉なんですけど、
これって、価値ありますか?」

だと。

だとさ。

すでにグラウンド整備されている舞台上を、
踏み荒らしてはいけないと、
細心の注意を払いつつ、
しかも最速で、
楽屋まで到達したというのに・・・

500円玉の話かよ・・・・

まあ、確かにこの記念硬貨は、
私も初めて見た。

お、南北アメリカヴァージョンだ。

「価値があるかと訊かれると、
そんなに価値があるもんじゃないと思う。
私も初めて見たし、
枚数はそれほど発行されてないとは思うけど」

と、答えた。

繰り返すが、
ツーアウト」の芝居の中身とは、
一切関係ない。
ツーアウト」は、草野球のベンチが舞台の芝居ですから。

樋渡が、

「ほらあ、価値なんかねえんだよ!
コインショップとか持ってっても売れないんだよ!
しかもだよ、記念硬貨で、
未使用っていうなら判るけど、
これ、もう流通しちゃってるし、
駄目だよ。
価値ないよ!」

と言う。

私が、

「売ろうってつもりで、
価値があるかって訊いてるなら、
それは、ないと断言していいと思う」

と言うと、

鹿野はがっかりしている。

樋渡が、

「俺が、いくら価値はないって言っても、
鹿野は、
『でも、飯島さんに訊いてみる』って、
きかないんだよ!
ほら、価値ねえんだよ!
それでも納得できないなら、
なんでも鑑定団に持っていけ!」

と、言うと、

鹿野は、

「判りました。
じゃ、樋渡さんにあげます」

と、樋渡に渡した。
それを受け取って、
普通の500円玉を、
鹿野に渡した樋渡は、

「やった!!!
ラッキー!!
儲け!!
これ、明日、
コインショップに持ってこうっと!!」

と、500円玉を磨き始めた。

それを見た鹿野は、

「え!?
嘘っ!?
売れるんですか!?
騙したんですか!?」

と、慌てている。

売れるわけねーだろ。

しかも、南北アメリカだけだし。
アジアオ・セアニア版と、
ヨーロッパ・アフリカ版との、
三枚セットの未使用だとしたら、
ネットオークションとかなら、
何とか、売れる可能性もないではないが、
それでも、一枚500円に、
ほとんど上乗せはないんじゃないかと思う。

でも、鹿野は、

「皆で、僕を騙したんですね!?
ほんとは、価値があるんですね!?」

とわめいている。

だから、

ねーよ!!

鹿野をからかって、
気がすんだ樋渡は、
あとで、私に、
そのコリアジャパン・南北アメリカ500円玉をくれた。
勿論、普通の500円玉と交換だけど。

私がそれを財布に入れようとしたら、

樋渡が、

「普通のと一緒にしたら、
間違えて使っちゃうだろ。
別にしとけよ」

と、アドバイスしてくれた。

私は、

「大丈夫、使わねーよ!」

と普通に財布に入れた。

が、

が、だ。

今日、打ち合わせ中に、
缶コーヒーを買おうと思ったら、
小銭が500円玉1枚しかなかったので、
何気なく入れちゃった。

・・・・・・・・

私の財布の中の、
一枚しかない500円玉といえば、
2002FIFAワールドカップ記念硬貨、
南北アメリカバージョンしかない。

・・・・・・・・

缶コーヒーと、
普通の100円玉が、
おつりに出てきた。

・・・・・・・・

鹿野より馬鹿の私・・・

2002FIFAワールドカップ記念硬貨、
南北アメリカバージョンは、
今、帝劇の地下6階の稽古場の、
自動販売機の中にあります。

さようなら、元気でね。
2002年FIFAワールドカップ・コリアジャパン記念500円硬貨南北アメリカ版・・・

明日24日(木)から、
28日(日)まで、
ツーアウト」は、
まだまだ公演しております。

くどいようですが、
27日土曜日の2時の回以外は、
まだ、かなり、
チケットに余裕がございます。

どうか、
ご友人、ご家族ご親戚、
職場の皆様、
お知り合いというお知り合いと、
お誘い合わせのうえ、
ご一緒に、多くの皆様で、
お越し頂ければ、
とてつもなく幸いでございます。

そして、
もう、ご覧くださったという奇特な方で、
「もう一回見てやらないでもない」と思っておられる、
奇跡の人が、
もし、いらっしゃいましたら、

「二回も見ようという気になってくださってありがとうございます緊急キャンペーン」
として、
ご覧頂いたチケットの半券をお持ち頂ければ、

100円!!!!

割引きさせて頂きます!!

100円!!!!

です。

なんと、100円!!!!

です。

100円かよ!
もうちょっと割り引けよ!
と、
お思いのことと存じます。

できるなら、
もうちょっと割引きさせて頂きたいところなんですが、
ついさっき、決まったものですから、
100円が目一杯です。
ほんとすみません。

で、芝居観たあと、
缶コーヒー1本、
豪勢にお飲みください!!

あ、飲めねえか。
120円じゃないと、
缶コーヒー飲めないか・・・

えーと・・・
じゃあ・・・
税込み100円ショップに行って、
何かお好きなものをお求め頂くことができますので・・・

ほんと、
気は心ではございますが、
どうか、
まだご覧になっておられない多くの皆様、
そして、すでにご覧くださった奇特な方、
ツーアウト」観にきてください。

二回目のご来場のお客様は、

なんと驚きの、

100円!!!!

の割引きでございます。

(ちゃんと全部100円て打ってあるよな。
タイプミスで、0、ひとつ多く打ってたら、
エライことだ・・・・
大丈夫か、私・・・)

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2007年10月22日 (月)

ここでも黄昏れてます

私のとーちゃんかーちゃんが、
ツーアウト」を、
観に来たんですが、
でもって、
私んちに泊まっていったんですが、
さらに、翌日は、弟の家に4歳甥に会いに行って、
七五三の祝いを渡して、
そのあと、父は秋葉原に買い物に、
母は、新宿で買い物をして、
映画観て、帰っていきました・・・・

元気だ・・・・

両親元気なのはとてもありがたい。

うちに泊まってくれるのも、
別にいい。
普段なら。

普段は寝るとかくつろぐとかだけしてて、
絶対に仕事なものは持ち込まないようにしている、
和室に寝てもらえばいいだけの話だ。

が、今は、その和室も、
仕事部屋と化したまま、
掃除もなんもしてねえんだってばよおおおおお~!!

前日、芝居がはねてから劇場から帰ってから、
夜中に片付けして掃除して、
父母が寝られる場所を作りましたよ。

だから、寝る時間がなかった・・・

母は、
「今公演中だって判ってるから、
散らかってても全然いいから、
台所の隅でも、寝ようと思えば寝られるんだから、
何もしなくていいのよ」
とは言ったが、
その台所も、
捨ててないゴミ袋置き場になってるので、
いいのよと言われても、
場所ないんですよなので、
掃除するしかなかったんですってばよおおおおおお~!!

ま、どうせ掃除はしなきゃいけないんですけど、
だから、いい機会と言えばいい機会だから、
全然いいですけど。

でも、寝られなかった・・・

父は、自分も中学の時から軟式野球をやってて、
草野球もやってたので、
草野球チームの監督役の樋渡に、
すごく思いいれてしまったみたいだ。
そして、草野球人的な細かいネタが、
けっこうお気に入りで、
ちょっと声出して笑いたかったみたいだが、
他のお客様が、
静か~にしているところなので、
笑っては迷惑だと思って、
我慢したそうだ。
隣で、父が、
下を向いて、
肩と背中をひくひくさせているので、
母は、
父が、
「気持ち悪くなっちゃったのか」
と思ったそうだ。

おとーさん、
笑いたいところがもしあったとしたら、
笑って頂けると、
出演者も、嬉しいと思うので、
特に、草野球人的なところは、
お客様の反応があると、
草野球人役の人たちは、
特に嬉しいと思うので、
一人でも笑ってくれていいんですよ。
別に、携帯鳴らしちゃったわけじゃないんすから。

母は、
野球はさっぱり判らない人間だが、
岡田と、
太田志津香さんがお気に入りになったみたいだ。
岡田も太田さんも、
うちの母にお気にいられても、
別に嬉しくないと思うが。

母は、
「太田さんてさ、時々、松たか子さんに似てるわよね」
と言ってた。

太田さんは、とってもチャーミングだが、
私は、
「松たか子さんに似ている」
とは、カケラも思ったことはない。
だって、似てないんじゃ?

で、次の日、
楽屋で、
ネタのつもりで、
「うちのかーちゃんが、
太田さんが松たか子さんに似てるって言ってたんだけど」
と、太田さんに伝えた。

私としては、
「えー、似てませんよ」
とかいうリアクションだと思ってたら、
太田さんは、
「うちの親も、そう言います」
と真面目な顔で答えてくれた。

え?
太田さん、
マジ、
松たか子に似てたの?

いや、太田さんはマジ可愛いです。
けど、松たか子さんに似ていると思ったことは一度もありませんでした。

でも、うちの母と、
ご本人、太田さんの親御さんの、
少なくとも世界で二人の人が、
「似ている」
と言うからには、
どっか似てるのかもしれない。
私には判らないですが。

で、太田さんは、
「文学座の松たか子」
と呼ばれるようになりました。

相変わらず、劇場ではいる場所のない私は、
たまに、階段に座っているのに飽きて、
TOPSビルの裏の階段で、
煙草吸ってることもあります。

Kituennnokesiki ここです。
下に見えるのは、靖国通り、
向こうに見えるのは、歌舞伎町です。
今日は、
警察官の皆様が、
「歩き煙草はやめましょうキャンペーン」
をやってて、
街路で煙草吸うと注意されます。
私は、普段から、
歩き煙草は絶対にしませんが、
なぜか、喫煙者と警官にさとられて、
「歩き煙草はやめましょうねチラシ」を頂戴してしまった。
が、ここは、
街路ではないし、
楽屋や劇場にも迷惑にならないところなので、
心おきなく煙草が吸えます。

段々、ここで煙草を吸うと、
くつろいだ気分になるようになってきました。

休演日をはさんで、
24日(水)から28日(日)まで、
ツーアウト」は、公演をしております。
平日の夜の回、
そして、土曜も夜の回は、
まだまだ、チケットがございます。

って、それ、ほとんどじゃねえか!!!

偶然にも、
ここをお読みくださった皆様、
もう運命だと思って、
劇場にいらしてください。
で、さらにわがままを言わせて頂くなら、
お友達、ご親戚、お勤め先、隣近所など、
お知り合いというお知り合いに、
「『ツーアウト』という芝居をやってるらしい。
騙されたと思って、
行ってみるといいかもしれない」
と、何かの機会に、
お伝え頂けると幸いでございます。

お願い申し上げます。

ていうか、
助けて・・・

|

2007年10月21日 (日)

ここにいます

Kokoniiru 本番前の開場した後とかに、
基本的に、
私はここにいます。

ここはTHEATER/TOPSの、
階段の途中です。
TOPSでの公演の場合は、
大概ここにいます。
他にいる場所がないからです。

で、私が開場時間に、
ここに座っていたら、
お手洗いに行っていた、
音響の小宮さんが、
私に小さな声で耳打ちしました。

「あの・・・・
鹿野くんの髪型なんですが・・・」

え?
なぜ、音響の小宮さんが、
鹿野の髪型について、
私に報告してくれるのだ・・・?

小宮さんは続ける。

「鹿野くんは、
鏡見て、
『完璧だ!!』って、
楽屋中の全員に聞こえるくらいの大きな声で独り言を言って、
完全に完璧だと思っている上に、
演助のみきさんに、
『今日は、完璧に、飯島さんのイメージ通りのスタイリングになりました』
と自慢げに報告してました。
みきさんも、
『ちょっと違うな』と思ったのか、
『鹿野くん、それじゃあ、強風の中を歩いてきた人みたいだよ』
って言ってたんですが、
全然、鹿野くんは聞いてなくて、
『今日は完璧!!』
って、また大きな独り言を言いながら、
去っていってしまったんですが・・・・
大丈夫でしょうか・・・・」

それは・・・・
大丈夫じゃないような気がする・・・

と思ったけど、
開演の20分前くらいだったので、
今から私が行ってみて、
「全然駄目だ」
と言ったら、
鹿野が、パニックして、
芝居どころじゃなくなったら、
最悪なので、

「えーと、鹿野が出るまで、
開演から三十分くらいあるから、
その間には、ちょっと落ちつくんじゃないかな・・・」

と希望的観測で、
見ないことにした。

ヘアメイクさんがついててくれれば、
何の問題もないのだが、
そんな予算は、
どこにもないので、
役者さんにご自分でやっていただいている。

せめて、
私が多少なりともできれば、
まだいいのだが、
自分の髪の毛さえ、手に負えてない私に、
何ができるというのだ。

鹿野には、

「えーとね、
今どきの若者が、自分で頑張ってスタイリングした風な、
高校生とかでさ、
パーマはかけちゃいけない人が、
毛先とか、ちょっとつまんでねじって、
ナチュラルな無造作風な跳ねがある感じに仕上げたいんだけど、
あきらかに、
『おまえ、その髪の毛のスタイリングに、1時間くらいはかけただろう』
って感じに、
あからさまに頑張った、
無造作ナチュラルな髪の若いもんが、
よくよく電車とかに乗ってるじゃん。
あーゆー感じにしてほしいんだけど」

つまり、

「頑張って自分でやった無造作風」
の髪にして欲しかったのだが、
あんまり、伝わらなかったみたいだ。
でもって、
実際に、私がやってあげられればいいのだが、
私自身も、
「無造作なスタイリング」など、
まったくできない。

なので、

「えーと、自分の手でナチュラルにした感があればいいです。
できるだけ、鹿野くんが思う、
無造作にしてみてください」

と、結果的に言っておいてあった。

で、

「鹿野の思う完璧ってどんなだ・・・」

と、思いつつ、本番見てたら、
鹿野が出てきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

これは・・・・

これでは・・・

これではまるで・・・・

・・・・きのこの山だ・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿野は、
髪の毛が太くてボリュームがある方なので、
「髪の毛切ります」
という時に、
「シャギー入れてもらって」
とは言ってあったのだが・・・
それなのに、
根元から髪の毛が全部立っている感じで、
ただの、

「頭のデカイ人」

になってる。

「何もしないでって言った方がよかったかも・・・」

と、すげえ後悔した。

で、鹿野は、
怒ってる芝居が多くて、
その「きのこの山」のような、
ボリュームの髪型で、
怒りの表情をすると
私には、

「うしろの百太郎」

にしか見えない。

普通の、どこにでもいる、若い者、

に見えたいのに、

「うしろの百太郎」
に見えては、
これは非常にマズイ。

それでは、
どこにでもいる若者、
ではなく、
この世にいない人だ。

でも、今本番中だし、
どうにもできない。
「うしろの百太郎」の回をご覧になったお客様、
ほんとすいません・・・・

私の指定の仕方が、完璧に間違ってました。

「きのこの山」で「うしろの百太郎」の本番の後に、

「ごめん、鹿野くん、
私が悪かった。
普通にして、ただの普通・・・」

と、言い直した。
そしたら、

「ふつうって・・・・・・・?」

と凄く悩んでしまった。

なので、
瀧川が、鹿野のスタイリングをやってくれることになった。
ありがとう、瀧川。
普通にしてあげて。

今日、日曜日には、
鹿野のご親族の皆様が、
観にいらしてくださった。

瀧川がスタイリングやってくれたので、

普通、

だった。

よかった・・・

「うしろの百太郎」じゃなくて・・・・

で、
鹿野のご親族の皆様から、
萩の月とか、
ずんだ餅とか、
仙台銘菓「伊達絵巻」とか、
焼きさば寿司とか、
そして、
稽古場と楽屋で話題騒然の、
仙台銘菓と言うほど有名ではないらしいが、
鹿野家では、
常備されているという
「パパ好み」
というお菓子とか、
たくさんの差し入れを頂きました。
ごちそうさまでした。

月曜日も公演あります。
これから続く平日の回は、
比較的、
ていうか、
かなり、チケットがまだございます。

どうか、
どうか、
くどいですが、
二重の膝を三重にも折って、
伏して、
お願い申し上げます。

ツーアウト
観に来てください。

|

2007年10月20日 (土)

見えていたのか・・・

本番前に駄目出しをしていて、
芝居の本筋とはほぼ関係ない、
どっちかってばどーでもいいとこに、
駄目出しとかいうレベルでなく、
感想程度の気持ちで、

瀧川に、

「瀧川くんさあ、
あの、どーでもいいネタのところ、
今、やってるヴァージョンの方が、
基本だし、アベレージ出るとは思うけど、
私個人としては、
前に一回やったマニアックなやつのが好きなんだけど」

と、軽い気持ちで言うだけ言ったら、

瀧川は、

「飯島さん・・・
やっと言いましたね・・・・
そこについて、
ここにきて、
ようやくのコメントですか。
そこは何も言われないから、
どう思ってるのか判らなかったんですよ。
何か言ってくれるの、待っていたんですよ、こっちとしては」

と、なんか微妙に上から目線なニュアンスの言い方だ。

瀧川、俺に向かって、駄目出しの駄目出しかよ!!

いや、私に向かって駄目出しするのはいい。
が、なんだろう、その上から物言いは、
何様だよ!!

本筋とは、まったく関係ない、
どっちかってばどーでもいい、
かなりネタよりなとこだから、
ちょっと「ほんとどーでもいいし・・・」とは、
思ってたりしたんですが。
とは言うものの、
芝居のうちには違いない。
「どーでもいいってわけでもない」
のも確かだ。

「じゃあ、マニアックヴァージョンの方にチャレンジしてみてください。
爆死したら、爆死したで、全然いいです」

とは言ったものの、
やっぱ、引っかかるぞ。
「ようやくコメントしましたね」のニュアンスとか、
「こっちとしては」のトーンだとか、
なぜ、そんなくだらないところで、
上から目線なのだ、瀧川!

と、ちょっとムカつかないでもなかったが、
てか、
ムカついたが、

まあ、チャレンジしてくれ。

で、
爆死なら、
「気がすんだ?」
って言って、前のヴァージョンに戻すつもりでいたら、

瀧川、
本番で、
爆死どころか、

不発・・・・

爆死より悪いじゃねーか!!!
どうせなら、爆死しろ!!!

マチネとソワレの間の駄目出しで、

「瀧川くん、
あそこ、不発で、、
なんでもないことになってしまったので、
夜、もう一回チャレンジしてください。
で、爆死かキメるか、
どっちかにしろよ!!
私の気がすまないじゃねーか!!」

と、私は、
「ちょっと戦うぞ口調」で言ってしまった。

上から目線争いをして、
そんなことで、
戦っていてどうする、私。

瀧川とくだらないことで、
戦ってる場合じゃなく、
芝居を良くするための駄目出しなのに・・・

しかも、
瀧川は別に私と戦うつもりは全然ないと思うし。

反省しよう、
意味なく負けず嫌いになってる場合じゃない。
芝居を良くするためのことを考えろ、私!

ソワレには、
ただいま本番中で、
新国立劇場中劇場で、
たとえば野に咲く花のように
を、公演中の、
演出・鈴木裕美が、
観に来てくれた。

本番中で、
さらに、
ハレルヤ!」の稽古も、
あるってのに、
観に来てくれてありがとう、鈴木。

で、終演後に、
(・・・って終焉って変換しちゃった・・・
終焉してる場合じゃないだろ)

で、終演後に「鈴木を囲む会」で、
ちょっと呑みに行ったら、

出演者たちの言うことにゃ、
本番中に、
舞台から私が見えてるのだ、
ということが判った。

私は、客席の目立たない隅の隅の隅っこ~の方で、
気配を消して、
舞台見ているというのに、
見えているらしい。

しかも、
私は、
「見えてるわけない」
と思い込んだので、
芝居観ながら、
「OK!」とか、
「駄目!」とか、
「ガッツ!」とか、
「回れ回れ!」とか、
思いっきり、
ジャスチャーしてしまってた。
それも、全部、

「見えてる」

のだそうだ・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・しまった・・・・

大馬鹿でした。

ていうか、本番中に駄目出ししてるのが、
舞台から見えていたなんて・・・

すげえ、迷惑な奴じゃねーか!!!

迷惑だし、
芝居の邪魔だ。
いやがらせかよ!だ。

・・・・反省しよう。

ツーアウト」は、
明日は、マチネ一回ですが、
休みで暇をもてあましている方で、
気が向いた方は、
どーか観にいらしてください。

私は、
目立たないように、
芝居の迷惑にならないように、
明日から気をつけます。

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2007年10月19日 (金)

花丸ってありかよなしだろう。

今日は、遅れてはいかん!
と思って、
4時前に、劇場に入ったら、
ロビーで、
すでに、樋渡と瀧川が来ていて、
何か張り詰めた様子で待機しています。

私の顔を見るなり、
樋渡が見たこともないような、
ものすげえシリアスかつ真面目な顔で、

「飯島、相談があるんだけど・・・」

と、聞いたこともないような、
深刻な声かつ表情で、
言い出したので、
一体何事なのか、
どんな深刻な相談かと思ったら、

「5時半には、カレーを食べ始めたいんだけど、
それまでに、悪いけど、
駄目出しと稽古を終わらせてもらえないだろうか・・・」

ってことでした。

「いや、それくらいには、全然稽古終わると思うけど、
私もカレー早く食べたいし」

と、言うと、

「そうか・・・よかった・・・」

と、樋渡、シリアスにため息ついてました。

そんなに「カレーの時間設定」が、
心配だったのか・・・

今日は、
樋渡が、
実際に監督やってる、
草野球チーム・GOGO’Sのメンバーの方が、
カレーを差し入れて下さるとのことです。
・・・えーと、
バルチックカレーだっけ?
スペイン無敵艦隊カレー?
埼玉海軍カレー?

・・・・・・・・・・

ほんとーに、すみません。
ちゃんとお店の名前、
確かめてこなかったです。
明日、今一度確かめます。

昨日から、

「今日は、カレーがいただける日!!」

という告知があったので、
私も、勿論、朝から、
何も食べずに劇場入りしました。

瀧川も、
何も食わないで来たみたいです。
で、制作もまだ来てないのに、
早々に小屋入りしてます。
理由は、カレー待ちです。

瀧川は、

「もうすでに、今、まさに現時点で、
めちゃめちゃ腹減ってるので、
駄目出しにも稽古にも、
どうにもこうにも、集中できそうにないです」

とか、言ってます。

私もすげえ空腹で、
血糖値下がってる感、濃厚ですが、
それぞれのスタッフのスケジュール進行の問題もあるので、
まず、稽古しようよ。

てことで、
最初に、
駄目出しのようなことを、
言うふりをする時間。

昨日の芝居全体じゃないが、
樋渡の出だしが調子良かったので、
飯島のメモには、
「監督(樋渡のこと)、
そこは、それくらい、調子に乗ってやって、OK」
とか言う意味のことが書いてあって、
駄目出し帳のはずだが、
花丸が書いてある。

駄目出し帳なのに、
花丸を書いてる私もどうか。
勿論、奇跡のように素晴らしい出来ということではないが、
その花丸を書いた時点では、
樋渡の芝居が、
私が結構好きな芝居だったみたいだ。
よく覚えてないけど。

Hanamaruda これがメモの花丸だ。
本番中に暗い中で、
手元見ないで書いてるので、
ゆがんでますが、
まんなかの右の方にあるのが、
本番中に、つい書いてしまった花丸です。

けど、
「花丸」って言うのも、
駄目出しのようなものを言うっていうのに、
さすがに、馬鹿みたいだし、
適切じゃねえか、と思ったので、
どう言ったらいいかなと思って、

「えーと、樋渡さんを・・・
褒めるっていうか・・・」

と言い掛けたら、

樋渡が、

「やめて、俺、褒められると増長するタイプだから」

と、言ったので、

「あ、そーですか。じゃ、やめます」

と、言うのはやめにしました。

慌てて、樋渡が、

「いや、俺、褒められると伸びるタイプだから、言って言って」

と言ったのですが、
絶対に言いませんでした。
だって、

「そこ、花丸です」

って、
演出のコメントとしてどうだろう。
駄目なんじゃないかな。
駄目演出ではあるけど、
駄目出しのようなことを言うのに、
さすがに、

「そこ、花丸です」

って、どんな駄目出しだ。

駄目出し風な台詞じゃないです。

なので、言いませんでした。

「そこは、そこは一体、何なんだ・・・・」

と、樋渡は、ずっと言ってました。
が、
絶対に言わないことにしました。

「そこ、花丸です」

だけだけど。

駄目出しのようなことを言うふりをする時間と、
そして、稽古終了。
で、劇場に入った時から、
樋渡がすごくスケジュールに気を揉んでた、
カレーの時間。

めちゃめちゃ、おいしかった。
持って帰りたいくらいだったです。
ごちそうさまでした。

さあ、三日目だ!

で、本番見てたら、

「あああああああっ!」

また気づいてしまったことがあり、
私は、一人で爆笑だ!
すげえ、爆笑だけど、
駄目出し風の時間は、
明日の12時すぎからで、
まだ言ってないので、
さすがに書いては駄目だろう。

・・・・言ったら、本人傷つくかもしれない。
言うのやめようかな。
でも、言うのをやめて、ここに書くのはさらにまずいだろうな。

・・・・どうしよう・・・・

ま、芝居全体に影響を与えるような、
ものすごく重大なことじゃなから、
言っても言わなくても、
どっちでもいいんだけど、
けっこう静かなシーンだったので、
私は、笑いを抑えるのに苦労しました。
いや、芝居的には、
笑えるとこでもないし、
面白くもなんともないことなんですけどね。

ツーアウト」は、
草野球のベンチが舞台で、
ずーっと野球の試合中の話ですが、
別に、野球のことが全然判らなくても、
ストーリーは、当然すべて判ります。
話は、試合とか野球とかとは、
直接関係ないからです。
てか、
全然関係ないです。

マニアックな野球ドラマを期待していらして下さる方、
が、もしかして、ひょっとして、
おられるとしたら、
ちょっと・・・そうじゃないです。
ごめんなさい。

そして、野球が全然判らないという方も、
芝居観る上では、全然支障はないので、
野球に興味がなくて、
芝居に興味がある方は、
是非とも、お越しください。

てか、お時間のある方は、
助けると思って、
とにかく、観に来てください!!!

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